PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第18話 シンケン大決戦!!

The Ultimate Duel(第二十六幕 決戦大一番)

 

前回のふりかえり

 

 

森の中

ミア「私、あなたを助けたいのよ。まだ人間らしさが残ってると思ったのに、私間違ってたわ」

ダユウ「んー、その通り。かわいいお嬢ちゃんと戦っても何の意味もないし」

去っていくダユウとエミリーを立たせるミア

エミリー「大丈夫、平気よ」

ミア「ホント、ごめんね」

 

倉庫前

アントニオ「何で今戦うんだよ」

フラフラになっているジェイデンを支えるアントニオ。デッカーの背後に大量のムーガー。

デッカー「マスター・ザンドレッドとうどんづらのオクトローめ。また俺達の邪魔をしやがるようだ。いいか、レッドレンジャーは俺のだ」

ジェイデンとアントニオを攻撃しようとするムーガー達を一掃するデッカー。

アントニオ「めちゃめちゃ強い。相手になんなかったな」

デッカー「よーし、レッドレンジャー、これで邪魔者は消えたな」

アントニオ「ダメだ、今は無理だよ。敵を倒したばかりだし。何よりレンジャーはただ戦うなんてことはしないんだ」

デッカー「レッドレンジャー、24時間やろう。それ以上は待てないからな。明日、一対一で勝負しろ」

ジェイデン「アントニオが言っただろ。ただ戦うことはしない。人々を守るためだけに戦う」

デッカー「なるほどな。では来なければ俺自身どうなることか」

ジェイデン「どういう意味だ」

デッカー「あまりの失望でナイロックの部分を抑えきれなくなってしまったら、手当たり次第攻撃するかもな」

ジェイデン「手当たり次第にだって? お前は人間じゃない。完全なナイロックだ」

デッカー「好きに言うがいい。だが傷付くのは人間だ。犠牲者が出たら、それはお前のせいだ」

ジェイデン「選ぶ余地なしか。戦ってやる。そして必ずお前を倒す」

デッカー「明日の正午、海岸で」

 

六門船。デッカーとレッドレンジャーのことを放すザンドレッドとオクトロー。ユメバクラはとぼけた感じだった気がするけど、結構ライノスノルスは荒々しい。毎度毎度マスター・ザンドレッドの頭痛ネタで私自身が偏頭痛持ちのせいか妙に同情しちゃう。酒は飲まない方がいいよ。

 

夜。シバハウス。

薄暗いキッチンでミアがエミリーに茶を入れる。

エミリー「ねぇミア」

ミア「今お茶を持って行こうと思ってたとこ」

エミリー「ありがと。でもあまり心配しないで。私もうバッチリ元気よ」

ミア「ホントはダユウと戦わなきゃいけなかった。でも躊躇したからあなたがやられちゃって」

 

ミア「あなたってもう人間の姿には戻れないの?」

ダユウ「あら、優しいのね。私を倒すんじゃなく、救ってやろうとでもいうわけ?」

 

エミリー「気持ちは分かるわ。夢でダユウの過去を見たんでしょ。じゃ無理ないわよ」

ミア「それがいけないの。もう二度と自分の感情で任務をおろそかにはしない」

エミリー「ちょっと自分に厳し過ぎるんじゃない?」

ミア「…」

 

マイク「いいかな? リビングで大事な話し合いだ」

 

リビング

ケビン「ジェイデン、そんなの馬鹿げてる。デッカーと一対一で対決なんて」

アントニオ「デッカーは何としても戦うと言ってるんだ」

ケビン「絶対ダメだって。サムライは必要ないことで戦っちゃいけない」

ジェイデン「必要なんだ。拒めばデッカーは関係ない人々を傷付ける」

ケビン「それだったら他のと同じように倒せばいい。みんなでさ」

ジェイデン「それじゃダメなんだ。奴が納得しない」

ケビン「じゃあナイロックの言いなりに戦えっていうのか」

ミア「私、デッカーが戦いを求める気持ちも分かるの。言う通りにしましょ」

ケビン「ミア、何でそんなことを。ジェイデンはリーダーってだけじゃない。封印のパワーを使える唯一の人間なんだ。ジェイデンはナイロックを止める鍵を握ってるんだ」

マイク「そうだよな。危険すぎる」

ジェイデン「話し合いは終わりだ」

ケビン「…」

 

森の中で泣いているダユウ。そこに現れるデッカー(ダユウは気付いてない)。

ダユウ「あんなに夢見てた生活が消え去って、ただ一つ残ったのがお前だったと言うのに。お前までこんな哀れな姿に…なんてバカだったの」

デッカー「ここで何をしている」

ダユウ「別に。そっちこそ何してるの」

デッカー「いよいよ明日、戦いを求める日々が終わるんだ」

ダユウ「明日?」

デッカー「そうだ。戦いを求める心の渇きが消え去るだろう。自由になれるんだ」

ダユウ「だといいけど。あなたは昔は自由だったんだから。デッカー、私…」

ダユウの言葉も聞かずに去っていくデッカー。

 

ひとり道場で練習するジェイデン。

ケビン「ジェイデン、僕達にも手伝わせてくれ」

ジェイデン「ダメだ」

ケビン「…」

ジェイデン「だけど相手になってくれ。明日の戦いの準備をしているところだ」

ケビン「いくらでもいいぜ」

おぉ~竹刀を使ったアクション

 

キッチン。お茶を入れてくれるジイ。小さいテーブルを囲む4人。

アントニオ「なーに心配してるんだ。ジェイデンは負けない。絶対勝つ」

エミリー「そうね。絶対勝つわ」

マイク「あぁ」

ミア「デッカーはとにかく戦いを求めてる。ためらえばやられてしまうわ」

ジイ「ミアの言う通りだ。デッカーとの戦いを避ける道はない。ジェイデンがこの戦いに万全で臨むのを祈ろう」

マイク「そうだな」

エミリー「えぇ」

 

夜の森

デッカー「呪われた体でいる最後の夜だな。明日には最高の戦いの場でウラマサを振るっているのだ」

 

朝のシバハウス

ジェイデンが洗面台の鏡で自分の顔をじっと見る。

 

シバハウスから出ると、ケビン達が並んで見送る。

エミリー「必ず勝って」

マイク「絶対やれる」グータッチ

アントニオ「お前は最強だ。それは子供の頃から変わってないからな」

ミア「やるべきことをやって」

ケビン「…」

ギャップセンサーが鳴る。

ケビン「ナイロックだ。ジェイデン、どうする?」

ジイ「またライノスノルスだ」

ジェイデン「頼む」獅子ディスク、兜ディスクを差し出す(ブラックボックスがないから)

ケビン「どういうつもりだ」

ジェイデン「これで俺がいなくてもメガゾードを使える。戻るまでチームを指揮してくれ。お前なら必ずやれる」

ケビン「受け取っておくよ。期待は裏切らないからな。よーしみんな、ナイロックを倒すぞ」

 

ライノスノルスの前にケビン達。変身して戦う。ホントなら初スーパーシンケンブルー回だったのに。変身バンク長めで新撮か。

 

海岸で再会したジェイデンとデッカー。

デッカー「遅かったな。だが来ると思っていた。お前も戦いを求めている」

ジェイデン「違う。一緒にするな。俺はお前を止めるためにやって来たんだ」

デッカー「フン、戦いに理由など要らん」

変身。

デッカー「とうとうこの時が来た」

ジェイデン「あぁ必ず倒す」

 

ジェイデン「まだ遅くない。やめることもできるぞ」

デッカー「まだ分からないのか。戦わなければ何も終わらないのだ」

ジェイデン「戦うしかないのか」

デッカー「フン、こんなものじゃないだろ」

ジェイデン「もちろんだ」

海で戦ってます。

デッカー「素晴らしい。天性の格闘センスだ。やはり俺の相手にふさわしいな。お前を選んで正解だったぞ」

 

ケビンがハイドロボウで一の目撃破。スーパーシンケンブルーが映らないようにうまく編集してるんだろうな。ロボ戦もアントニオが疲れて戦えないことにして、ケビン達4人で合体して…これは5人時代の使いまわしかなぁ。ロボ戦いつもちゃんと見てないからなぁ。

 

ケビン「必ず倒すぞ、ジェイデンのためにも」

 

4人で二の目撃破。

 

ケビン「はぁ…思ったより大変だったけど、でもやったな」

 

まだ戦っているジェイデンとデッカー。

デッカー「この戦いを待ち焦がれてきた。ガッカリさせるなよ」

ジェイデン「もう充分だろ」

デッカー「お前は最高の相手だった。だが、ここで倒し、戦いを終わりにする」

ジェイデン「一つだけ賛成だ。これで終わりにしよう」

ジェイデンがデッカーを斬り、ウラマサをも折る。

デッカー「素晴らしいぞ。俺に刺させて仕留められる間合いに入るとは…いい戦いだった。お前のおかげで苦しみから解放される。ありがとう」

デッカーは崖から落ちて爆発するんじゃなく黒い霧みたいな感じでモヤモヤ~と消えました。

変身解除したジェイデンは…

ジェイデン「俺…勝ったのか?」

 

エミリー「ジェイデン!」

マイク「ジェイデン!」

ケビン「大丈夫か?」←やっぱりこの辺声が分からない。ひとりでしゃべってるのか逆か。

ジェイデン「あぁ」

ミア「デッカーは? あいつは?」

ジェイデン「消えた」

ケビン「さあ帰ろう」

みんなでジェイデンを支えて歩きだす。

 

シバハウスの庭。ジェイデン、ケビン、マイクの3人。ジェイデンは右腕を吊っている。

 

 

ジェイデン「ケビン、俺の代わりをありがとう」

ケビン「頑張ったけど、でも僕の役じゃない」

マイク「やっぱりさレッドじゃなきゃ」

アントニオがキッチンワゴンで食事を運んでくる。

アントニオ「みんな、ごちそう召し上がれ」

マイク「すげぇ。あの魚、メガモードだ」

アントニオ「そりゃ仲間に食べさせるんだから最高のを用意するさ。それがゴールドの掟だ」

 

外で食事する面々

ミア「アントニオ、ありがとう」

ジェイデン「みんな、謝ることがある。人々を守るため、デッカーと戦った。でも…奴と戦いたい気持ちもあった。レッドにふさわしいと証明するために」←ほぉーさりげなく

エミリー「それは違う。他に手はなかったわ」

マイク「ああするしかなかった」

ジェイデン「かもな。だがこれからは任務をおろそかにするようなマネはしない」

ケビン「デッカーは倒したが、まだマスター・ザンドレッドはいる。奴を倒すまで平和は来ない」

ブラックボックスを懐から取り出し眺めるジイ。アントニオと目くばせ。

ジェイデン「レンジャーとしてナイロックからこの世界を守らないと。みんなが一緒で心強いよ」

全員「パワー集結。サムライフォーエバー!」

 

来週で1年目のシーズンは終わり。その最終回がシンケンの第二幕なんだよね。1年でこれしかやってないってすごいな。次のパワレンは、ゴセイ1年+ゴーカイ1年という日程だからそれよりはマシだけどね。ブラックボックスは2年目の目玉として取っておいたのかな。大人の事情とはいえ、いろんなところに矛盾が…。

 

ミアとエミリーは対等な仲間。ケビンとマイクも対等。でもリーダーを任せるのはケビン。