PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第二十八幕「提灯侍」(再)

源太「こんなに早く終わりが来るとはなぁ…丈ちゃんやみんなには悪いけど、せめてこれが俺の形見だ」真剣な顔で侍のモヂカラを屋台の提灯に送信する。

源太「形見…か」

スシチェンジャーに丈瑠から外道衆が現れたことを知らされるが、どこか気乗りしない様子の源太。

源太「もう一度試してみっか」…ここでオープニング

ナナシを相手に戦うシンケンジャー。源太も駆け付けるが変身できない。

源太「俺…寿司が怖いんだよー!」

奥座敷に集まる面々。

彦馬「寿司恐怖症? 何だそりゃ。どうしてそんなものに」

千明「ホラ、この間魂入れ替えるアヤカシのせいで源ちゃん寿司になっちゃったじゃん? そのとき、猫に食べられそうになったらしくて、それからずーっと寿司に触れねーんだってさ。なぁ?」

源太「もう駄目だ。俺の時代は終わった」

茉子「ハイ、お茶」源太のそばでかいがいしく世話をする。

流ノ介「そんな時代だったことはないが、しっかりしろ」

彦馬「そうだ。情けないぞ、その程度のことで。一人でイヤイヤ、モヂカラの稽古を積んで来たお前ではないか」

源太「ジイちゃんには分かんねぇよ。寿司になってみろ。食われそうなのに動けねぇんだぞ。もう寿司見るだけであんときの恐怖が…うぅ」

茉子「よしよし、大丈夫大丈夫」

千明「うわぁ完全にスイッチ入っちゃってるよ、姐さん」苦笑いの流ノ介

ことは「少し時間経ったら治るんちゃうかな」

流ノ介「そうだな。遅い夏休みだと思って…」

源太「いや、俺には分かる。これはもう治らねぇ。寿司屋もシンケンゴールドも引退だ」

茉子「大丈夫、治るから」

六門船。アクマロ初登場。嫌味な言い方だが、六門船においてくれと土下座。

再び奥座敷。向かって左から彦馬、流ノ介、丈瑠、千明。向かい合ってことは、源太、茉子。

千明「では源ちゃんと一緒に苦手なものを克服しよう大作戦~!!」

寿司を目の前にした源太。

ことは「源さん、うちは納豆頑張るわ。ちっちゃい頃、匂いで気持ち悪くなってからホンマに苦手で」

茉子「わたしは粉ふきいも。一回のどに詰まらせてからどうしても。でもいい機会だしね」

彦馬「うん。いいことだ。侍が好き嫌いを言うべきではないからな」

千明「源ちゃんさ、一人じゃ駄目でも誰かと一緒なら頑張れるっしょ」

源太「すまねぇ…」

千明「じゃ行こうぜ。よーいはじめ!」

茉子とことははそれぞれ苦手な食べ物を口に入れるが、源太は逃げ出してしまう。しかし、茉子とことはも倒れてしまい、茉子の元には丈瑠と千明が、ことはには流ノ介と彦馬が駆け寄る。

流ノ介の苦手なものはサボテン。子供のころに尻もちをついて以来、自分でもコントロールできないくらいの恐怖感があるらしい。あきれる丈瑠達。

丈瑠はお化け屋敷へ。だがやはり克服できず、倒れてしまう。

残った源太と千明。

源太「悪ィ。みんなでここまでしてもらったのに、俺やっぱり寿司に触れる気がしねぇ。もういいよ」

千明「元気出せって。引退とかマジでなしだから。俺、源ちゃんがシンケンジャーに入ってくれてホントよかったって思ってるし。なんつうの、侍っぽくない普通の感じとかさ。ホッとすんだよ」

源太「千明…」

千明「丈瑠達もさ一緒だと思うよ。みんな頑張ってたろ?」

源太「あぁ、ホントにな。無理させちまって、ありがとな。丈ちゃん達にも感謝してる。だから余計にこんな状態で戦って迷惑かけたくないんだ」

木の陰から会話を聞いている彦馬

千明「源ちゃん」

源太「大丈夫。ただで引退しねぇよ。きっちり仕上げてやる」

千明「仕上げるって何を?」

源太「こうご期待だ。じゃあな」

千明「おい!」

千明のショドウフォンが鳴る。

外道衆と戦おうとするが、アクマロが現れる。5人がかりでも太刀打ちできないほど強い。

一方、源太は提灯に侍のモヂカラを打ち込んでいた。…ここまででAパート。

アクマロに苦戦するシンケンジャー。アクマロは分身、切神を出現させ、さらに攻撃をする。切神なんてのもいたなぁ~。すっかり忘れてた。

源太の作っているものもあと一息。

丈瑠はスーパーシンケンレッドになり、一人テンクウシンケンオーで切神に応戦。4人はアクマロと戦う。ゴーバスじゃないけど、等身大戦とロボ戦を同時でやってる!

アクマロに斬られそうになるシンケンピンクの元にシンケンゴールドがダイゴヨウを連れてやって来る。ダイゴヨウから秘伝ディスクを発射した。ドウコクに斬られた箇所にあたり、ダメージを受けたアクマロは退散した。

ダイゴヨウは変身してロボとなり、丈瑠とともに切神を撃破。

源太の屋台。

源太「へい、お待ち」

ことは「いただきまーす」

茉子「それにしてもよく治ったよね。あんなにダメだったのに」

源太「いやぁそれがじいちゃんがさぁ」

回想 無理矢理寿司を食べさせられる源太

源太「…うまい」

千明「はぁ? なにそれ。俺らの苦労はなんだったわけ?」

彦馬「ときには荒療治も必要ということだ」

ことは「さすが彦馬さん」

源太「ま、めでたくゴールド寿司も再開だ。ダイゴヨウと一緒にな」

ダイゴヨウ「おうよ。へいらっしゃい」

流ノ介「あ、気になってたんだがそれ岡っ引きじゃないか」

源太「おう。時代劇でよく見るだろ。そっからこうイメージしたんだ」

流ノ介「岡っ引きは侍じゃないぞ」

源太「えぇ?」

頷く彦馬と丈瑠

ダイゴヨウ「どえー!」

源太「ホントかよ。俺、こんなにでっかく侍って」

ダイゴヨウ「御用でぇ」

源太「すまねぇ。ダイゴヨウ、御用にしてくれ」

ダイゴヨウ「御用でぇ御用でぇ御用でぇ」

エンディングがやっと通常に戻った!

前回が十臓編が終わって、一息ついて今回から新章です。アクマロ、ダイゴヨウが初登場。切神なんてのもいたねー。今回はいろいろあったのに、苦手な粉ふきいもを食べて倒れた茉子を介抱する丈瑠にリアルタイムだとホントに一瞬のシーンだったから、あれ、茉子の方に丈瑠が行った?と録画したものを何度巻き戻したことか。

源太が「千明」初呼び。意外にも時間かかってるよね。千明が源ちゃんと呼ぶのはずいぶん早かったけど、源太から千明に呼び掛けることが意外とないんだね。