PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第12話 6人目の戦士

Room for One More(第十八幕 侍襲名)

 

シバハウス

エミリー「ゴールドレンジャーって目で見えないくらい動きが早くてびっくりしちゃった」

ケビン「確かにこの前あいつは活躍してたけどさ、だからって信じていいのか」

ミア「そうよね。彼のこと何も知らないんだもの。ジェイデンはよく知ってるんでしょ?」

ジェイデン「そうだな。初対面から気が合った」

 

回想

港の市場のようなところにジイと子供の頃のジェイデンが手をつないで歩いている。

ジェイデン「彼の父親は魚市場で働いてた。彼と遊んでいるときだけ俺は普通の子供でいられた」

 

 

シバハウスの庭

大きな鉢植えの木を竹刀で叩く

アントニオ「ハッまた世界を救ったぞ」

ジェイデン「やった救ったぞ」いつもの忍者っぽい稽古着じゃなくこのときは袴なんだよなー。アントニオも源ちゃんのよく来てた半纏?のような物を来てる

 

ジイ「ジェイデン、修行するならしっかりやれ」アントニオ逃げる

 

ジェイデン「だが修行の邪魔になるからとメンターはいい顔をしなかった。そのうちアントニオが引っ越した」

ミア「彼はどうやってゴールドレンジャーになったの?」

ケビン「待って。確かに彼は強いけど本物のサムライじゃない。代々のサムライじゃないしちゃんと修行もしてない。それに一体何が目的なのかも分からないだろ」

 

港。鏡を見ているアントニオ。

アントニオ「なぁどうだ? きまってる?」←オクトゾードに話しかけてる

アントニオはびしっとタキシードを着ています

アントニオ「それではシバハウスに行くとしようか。サムライの仲間入りしにね」

 

人物紹介オープニング。アントニオも加わった! そういや前回バルクとスパイク出てない。

 

シバハウス

ジイ「アントニオはまだか。ったく何をしているんだ。オクトゾードを連れてくると言ってたか?」

マイク「知らない。何で?」←ゲームしながら

ジイ「あれはジェイデンが子供の頃、アントニオにあげたものだ。私に内緒で」

エミリー「ホントに? ゾードあげちゃったの?」←生け花中

ジェイデン「子供だったからよく分かってなかった」

ジイ「気付いた時にはアントニオは引っ越していた。まさかそれを動かせるとは思ってもみなかった。下手するとジェイデンはサムライになれなかったかもしれん」

ジェイデン「子供の頃の話だって」

マイク「うわぁ悪ガキだな」

ミア「とっても仲良しだったのね。離れるのが寂しかったんだ」←料理中

ジェイデン「あぁ」

つつーっと床を滑りながら釣竿を担いでタキシード姿のアントニオ登場。釣竿を振り回したりしつつ

アントニオ「お集まりの皆様、さっそく紹介しましょう。6人目のサムライ、ゴールドレンジャーを。私、アントニオ・ガルシアです」

マイク「俺よりやんちゃかも」

ジイ「んー」

アントニオ「ジェイデン頼むよ、お前のチームでナイロックと戦いたいんだ。あれ? 参ったな」お尻につり針が引っ掛かり、ズボンが避け、パンツ丸見え。みんなに笑われる

アントニオ「別に平気だもんね、前もやったし。た…大したことじゃないだろ」

ジェイデン「誰か取ってやってよ」

ジイ「ちょっと失礼」

庭に出たジェイデンとジイ

ジェイデン「全然変わってない」

ジイ「ハハッ。相変わらずエネルギッシュだ。今もお前を尊敬している」

ジェイデン「サムライレンジャーが憧れなんだ。よく覚えてるよ」

 

回想

子供の頃のジェイデンとアントニオ

ジェイデン「すごく上手だ」

アントニオ「ありがとう。でもうまくたってさ、パパはサムライじゃないから僕は君みたいなホントのサムライになれない」

ジェイデン「なれるよ。僕がしてあげる」

アントニオ「君に出来るの? ホントに?」

ジェイデン「出来るさ。僕、サムライなんだから」

 

ジェイデン「どうしたらいいのかな」

ジイ「お前にはどうにもできん。私に任せなさい」

 

六門船

封印の文字について分からないのでイラついてるマスター・ザンドレッド。そこに現れるスティールト(ヒャクヤッパ)。

 

またいつもの作業小屋みたいなところにいるバルクとスパイク。作業小屋と行っても、シンクも冷蔵庫もあってバルクがフルーツを切って食べようとしてて、スパイクは夢を見てる。ムーガー達に捕えられたピンクレンジャーを助けに行くスパイク。フルーツをミキサーにかけた音で目が覚め、「後ちょっとだったのに…」と機嫌が悪いスパイクだったが、バルクがそのスムージーを頭からかぶって大爆笑。だから食べ物ネタ汚いってば。

 

シバハウス。アントニオを囲む一同。ジェイデンはいません。

ジイ「ジェイデンの話とオクトゾードのシステムを基にこれを作ったのか?」サムライモーファー(スシチェンジャー)を見てる→寿司じゃないのでシルバーの二つ折り携帯みたいな見た目

アントニオ「難しいことじゃない」

マイク「もしかしてあんたメカオタク?」

アントニオ「どうかな昔から機械いじりは好きだけど…あぁそれで…とにかく俺はずっとサムライになりたかった。サムライの家に生まれたわけじゃない。でもジェイデンに習った通り修行してきた。で、技を磨き続けて来たけど、行き詰ったんだ。そんなとき、メールでオクトゾードと交信できるようになって全てが進み出した。今の俺はナイロックと戦う準備もしっかりできてるんだ」←メールで交信はすごいな

回想交じりでアントニオが上半身タンクトップで修行していたり、古びたケータイを拾ったり…

マイク「だな」

エミリー「そうよ、ほんとすごいと思うわ」

マイク「楽しい奴だし」

アントニオ「だろ?」グータッチ

ジイ「イヤ、お前はチームに入れられん」

アントニオ「何で? どうしてさ?」

ジイ「アントニオ、ちゃんとした修行も受けずに戦うなんて危険すぎるからだ」

アントニオ「何言ってんだよ。昨日戦ってみせただろ」

ジイ「そうだな。だが戦いは何が起きるか分からん。そのための修行だ」

アントニオ「修行もした! 自己流だけどちゃんと戦えるってみんなも見たじゃないか」

ジイ「アントニオ、これ(サムライモーファー)は預かる。いいな?」

アントニオ「何で? 返せ!」テーブルに上がってジイのところに行こうとするのをみんなで止める

エミリー「アントニオダメ!」

ギャップセンサーが鳴る。ジェイデンがリビングに入ってくる。

 

ジイ「ベンソン通りに現れたぞ」

ジェイデン「行くぞ」

アントニオ「待って。ジェイデン、俺も行っていいだろ? サムライにするって言ったよな。俺と一緒に戦おうって」

ジェイデン「ジイの言う通り、もう子供の頃とは違う。お前はサムライじゃないし、6人目のレンジャーもいらない」

アントニオ「でも…」←涙目

ジェイデン「すまない…行くぞ」

アントニオ「そっか…残念だ」 

 

街に現れたスティールトが人々を襲う。ジェイデン達も攻撃するが、水切れで逃げられてしまう。

 

ジェイデン「大丈夫か?」

エミリー「えぇ大丈夫」

マイク「奴の攻撃が読めなかった」

ジェイデン「あぁ作戦を練っておかないと」

ミア「多分、一番いいのはね、レンジャーを増やすこと」←おぉー直接的!

ジェイデン「かもな」←おぉー素直

 

港で釣り(漁?)をしているアントニオ

アントニオ「メンターもジェイデンも俺は要らないって。モーファーまで取り上げられた。どうすればいいと思う? サムライにはなれないのか」

マイク「おい、アントニオ」エミリーも一緒

アントニオ「何か用か?」

マイク「話がある」

 

シバハウスの庭

稽古着のジェイデンがサムライモーファーをいじっている。ミアが外に出てくる。

 

 

ミア「辛かったんじゃない? 友達を突き放すことになって」

ジェイデン「仕方ないだろ。あいつはサムライじゃない。ジイの言う通り、一緒にいるとあいつだけじゃなく俺達も危ない」ジェイデンが竹刀を2本取り出し、ミアに渡す

ミア「でもあなたアントニオのことを傷つけてしまったってずっと悩むわよ」

ジェイデン「友達だからね」

ミア「危険な作戦だから慎重になる。幼なじみのことも同じよね。危険にはさらせない。でしょ?」

ミアの攻撃に体勢を崩してしまうジェイデン

ミア「今のって図星だったんじゃない?」ミアの竹刀がジェイデンの目前。それを払いのけるジェイデン。

ジェイデン「好きに言ってろ」

 

アントニオ「彼女の言う通りなんだろ? ジェイデン、何でそう頑固なんだよ。危険は承知だ。助けがいるだろ?」源ちゃんはほとんど寿司屋の格好しか見たことなかったけど、アントニオはTシャツに黒のデニム。

ジェイデン「アントニオ、その話は終わってるだろ」

マイク「この世界を守るんだ。ひとり増やしたっていいだろ」

ジェイデン「だから」

ミア「ジェイデン、アントニオも私達と同じように危険は承知してる。リーダーはあなた。でも私達の選択にまで責任はない」←なんかアメリカっぽーい(イメージ)

アントニオ「全くその通りだ」

ジェイデン「そんなことを言われても…」

ケビン「ジェイデン、修行してなくても彼は十分戦える。チャンスをやろうよ」

アントニオ「そうだよな。だけど修行なら俺なりにしっかり…」

ギャップセンサーが鳴る

ジイ「半島の建設現場に現れたようだ」

アントニオ「頼む。サムライモーファーを返してくれ」

 

回想

ジェイデン「一緒に遊べなくなっても僕たちはずっとお友達だからね」

アントニオ「分かった。僕も修行を続けてジェイがレッドレンジャーになったらサムライになって戻ってくるからね」

ジェイデン「分かった」指切りする二人

 

アントニオ「絶対役に立つ。俺の子供の頃からの夢なんだから」

ジェイデン「アントニオ。6人目のサムライレンジャーだ」

アントニオ「ありがとう。後悔させないぜ」グータッチ

 

建設現場。ムーガーに襲われる人々。

 

5人ずらっと並んで、アントニオが人の隙間に入ろうとするが入れず、ミアの隣へ

アントニオ「もうちょいそっちにずれて」無言でずれる5人←珍しく笑う場面だね

 

ジェイデンとアントニオで一の目撃破。

 

ロボ戦はまだ5人か。そして、ミアがオクトゾードが元々ジェイデンの家のものだと気付き、合体! 二の目も撃破

『サムライレンジャー、勝利は我らに』メガモードで新撮だから勝利の一本締めはナシか。

 

アントニオ「さぁ焼けた。どうぞ」

シバハウスの庭先で魚を焼くアントニオ。庭にテーブルやいすを出してます。

ミア「私が作る魚と豆の煮込み料理と同じくらいおいしそう」後ろで顔をしかめるケビン、マイク、エミリー

 

少し離れた場所で

ジイ「ジェイデン、アントニオを外そうとした私が間違っていた」

ジェイデン「俺も同じさ。これまでいろいろ学んできた。チームを組んだこともそう。そしてアントニオ。状況は日々変化する」

ジイ「そうだな。リーダーとして受け入れなくては。だからと言って彼らが選んだ道の全責任を負うことはない」

ジェイデン「ありがとう。そうだな」

 

アントニオ「おい、早くこっちに来いよ」

マイク「そうだよ、全部食べちゃうぞ」

 

 

ジイ「私も学ばなくてはな」

 

アントニオに料理をよそってもらうジェイデン

ジェイデン「戻ってくれて嬉しいよ。さすがゴールドだ」

にこやかにグータッチで終わり。

 

 

殿と家臣という設定はなくなっているけど、アントニオはサムライではないという設定は結構しつこいほど出てくるなー。別にジェイデンは普通に仲間に入れてもいいと思ってたのに、ジイに反対されて、板挟み状態…リーダーとして仲間の選択の責任を追うことはないというのは、なんかこう日本だとあんまりないような気もする。

 

アントニオは漁師で料理がうまい。ミアの料理ネタは…こっちは先代ピンクの話もないから、ただの料理下手な人でそれが最後まで続くんだよねぇ。ケビンはやっぱり面白い場面がことごとく削られてるなー。