PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

持ち上げすぎ

▲このニュースを読んで文句を言いたくなった。考察とか言うけど、ただひたすら「あまちゃん」ってすげーんだぜ、と言いたい記事。10~40代の本来の朝ドラ視聴者層とは少しずれた人たちに聞けば当然そういう結果になるだろうね。

 

あまちゃん」は本当に好きで見てたし、サントラ、関連本もたくさん買ったし(能年ちゃんの写真集も買っちゃった)、全話録画も残してます。ただ、この記事の持ち上げられぶりは違和感…タイトルの「復権」というのなら、私は8時スタートになった最初の作品である「ゲゲゲの女房」だと思ってるから余計にね。

 

ここ1,2年だと「ゲゲゲの女房」なんて8時ピッタリに時間を移したから視聴率が上がって当たり前みたいな記事も見かけるようになりました。大した視聴率でもないし、みたいな。どれが8時スタートの1作目に来ても同じ結果とは思えない。朝ドラ受けはこのドラマスタートと同時に始まった「あさイチ」でもうやってたから。

 

純と愛」でそこまで積み上げてきた貯金が崩れるくらい下がったものをまた元に戻したという意味なら「あまちゃん」すげー!だけど。イヤ、ホントにそれは素直にすごい。岩手出身なので、地元ニュースを見るとドラマが終わって1年以上経っても相変わらずあまちゃん推しな感じを見ると、ドラマの与えた影響は大きいなぁ、と。

 

以前、「カーネーション」と「あまちゃん」は、『普段朝ドラなんておばさんの見るようなものを見ない俺が見てやったら面白かったぜ、他の朝ドラはクソだけどな』的なファンが多いと書いたけど、「あまちゃん」はこういう記事を書くような業界人のファンが多いんだろうね。だから関連本も多かった(間違えて同人誌の延長のような本まで買ってしまったけどな!)。熱狂的な男性ファンが多い印象。

 

こういう記事があふれると何十年も経つとこれが真実になっちゃうんだろうねぇ。好きなドラマでも熱狂的なファンがでかい声で「他とは違う、特別」などと褒め称えはじめると引く。

 

そういう意味じゃ「花子とアン」はちょうどいい作品かもしれません。終わってみて、新しい朝ドラが始まって引きずる性格のせいで意外と新しいドラマになじめず、私の中では1週間で終了とさせていただきました(お前のどこが朝ドラ好きなんだ)。案外夫婦萌えしなかったのでラブラブな二人を見てても、あまり何かを感じることができなかった。過去に好きになった作品の夫婦には最初のぎこちなさとか恥じらいとかがあってそこが好きだったんだと気付きました。最初からあからさまに仲いいのは、あんまりハマらないみたい。

 

朝ドラファンでも子役の演技が苦手で子供時代から始まるのが嫌な人というのもいるみたいだけど、私はやっぱり朝ドラなら子供時代から始めてほしい派(どんな派閥だよ)。「花子とアン」は散々文句を言ってきたけど、いざ悪口を見ると反論したくなってしまうくらいは好き。全話完走したんだし、やっぱり結構好きだったよ。

 

…天邪鬼だね、褒められると「そんなことねーだろ」と思っちゃうし、けなされても「そんなことねーだろ」だもん。結局それ。