PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第四十一幕「贈言葉」(再)

先週のダイジェスト。ドウコクに一方的に攻撃されるシンケンジャー

奥座敷。そこにいるのは流ノ介、茉子、千明、源太。

流ノ介「ドウコクに封印の文字が必要だという意味が分かった」

千明「俺さ正直、丈瑠が封印の文字使えなくてもアヤカシみたいに倒せるんじゃないかなーって思ってた」

流ノ介「実は私も…慢心だった」

源太「ま、倒せねぇとはいいたかねぇけどなぁ」

茉子「外道衆の動きも気になるよね。ドウコクとアクマロが対立しているみたいだし。薄皮太夫も」

源太「しっかしあのアクマロってぇのドウコクと同じくらい面倒だぜ」

千明「あれ、ことはは?」

流ノ介「あぁさっき出て行ったが」

茉子が奥へ視線を向ける

丈瑠の部屋

丈瑠は布団に寝かされており、黒子が看病。彦馬とことはが傍らで見守る。 

(ことは「殿様、あんなムチャしはるなんて…」)

無茶な行動の数々

(ことは「やっぱり何か違う。茉子ちゃん何か気付いてはるみたいやのに何でうちに言ってくれへんのやろ?」)

彦馬「殿は大丈夫だ。戻って休め。休息も侍の務めだぞ」

ことは「あ、はい」

彦馬「おぉそうだ。お前に手紙が来ておった。久しぶりに姉上からだ」

みつばからの手紙に笑顔になることは…オープニング

庭で姉・みつばからの手紙を読むことは。

『ことは、元気ですか? あんまり連絡したらあかんと思っても、やっぱり気になってまたお手紙してしまいます。ことはは侍の中で一番年下やし優しくておっとりしてて、きっとケガしたり辛いこともあるやろなぁって。それでもきっと頑張ってるシンケンイエローを思うと、もう1年になるのに今もすぐに駆け付けたくなります…』

みつば「ごめんな、お姉ちゃんのせいで。あんたが戦うことになるかもしれん。ことはにはそんなん似合わへんのに」

ことは「お姉ちゃん…」

流ノ介達がことはの元へ

千明「一人で何してんだよ。どうかしたのか?」

ことは「あ、ううん。お姉ちゃんから来た手紙読んでただけ」

源太「あーそういえば結構年の離れた姉ちゃんがいるって…あれ? じゃ何でことはちゃんがシンケンジャー?」

ことは「ホンマはお姉ちゃんがなるはずやってんけど体弱いから…うちはお姉ちゃんの代わり」

源太「そっか…んじゃもしかしたらシンケンイエローは年上のお姉さまだったかもしれないってことか」

ことは「え?」

千明「源ちゃん」千明優しい

源太「イヤぁホラ俺ホラ断然ね、ことはちゃん。ことはちゃんよかった派」面白い

茉子「はいはい。よかった何でもなくて」

ことは「え?」

流ノ介「いやぁドウコクにショック受けてるんじゃないかってな」

ことは「あ、ごめんなさい。大丈夫」

源太「お、いいねぇ。よし俺達もあれこれ考えてねぇで気合入れようぜ。よし! 今日は景気づけに俺が寿司おごってやる」

みんな全力でことはを心配してるよね。…それにしても寒そうだ。

屋台

「食べ歩きんぐ12月号に掲載されました。」という広告が貼ってあります。

(ことは「お姉ちゃん、全然逆や。一番年下やからみんないつもうちのこと心配してくれはる。戦いのときも」)

源太の「年上のお姉さまだったかもしれない」という言葉を思い出し、

(ことは「もしお姉ちゃんが侍になってたらどうやろ。きっとうちなんかよりみんなの役に立って…そうやわ、きっと茉子ちゃんもお姉ちゃんになら殿様のこと話してる。うちやから心配させへんように…うち、甘えてるわ」)

六門船にはスナススリの姿が。アクマロは地獄を味わいたいのだとシタリに話す。

街ゆく人の顔に砂がかかる。頭を抱え苦しみ出す人々。

屋台にさっきの人々が来て寿司を食べ出す。そこにスナススリが現れ、そこにいた人々にさらに砂をかける。砂をかけられた人は飢餓地獄に苦しむ。

戦いの中で、千明にかばわれることは。みんなに甘えないようにと、スナススリを斬りに行くが、攻撃され、変身解除される。それをかばった茉子と流ノ介が飢えに苦しむ。さらに千明と源太まで。茉子の「みずぅー」の絶叫がよい。

六門船に戻ってくるスナススリ。何かを企んでいるアクマロを訝しむシタリ…Aパート。

夜の志葉邸。流ノ介達4人は台所で紐でぐるぐる巻きにされながら食べ物を欲しがって苦しがっている。熱演。それを見て泣きだしそうなことは。

笛の音に目を覚ます丈瑠。

庭ではことはが笛を吹いていた。口の端が切れていて痛みで演奏をやめ、みつばの手紙を読み返す。昼間の出来事を思い出し、手紙をくしゃくしゃにしてしまう。

彦馬「気に病むことはない。逆の立場であればお前も誰かをかばったであろう。今は傷を治し、対策を練るのだ。せっかくの手紙が…姉上というのはありがたいな。こうして心配をして」

ことは「でもうちお姉ちゃんの代わりができてへん。殿様やみんなが優しくしてくれんのに甘えてたんです」

彦馬「どうかな。皆がそれほど甘やかしているとは思わんが」

ことは「(首を振る)…うち、最近殿様の様子が変やなぁって思ってて、でも、茉子ちゃんも気付いてはるみたいやのにうちに心配かけへんようになんも…きっと今までにもこんなんがたくさんあったんです。うちが気付かへんだけで…でも今日気がつけてよかった。みんなについて行くだけじゃなくって、お姉ちゃんやったらしてたこと、うちも…お姉ちゃんもうちがお姉ちゃんの代わりに頑張ってるって思ってくれてるし。もっともっと頑張らな」

彦馬とことはの会話を途中まで聞いていた丈瑠が自室に戻ってくる。

(丈瑠「中途半端な覚悟ほどみっともないものはないな」)

海岸の釣り人の前にスナススリ。スキマセンサーが鳴り、ケガをしている丈瑠が向かい、後を追うことはを彦馬が呼びとめる。

彦馬「ことは、よいか。いつまでも姉上の代わりだとは思うな」

ことは「でもうちはホンマに」

彦馬「姉上の手紙、悪いが目を通させてもらった。姉上は一言も自分の代わりになどとは言ってはおらんぞ。お前がそう思うからそう読めるだけだ。どの言葉も代わりではないお前自身を思ってのことだ。誰の代わりでもない。お前にしかなれないシンケンイエローだ」

丈瑠は変身してスナススリと戦うが、まだ傷があり万全ではないため、ダメージを受ける。ことはは2回目のスーパーシンケンイエローになって戦う。モウギュウバズーカまで使ってるよ。ことはが一の目を倒し、復活した流ノ介達も助太刀に来て二の目戦。

ことはちゃんに捧げる勝利の一本締め。

橋の上を歩く丈瑠達。

(ことは「お姉ちゃん。うち、もうお姉ちゃんの代わりって言わへん。それも甘えなんやって分かった。シンケンイエローとして頑張る。殿様やみんなと一緒に」)

丈瑠「源太。雑誌に掲載されたらしいな。食わせろ」

千明「なんだよ。最近機嫌悪かったくせに」

流ノ介「実は私もずっと気になっていたのですが」

何を言うか気になる茉子とことは。

丈瑠「腹を壊していた」

笑顔になる流ノ介達。茉子だけは浮かない顔だが、ことはに手を引かれ笑顔になる。

…この回ねぇ…リアルタイムで見たときは一番辛く感じた回でした。感想を読んでいたときに、丈瑠のことを聞かれてるのに答えない茉子って意地悪とか自分だけの秘密にしたかったのかな…とかそんな乙女な心境の場面じゃねーだろとか突っ込み入れつつ思っていたのですが、本編でも何度もことはが「何でうちに言ってくれへんのやろ」だもんなぁ。何も分からないのに言えるわけないよ。その分からないってことを言えっての?

途中、ことはの話を聞く丈瑠が、茉子が何も言ってくれない、という部分に反応してたのは、茉子は誰にも言ってない、気を遣わせてたって気付いたから?

最初に見たときは、丈瑠が吹っ切れるきっかけを作ったのは今まで心を砕いてきた茉子じゃなくことはなの?って思ったから辛く感じたけど、別にそういうのでもないよね。