昨日のコメント返しにも書いたのですが、駄文を更新しました。
…うーん、しかしなんて言うかシンケンの世界観から大きく外れてる気がして、もう描くべきじゃないのかもしれません。前から言ってるように未来話は書きたくないし、ちぐはぐだしね。
そのときによって、手すらつないだことのない関係が描きたいと思ったり、イヤイヤもう深い仲ですよ、みたいなのが描きたくなったりするので、大まかな時系列で描いてるものの矛盾しまくりで。すべてがパラレル話ってことで(-_-;)
没ネタ
丈瑠が今回の作戦を発表した。
「状況的に茉子やことはにも潜入してもらうことになると思う」
「しかし殿、男子校ですよ?」
「男子になりきれば問題なくね?」
「男装なんてちょっと楽しそうじゃない? ことは」
「うん、うちも茉子ちゃんの男装見たい!」
「ことはちゃん、そういうことじゃなくて…」
それぞれ制服に着替えることになった。
「殿、メガネもよくお似合いです」
「俺もまだまだ制服行けるなー♪」
「千明は現役みたいなもんだからな」
「お待たせ」
二人が奥座敷に入ってきたところで四人は思わず息をのんだ。
長らく無言でまじまじと二人を見つめていた丈瑠がムッとしてきた。
「…却下だ。別の作戦を考える」
丈瑠はそういうと、自室に引っ込んでしまった。
「そんなに変?!」
「茉子ちゃんかっこいいのに」
茉子が心外だというように残りの三人に訴えた。確かにことはは女の子としても小柄で華奢なので小さな制服を見繕ったはずがまだブカブカだし、茉子は短い髪もよく似合っていたが、
「…これはまずいな」
「うん、俺、学園に潜入してアヤカシ探索の他にこの二人を守り切れる自信ねーや」
流ノ介と千明は顔を見合わせた。
「なになに、どういうことよ?」
「つまりさ、目立ちすぎるってこと。アヤカシにシンケンジャーと気付かれる以前に生徒の中でちょっとした事件になる」
「えぇー? そう?」
茉子は納得がいかなかった。
「結構似合うと思ったんだけどなぁ」
「うん、茉子ちゃんよぉ似合うとる」
「ちょっと丈瑠のところに行ってくる」
「丈瑠入るよ」
丈瑠は背中を向けて座っていた。
「なんだ」
「そんなに変? わたしは役に立たない?」
「そんなことはないが、やはり男子校潜入は無理があった」
立ち上がって振り向いた丈瑠が茉子の目の前に立った。
「この格好で大勢の男の中にいるのを見てるのが耐えられない」
「だって男にしか見えないでしょ?」
そういって見上げた茉子の顔は間違いなく女性だ。丈瑠は茉子の少し乱れた前髪を手で直し、じっと見つめ
「…なんだかおかしな趣味に走りそうだ。さっさと着替えろ」
そういうとまたぷいと後ろを向いてしまった。
「…分かった」
まだ不服そうな顔をした茉子が部屋を出ていった。
男子校潜入話を描いてみたいなーと思ったけど、やっぱり目立つよね? もっといえば丈瑠たちだってモデルみたいな美少年たちだしかなり目立つよね(^^ゞ なので話を膨らませられませんでした。まず作戦として女子二人をわざわざ男装させてまで潜入させるなんて無理があり過ぎる。教師とか購買とかの店員とか?
でも『花ざかりの君たちへ』みたいな話はツボをつくんだよなー。しかも茉子の男装はかなりかっこよかったし、あれはオチがあったけど、普通に男子生徒六人で並んだ写真が見たかったくらい。これもやっぱりシンケンの世界観から離れすぎ。