先日は怒涛の更新、失礼しました。
そういえば、パワレンサムライ終了後も当然パワーレンジャーシリーズは続いているのですが、サムライ以降のシリーズの吹替え版は作られていないそうです。パワレンサムライは元々人気のあったシンケンジャーだったから、吹替え版も早く作られたと目にしました。もし反応がよければ、それ以降のシリーズの吹替えも作られていたのでしょうか。戦隊が好きで見る人とパワレンが好きな人はまた全然違うのかも。パワレン好きの人は海外ドラマ好きの要素も入ってたりして。
いやー、それにしても終わってみれば面白かった。wikiを読むとケビンなんて”歌舞伎と水泳という違いを除けば原作の池波流ノ介にほぼ準じたキャラである。”なんて書いてあるけど、ぜんっぜん違うから！ ケビンはテンション高い部分がなくて、はっきり言えば面白みのないホントにまじめな青年だし、ジェイデンも丈瑠に比べるとシビアさも強力なリーダーシップもないこちらもまじめな青年なんだもん。
ミアとエミリーはどちらも陽気な明るいキャラで日本と違い、どちらかがお姉さんぽいとか妹キャラとかも強調されないところは個人的には好き。いつまでもいつまでもことはは妹キャラだからピンクとか言ってる奴うぜーよ、と思ってる者からすると、戦隊って女の子2人だとどうしても姉キャラ、妹キャラみたいな感じになるのが不満っちゃ不満だったから。だって男子メンバーはもっと人数いるのに、年少だからって弟キャラってことはないでしょう？ 今後日本の戦隊でももう少し別のキャラ分けがあったらと思います。ゴーオンジャーは初期メンバーのイエローは妹キャラで、追加のシルバーが実際に兄のいる妹だから特殊なケースも中にはあるけど。
マイクとアントニオはシンケンの千明、源太に近いキャラでした。特にアントニオはねー、源ちゃんに比べるとかなりムチムチしてるけど(^^;すごーく源太っぽかった！ 歌もうまいし、アクションもできるし、男子メンバーでは一番のお気に入り。
んで、女子メンバーはと言うと、終盤に出てきたローレンがクールでかっこよかったんだよねぇ。こっちの設定を見ちゃうと、シンケンジャーって何から何まで完璧な話だな！と思ってきたけど、ちょっと評価が変わる。当時から四十七幕と最終幕は好きで何度も見たけど、割と早送りしちゃう回なんです、四十八幕は。
年下の義母というのが生理的に嫌なのと、養子ということにしなくても殿という立場から解放してあげたらいいのに、となんとなく思っていたのです。小林さんは「シンケンジャー」だから仲間ではなく最後まで主従関係を貫きたかったみたいですけどね。
ローレンはジェイデンの姉で、姉弟ながら姉は封印のパワーを持って生まれたけど、弟は違うという設定が私にはツボでした。丈瑠と違って、ジェイデンはシバの血は継いでるわけだし…ってとこで、結局私も丹波と同じで血筋が大事と思ってる派なんだなぁと思うと、ちょっと自分で自分にがっかりしましたが。ローレンは戦ってるときはびしっとしてるけど、普段は弟想いの姉というのもよかったし。
それと全体に「シンケンジャー」よりかなり明るくソフトに作ってあるので、ラストが明るく終わることが多くて、情緒がないなあと思うこともあったけど、こっちもifの世界で楽しいなぁと思います。初期の話だと、五幕を基にした話だと、丈瑠は結局遊園地には行かなかったけど、パワレンは最後はジェイデンも楽しんでるし、七幕もパワレン版だとみんなで海で遊ぶシーンが入ってるし。エミリーの誕生日回で何気にお姉さんからも手紙が届いてるっていうのがいいなって思いました。
そしてラストの緑黄カップルエンド！ 他のパワレンでも最終回で1組くらいカップルが毎回生まれてるみたいだから、恒例なのかもしれないけど、それが緑黄ってのがかわいくて。スーツアクターと合わせるためもあってか、シンケンメンバーと同じような身長で揃えてるのもすごいし(具体的な数字は分からないけど、他の男子メンバーに比べてマイクが小さいとか、ミアとエミリーだとエミリーが小さいとか)。
さっきwikiみてびっくりしたのが、吹替え版の兼任の多さ。ジイとマスター・ザンドレッド(ドウコク)、ケビン(ブルーレンジャー)とセラーター(アクマロ)、アントニオ(ゴールドレンジャー)とオクトロー(シタリ)！ 全然ちがーう！ けど、違う声優さんなのに、ケビン、マイク、アントニオのヒーローはかっこいい声なせいか似て聞こえた(^^;
戦隊のオーディションで見た目のバランスとか声のバランスを重視してるってのがよく分かる。変身後のシーンでそれぞれに声に特徴がないとホントに誰が誰か分からなくなるもん。だからこそ口癖作ったりするのか(^^;
このサムライレンジャーですらもう5年前とかなんだねー。時が経つのは早い…
