Evil Reborn(第四十七幕 絆)
ローレンには丹波にあたる人がいないから、レンジャーたちと結構話す機会も多いんだね。
前回の振り返りがありつつ…
シバハウス
マイク「二人を止めなきゃ」
ミア「うん」
ジイ「私もやってみた。だがダメだった」
アントニオ「じゃ俺が行く」
エミリー「ダメよ、あなたは安静にしてなきゃ」
ミア「私達に任せて。行くわよ」
マイク「ケビン、早く行くぞ」
ケビン「僕はローレンと残る。ナイロックの襲撃にも備えておかないとならないだろ。チームから離れるのは嫌だが、みんながジェイデンを探してる間に、ローレンは封印の修行ができるからな」
ミア「分かったわ」
マイク「心配ない。ジェイデンを連れ戻す」…オープニング
まだ馬に乗ってやりあう二人
ジェイデン「この戦い絶対に負けるものか」
変身して戦う
デッカー「決着をつけてやる」
ジェイデン「いいぞ、奴を倒すんだ」
シバハウス
廊下に飾ってある鎧兜を見つめるケビン
ローレン「ケビン、みんなと一緒に行きたかったんでしょう? 分かるわ。あなたたちサムライだけどそれ以上に友達よね」
ケビン「ありがとう。君の心配をしなくていいのは分かる。サムライとして僕たちは悪の手から街を守らなきゃならない。友達とは別にね。だから平気さ」
ローレン「あなたたちのこと羨ましいわ。私にはそういう友達いないから」
ケビン「今はいる。さ、修行しよう」
マイクは一人外で稽古。ローレンは道場でライトゾード相手に修行
まだ戦ってる二人
デッカー「よーし、決着がつくまで戦い続けるぞ」
ジェイデン「ここでつけてやる」
六文船
ダユウ「…! 今のは」
オクトロー「マスターのパワーが戻ってきてるのを感じたんじゃろ。それを聞いてほっとした。ありがとな」
ダユウ「違う。そんなんじゃない。何だか胸騒ぎがする」
オクトロー「そりゃどういうことじゃ?」
ダユウ「デッカー…」
今度は馬を降りて戦う二人
デッカー「お前も感じるだろう。戦いこそが生きる道だと」
ジェイデン「そんなことはない。俺が戦うのは悪を倒すためだ」
山道を走る3人
マイク「頑張れ! 急ぐんだ。手遅れになる前にジェイデンを見つけるぞ」
暗くなっても戦う二人
デッカー「この前の一騎打ちでお前はウラマサを折った。だが今回は必ず破ってみせる。この呪いもお前もな。ここでこの刃でお前は倒れ、俺とウラマサは自由を手に入れる」
ジェイデン「必ずお前を止める」
ウラマサをスピンソードではじいて飛ばす
ジェイデン「ここまでだ」
大爆発
遠くの山の大爆発を見て
エミリー「ジェイデン!」
シバハウスのキッチン
ローレン「ケビン」
ケビン「ローレン、どうした?」
ローレン「お願いだからマイク達のところに行ってあげて」
ケビン「なんで? ダメだ。君の封印パワーが完璧になるまで僕がそばにいないと」
ローレン「その姿勢はとっても素晴らしいわ。だけど私のことなら本当に心配ないから。それよりジェイデンのことが心配よ。弟だもの。ナイロックが攻撃してきても私がいるわ。あなた行って」
ケビン「でも…」
ローレン「ジェイデンの方があなたを必要としている。私には分かるの。だから行って。お願い」
ケビン「分かった。行くよ」
ケビン「ローレン、ありがとう」
火に囲まれたジェイデンとデッカー
ジェイデン「とうとう終わった」
デッカー「ハハハハハ…まだ終わってはいない」
ジェイデン「そんな、バカな」
デッカー「呪いのせいで不死身なのさ」
マイク「いたぞ!」
エミリー「ジェイデン!」
ジェイデン「みんな、なにしてるんだ」
ミア「ダメ、やめて。もう十分でしょ」
マイク「ジェイデン、やめろ」
デッカー「決着をつけよう」
エミリー「ダメ、もう戦うことないわ」
デッカー「あいつらは分かっていない。俺には必要な戦いだ。刀を持て。お前を倒し、自由になる」
ジェイデン「決着はついた、認めろ。もう刀も持てないじゃないか」
デッカー「ダユウ…」
足に刺さってるのはグロくてNG? ダユウがデッカーにすがりついている
ダユウ「お願い。もうやめて」
デッカー「お前か…」
ダユウの姿が人間態に戻る
ダユウ「もうあなたを失いたくない」
デッカー「離すんだ。呪いを解かせてくれ。頼む」
ジェイデンたちから見るとウラマサに話しかけてるデッカー
ジェイデン「誰と話してるんだ?」
デッカー「ダユウ、頼む」
ダユウの人間体が泣きながら手をおろす
ジェイデン「戦いは終わりだ」
デッカーに背を向け歩き出そうとする
デッカー「まだ終わってなどいない」
もう一度怪人態になってジェイデンに襲い掛かるデッカー。しかし後ろから…斬ったのはケビン!! ウソ―!
エミリー「ジェイデンを助けなきゃ」
ミア「見て! あそこ消えてる。ケビンの水の力ね」
ミアとマイクが肩を貸し、ジェイデンを火に囲まれたところから連れ出す
ケビン「急げ! 火の勢いがすごい」
ジェイデンを助けたところでまた火の勢いが増して、デッカーが取り残される
ケビン「みんな、見ろ」
変身解除してる
デッカー「ついに…自由だ」
粉みたいに消えていく
ジェイデン「やっと呪いが解けたんだ」
六文船
ダユウ「デッカーが倒された」
オクトロー「何?! ホントか? あのデッカーが倒されたじゃと」
ダユウ「えぇ、私には見えた。その場にいたから。もういない。二度と会えない」
オクトロー「まだマスターがおられるじゃろ。じゃが三途の川で回復してるにしてもあまりにも復活が遅い。お前の音楽を聴けばすぐにでも目覚めるんじゃないか」
ダユウ「そうかもね。この悲しみが音楽にパワーを与えるでしょう」
オクトロー「ありゃまぁ、そりゃいい。デッカーを失った悲しみでマスターを目覚めさせて、更にパワーを与えられるわけじゃ」
ダユウ「幸せになる夢は終わった。もう希望は残ってない。この苦しみをまき散らしてやる。何百年もこの楽器に込められてきた悲しみが解き放たれる。デッカーが消えれば、あたしにはもう失うものなどない」
森・ウラマサが刺さったまま
ジェイデン「夕べは助けてくれてありがとう。秘密にしてたこと悪かった。姉さんを守らなきゃいけなかったから。もう行くよ」
ケビン「ジェイデン、待てよ! お前は今でもリーダーだ」
ミア「秘密にしてたことなんて気にしてない。だって本物のリーダーだったもの」
ジェイデン「俺はそんなんじゃない」
マイク「これまでの戦いはお前を信じてた俺達が間違いだってのか。お前に秘密があったからこれまでのことを全部否定するっていうなら俺達の目を見て言え」
ジェイデン泣いてる
マイク「そうじゃないだろ」
みんなジェイデンに近づく。ウラマサは消えた
シバハウス・ジイの世話をするアントニオ
アントニオ「何か欲しいものは?
ジイ「大丈夫」
アントニオ「ゆっくり休んで。水いらない?」
ジイ「いらないよ」
アントニオ「そっか。毛布は?」
ジイ「いらない。ゆっくりしたいだけだ」
アントニオ「そうだよね。枕は?」
ジイ、枕を投げる
アントニオ「いらないか。落とすと思った。危なかったな」
ベッドで横になっているジイ…ジェイデンの世話が終わったから休み?? アントニオは食事の片付け?
キッチンにトレイを運ぶアントニオ。ローレンがいるので引き返そうとするが、スプーンを落とす
ローレン「アントニオ? お願いがあるの。ジェイデンの幼馴染なんでしょ」
アントニオ「そうさ。昔からの大親友さ」
ローレン「羨ましいわ。どんな子だった?」
アントニオ「ジェイデンが? 昔からすごかったよー。このでかい屋敷に住んでて、俺はさ魚くさいガキ」
回想
ちびアントニオ「また世界を救ったぞ、やった!」
ちびジェイデン「やった! 救ったぞー!」
ジイ「ジェイデン! 修行するならしっかりやれ」
アントニオ「でもそんなの気にせず、俺といつも仲良くしてくれた。おかげで自信が持てたんだ」
ローレン「だからみんながついてくるのね」
アントニオ「イヤ、君だってすごいよ。あの戦いぶり。ホント、驚いたんだよ」
ギャップセンサーが鳴る
アントニオ「ナイロックだ。行かなきゃ」
ジャイアントムーガーが暴れている。地図確認
ローレン「港ね。アントニオ、ジェイデンがいなくて不安でしょうけど、あなたの力を貸してほしい」
アントニオ「もちろん。喜んで一緒に戦うよ。だから何なりと命令を」
ローレン「行くわよ」
それを横になりながら見ているジイ
ジイ「港に急げ。ローレンとアントニオが向かっている」
ケビン「了解! 行くぞ。ムーガーが港に現れた。ローレンとアントニオはもう向かったって」
ローレンとアントニオのロボ戦
ケビン「ジェイデン、頼む。一緒に来てくれ」
ジェイデン「分かった。先に行け。必ず行くから」
マイク「ホントだな、やったぁ」←かわいい
4人は変身しながら走りだす
ゴールド「まずいあれ。下でもムーガーが人を襲ってる」
レッド(ローレン)「でもこれで攻撃したら逃げてる人も傷つけてしまう」
ゴールド「どうする? マジでやばいぞ」
下ではケビンたちが駆け付け、ナナシを倒している。ジェイデンは素面で倒す。
岸壁
ダユウ「今こそマスター・ザンドレッドとの約束を果たすとき。この悲しみを世界中にまき散らしてやるわ。デッカーは消えた。長い間、また一緒になれると思っていたのに、ただの夢。他の人の幸せ、もう絶対に許せない。あたしに残ったのは邪悪なナイロックの部分。あの時、マスターが助けてくれたから、今こそ返すわ」
回想
マスター「ダユウ、お前の楽器を直してやる。その代わり、船に戻り、俺だけに仕えると誓え」
ダユウ「散々迷ったけど誓うわ」
マスター「約束だぞ」
ダユウ「直ったのね!」
ダユウ「もう迷わないわ。あたしは邪悪な世界に生きてる」
ムーガーを斬っていたピンクレンジャーがダユウに気付く
ピンク「ダユウ?」
ダユウ「ピンクレンジャー」
ピンク「どうしているの?」
ダユウ「いたら悪い? あたしはナイロックよ。人間の苦しむ姿を楽しみに来たの」
ピンク「うそ! 何よそれ。そんなことさせない」
ダユウ「もう遅いわ。もうすぐこの世は暗黒に包まれる」
ピンク「暗黒ですって? 消えた?! どこに行ったの?」
ダユウ「ここにいるけど?」
すぐ近くに移動してきた。背中合わせの二人
ダユウ「二百年もの間ナイロックになることを拒んできたけど、もう失うものはなくなった」
その体勢が崩れて斬りかかるピンクレンジャー
ダユウ「やられるものか!」
ピンク「そう?」
ピンクレンジャーにズバッと斬られた
ダユウ「フフフフ…」
ピンク「どうして笑うの?」
ダユウ「だってあたしを倒せないからよ。邪悪なパワーがこの楽器に集まっているのが分からない? そのパワーが巨大な苦しみの雲となって、この世界に放たれ、マスター・ザンドレッドが復活する。さぁこの世界も終わりね…ハハハハ…」
邪悪なパワーが放たれた
レッド「あれは!」
ゴールド「なんだ?」
レッド「分からない。でも感じない? 空気が一気に悲しみで満たされた」
ゴールド「あぁ確かに。でもなんでだろ?」
レッド「あの雲、苦しみの塊なんだ」
六文船・船が揺れている
オクトロー「ありゃあ、これは一体? うわぁ、アイタタ。三途の川の水が急激に増えとる。ありゃまぁ。これでマスターが復活しなきゃもうどうにもならんぞ」
川底からマスター・ザンドレッドの声
ピンク「何が起きたの? あ、そんな…」
ブルー「まさか」
グリーン「冗談だろ?」
イエロー「倒したはずなのに」
ブルー「ザンドレッドだ!!」
シルエットからはっきりと姿を現したマスター・ザンドレッド
マスター「サムライレンジャー! お前達もここまでだ。お前のおかげで復活したぞ」
ダユウ「フ…これで借りは返した」
マスター「人間共の世界をいただくとするか」
あれ? ロボ戦もナナシも中途半端?って四十七幕もそうだったのね。確認したら、「戻ったぜ」とドウコクが1ショットになったところで”CMのあと、みんなで一緒に歌を唄おう!”のテロップに笑ってしまった。
微妙にいろいろ変わってて、夜明けの丈瑠と家臣たちの熱い会話が割とあっさりしてたな(^^; でもやっぱりローレンがジェイデンの姉という設定は好き。弟を心配してるお姉さんっていいな。シンケンジャーでやると、お姉さんの代わりはことはとかぶってるし、姉だけが封印の文字を使えるなら、別に封印の文字が書けるようになって、リーダー交代じゃなく、この人はこの人で別格ってことにしといたらいいんだろうけどね。ジェイデンは強いリーダーというより、かわいく見えてきた。