Unexpected Arrival(第十七幕 寿司侍)
いつものオープニング。
そして海。大きなクーラーボックスを引いて、釣竿を担いだ青年が歩いてきます。
アントニオ「あれか。やっと着いたんだ。今、行くから待ってろよ。絶対楽しくなるぜ。…まだ出るな」←烏賊折神がクーラーボックスから顔を覗かせてます。
シンケンと比べると、いきなり三幕から始まっていて、十三~十六幕を抜かしているので、11話にして早くもアントニオ(源ちゃん)登場です。ジェイデンなど他のキャストはオリジナルメンバーに似せようという気は多分ないと思うけど(ミアとエミリーは身長差とか似てるけどそれは変身後に合わせるためな気がする)、アントニオだけは雰囲気は一番オリジナルメンバーに近いと思います(太さは全然違うんだけど^^;)。
スキマセンサーが鳴り、ジェイデン達が街へ出る。パワレンサムライは港町っぽいところが舞台になってるけど、どこで撮影してるんだろう? ジェイデンだけが小さな竜巻のようなものを感じる。
エミリー「ジェイデンどうしたの?」
ジェイデン「誰かの視線を感じたんだけど…もう消えた」ケビンの方を向く
ケビン「…」ケビンが側溝からスキマセンサーを取り出す
ケビン「ギャップセンサーは確かに反応した」←あ、ギャップセンサーっていうんだった
ミア「でも何に?」
ジェイデン「行こう」
ジェイデン達が立ち去った後、アントニオが姿を見せる。
アントニオ「さて、仕事を始めるとするか」
人物紹介オープニング。さすがにまだアントニオは入ってないか。
シバハウスに戻ってきたジェイデン達
ジイ「早かったな」
マイク「何にもなかったからさ」
ケビン「ギャップセンサーは問題なし。でもどこにもナイロックはいなかった」
港。誰かが矢を撃ち込む。
物音がしてジェイデンが玄関先に出ると矢文が刺さっていた。
アントニオ「命中!」←シンケンでもそんなに分かりやすく源太がやってたことになってたっけ?
シバハウスのみんながいるところに戻ってきて
ジェイデン「『もうすぐ会える』と」
ミア「会えるって誰? ナイロックが来るの?」
ジイ「違う。奴らは入れない。守りのシンボルに守られているからな」
マイク「じゃあ誰の仕業だ? こいつ、誰かが撃ち込んだんだろう? なんか臭うんだよね」
エミリー「ホント、怪しい」
マイク「イヤ、魚みたいな臭い。嗅いで」
エミリー「くさっ」
夜のシバハウス
ジェイデンの自室(かなり広そう)。壁には『火』の一文字が入った額縁が飾られていて、その前の机で何やら筆で文章を書いている金髪青年…視線を感じて振り返る
ジェイデン「誰だ!」
部屋に入ってくるマイク
マイク「ジェイデンどうした」
ジェイデン「何かいる。ホラ感じるだろ?」
ケビン「イヤ別に何も」
ジェイデン「シッ」ジェイデンが慎重に部屋を見回し、部屋の扉を開けるとそこから剣道の防具が転がってきた
ミア「もう脅かさないでよ」
ジェイデン「絶対何かいたんだ」
マイク「でも何もいないぜ」
ジェイデン「この世のものじゃない何かの気配を感じたんだ」
ミア「でもねジェイデン、私達は感じてない。気のせいじゃないの?」
ジイ「自分の感覚は大切だ。だが私も何も感じていない」
そこでまた何かを感じたジェイデンは『刀』のモヂカラでシンケンマル(スピンソード)を出し、エミリーの目前で寸止め。
ジェイデン「ごめん、エミリー…どこにいる」部屋の外へ出ていってしまう
いつも稽古している道場でもひとり部屋を歩き回るジェイデン。後をついてきたケビン達
マイク「あれヤバいって。すっかりいるって思い込んでる」
ケビン「なぁみんなは何か感じたか?」
首を振るミア達
ウルペス(イサギツネ)「鏡よ鏡、世界で一番レンジャーを怯えさせるのはだーれだ? はっはっは…」
洗面所
ジェイデン「絶対何かいる」
ウルペス「ほーらもっと悩め。それっ」
洗面所で顔を洗う
ジェイデン「ん…消えた?」なるほど風呂場のシーンがこれになったか。
翌日、昨日の港町
ケビン「やっぱりギャップセンサーには異常なしだ」
ミア「じゃあ何か見落としたんじゃないの?」
マイク「矢を放った奴とか」
ケビン「そうだな。怪しい奴がいないか見回ろう」
マイク「だな」
アントニオ「ピチピチの魚だよ。生でも焼いてもうまいね。魚買って行かない?」
通りかかったエミリーにチラシを渡す。チラシに書かれた文字を見るエミリー。すぐ目の前にいるミアに話かける
エミリー「ミア、あの紙見せてくれる?」
ミアが持っていた矢文と見比べる
エミリー「やっぱりそう。あの字と同じよ」
マイク「魚だしな」
チラシを配るアントニオを見る
アントニオ「ホラどう? 新鮮な焼き魚買ってかない?」
道端でというのもおかしいけど、釣った魚をすぐ焼いて売るっていいのかー? チラシを持ったミアが話しかける。
ミア「これってあなたが書いたの?」
アントニオ「そうさ。ひとりで全部やってる」
エミリー「じゃあこれもあなたが書いたんで間違いないよね?」
アントニオ「あぁ俺の字だ。まさか、君達…嘘だろ? やめろ今、大事な時なんだ」クーラーボックスを蹴飛ばしてその中の氷がこぼれて、ケビン達は滑って転び、アントニオはクーラーボックスを引いて逃げる。
ミア「逃げ足速い」サムライザーが鳴る
マイク「もしもし?」
ジイ「ジェイデンが『スプリングバリーに行く』と書置きを残していった。気配の正体が何か分かったのかも」
マイク「ひとりでスプリングバリーに? 了解。行ってみるよ」
ケビン「ミアと僕が行く。君らはあの男を追え」二手に分かれる
スプリングバリーややってきたジェイデン…湖畔には鳥居。
六門船
オクトロー「どうじゃウルペス」
ウルペス「何が?」
オクトロー「レッドレンジャーの弱点見つけたか?」
ウルペス「ったく簡単に言ってくれるね。あいつこっちの気配を感じてるみたいだ。だが、この魔法の目はすべてお見通し。どこで何をしていようがな」
オクトロー「こっちが見たいのは奴が封印のシンボルを修行しているところなんじゃ。ものにされたらマスター・ザンドレッドは完全に封じられ、あたしらもおしまいなんじゃぞ」
ウルペス「そう心配するなって。おおちょうど奴が修行を始めるみたいだぞ」
オクトロー「始めたかどれどれ」
ウルペス「自分の目で確かめてみろ」
オクトロー「しっかりと見とかなきゃな」
ジェイデンは『煙』のモヂカラを出す。今日はちゃんとした書き順。
オクトロー「なんじゃ? 煙で全然見えなくなったぞ」
ウルペス「そんなバカな」
オクトロー「ほーらどんなにじっくり見ても誰もおらん」
ウルペス「どこ行った? 余計な手は出すなよ、いいな?」
オクトロー「結果を出すんじゃ」
走るアントニオ
マイク「待て、戻って来い」
エミリー「ダメ、追いつけない。足早過ぎ」
マイク「このまま追え。俺は先回りだ」
エミリー「うん」
森の中を走るケビンとミア
ケビン「この辺のはずだ」
スプリングバリー
ウルペス「うーこんなつまらん場所に来なきゃならないとは」
ウルペスの持っている魔法の目を獅子折神が持ち去り、水中から変身したジェイデンがウルペスを攻撃。
ウルペス「鏡を返せ」
ジェイデン「フン、のぞき見なんて趣味が悪いな」
ウルペス「さっさと鏡をよこせ」
ケビン「ジェイデン!」
ミア「よかった! 見つけた」既にケビンとミアも変身済み
ミア「ケビン、ジェイデンが感じていたのってこのナイロックだったのね」
ウルペス「3体1なんてずるいぞ」←パワレンを見てると度々このセリフが出てくる。アメリカ人が思うツッコミどころ?
ジェイデン「のぞき見も同じだぞ。お前のはばれてたけどな。顔を洗ったら視線を感じなくなった。それで分かったんだ。水で防げるんだってね。だから湖の中に身を隠しお前をおびき寄せた」
ウルペス「バカな」
ミア「いいこと? この世界の水は三途の川の水なんかよりずっと清いのよ」
ケビン「聖なる湖の水ならナイロックののぞきなんて完全にシャットアウトしてくれる」
ジェイデン「そうだ。俺達はそう簡単には騙されない」鏡を割る
ウルペス「あぁっ私の鏡が。封印のシンボルの修行を見てやろうと思っていたのに」
ミア「それが狙いだったのね」
ウルペスからフォックスサイクロンという攻撃を受け、飛ばされる3人。
ジェイデン「5人揃わないと倒せないぞ。マイク達は?」
ケビン「弓矢の男を追ってるんだ」
ジェイデン「何?」
ミア「連絡してみるわ」
ウルペス「助けなんか来るもんか」
まだアントニオを追いかけるマイクとエミリー
マイク「なんだ?」
ミア「早く湖に来て。そっちはとりあえずいいから」
マイク「了解。どうせ見失ってた。スプリングバリーだ、行こう」
エミリー「うん」
二人の会話を陰で聞いていたアントニオ
アントニオ「俺の登場にぴったりの状況だぞ~」
ウルペスの攻撃を受け続ける3人の前に、マイクとエミリー登場。五重スラッシュをするが、跳ね返され、変身解除される5人。
アントニオ「今日のおススメだ」投げたのは箸袋…じゃなくてシシャモくらいの大きさの魚。
驚く5人
アントニオ「どうだ、イケてただろ? これこそ最高の見せ場だろ。ゴールドチャンスとでもいうのかなぁ。覚悟しろ」
ウルペス「何だ?」
マイク「誰だ?」
ケビン「魚の男だ」
エミリー「何してるの?」
ジェイデン「あのままじゃナイロックにやられてしまうぞ」
アントニオ「サムライモーファー、ゴールドパワー」変身
アントニオ「ゴールド参上! どうだ? 何だよ助けに来たのに。『ありがとう』とかないわけ? まぁいいや。分かった。説明しよう。うーん、何て言うのかなぁ。せっかくの登場シーン、パーっと派手にやりたいだろ? 違うか?」
マイク「もっかい聞くけど、あいつ誰?」
エミリー「うわ…ピカピカしてるわね」
アントニオ「心配ない。あいつは俺に任せてて。休んでな」
ウルペス「どうなってるんだ、ひとり増えやがった」
ケビン「ゴールドレンジャーなんて聞いたことないぞ…ジェイデン」
ジェイデン「俺だって知らない」
アントニオ「おしゃべりはこのくらいにしとこう。そろそろ戦うとしましょうか」
ウルペス「あはは…なんだ妙な構え。お前みたいな奴、相手にしてられるか。さぁお前達片付けてしまえ」ムーガー登場
アントニオ「俺の構えは俺流なんだよ。まぁどれだけ強いか見せてやるとしようか。さぁかかってきな。バラクーダブレード!」
アントニオ自身は動いていないように見えてムーガー達を一網打尽
ミア「動いてないのにどうやったの?」
ジェイデン「イヤ動いてた。早すぎて見えなかったんだ」
ケビン「全然分からなかった」←このセリフケビンかマイクか…^^;
ジェイデン「あれが伝説の居合抜きか」
ケビン「まさかありえない」
ジェイデン「だが事実だ」ここまでアントニオの再現映像なので声だけで判別が…^_^;
マイク「逃げ足も速かったし」
ムーガー達が放った矢も全てサカナマル(バラクーダブレード)で撃ち返す。
アントニオ「お前達もやるか?」
ケビン「居合抜き…しかも逆手で? 我流もいいとこだよ」
エミリー「別に我流でもいいじゃない。強いんだし」
ムーガー達の攻撃をよけ、木の枝に乗るアントニオ
アントニオ「ホラどうした? 捕まえたいなら登って来い。バイビー」だが木から落ちてしまう
アントニオ「ここはカットして欲しいな」
ミア「大丈夫?」
アントニオ「ストップ! 任せろって言っただろ」
ひとりでムーガー達を倒す
アントニオ「まずい…木まで斬っちゃった。ぐっ…あぁすげぇ。予想以上の切れ味だ」
ウルペスと戦う。アントニオが攻撃されそうになり、ジェイデンも変身して反撃する。
アントニオ「さっすがー、昔より腕上げたな。ま、話はあとで」
ウルペスに攻撃
アントニオ「俺は天才さ」
一の目撃破
アントニオ「よーし、やったーゴールドチャンスをものにしたぜ。どうだ見たか?」変身後のゴールドレンジャー新撮だから痩せてる
ジェイデン「昔よりってどういうことだ?」
ケビン「あの…今のすごい」
マイク「でもさ、結局誰なんだよ。わけわかんない」
ジェイデン「ゴールドのことは後だ。まずは奴を倒すぞ」変身
でロボ戦。
アントニオ「わお! ファンタスティカル!」
ほうほう、烏賊折神はオクトゾード。オクトゾードが『オクトインククラウド』で消えていたウルペスの姿を見せ、二の目も撃破。
アントニオ「おい、ちょっと。なぁどうだった? ゴールドチャンスどころか超大活躍だ。だよな?」
ケビン「分かった。聞いてやる。お前何者だ」
アントニオ変身解除。ジェイデンの表情が変わる
アントニオ「ナイロックが現れたって聞いて手伝いに来た。俺はさ、味方だよ」
ジェイデン、笑顔
アントニオ「だよな、ジェイ」
ジェイデン「やっぱりアントニオか」
アントニオ「覚えててくれたんだな」
回想
シバハウスの庭でモヂカラの稽古しているジェイデンと庭でオクトゾードと遊ぶアントニオ。ジェイデンも稽古をやめ、アントニオと一緒になって飛んでいるオクトゾードを追いかける。
外からクラクションの音
アントニオ「パパが来た。じゃあね」
ジェイデン「待って。アントニオにプレゼントがあるんだ。誰にも内緒だよ」
アントニオ「かっこいい」
ジェイデン「一緒に遊べなくなっても僕たちはずっとお友達だからね」
アントニオ「分かった。僕も修行を続けてジェイがレッドレンジャーになったらサムライになって戻ってくるからね」
ジェイデン「分かった」指切りをする二人
ジェイデン「約束通りだ」
アントニオ「そうさ。戻ってきたんだ。しっかり修行してな。俺にかなうと思うか?」
二人で蹴り合い…ていうかアクション練習みたいな
アントニオ「さーすが」
ジェイデン「自分の感覚に自信がついたからな」
エミリー「あの人強いわ。チームに入るんじゃない?」
ケビン「まさか。一度くらい戦ったからってサムライになれるか」
ミア「そう言うけど今日の彼、ゴールドチャンスをものにしてたじゃない」
二人、高く足をあげ、それが交わったところで終わり!
やっぱり今回も顔が見えなくなるとマイクとケビンが微妙に分からなくなる^^; アントニオは5人に比べると見た目も黒髪短髪のせいか、ホントに源ちゃんそのものだなぁ! シンケンは、この回には子供の頃の回想はなかったはず。ジェイデンは普通に嬉しそう。いやーいいよ、アントニオ。