Trading Places(第二十七幕 入替人生)
六門船。『ある旦那の下で人間どもを苦しめるゲームに参加することになった』と言って訪ねてきたスイッチビースト(アベコンベ)。旦那の正体はまだ秘密。
フリーマーケット会場。バルクとスパイクがいる。そして魚を焼いているアントニオの下へマイクとエミリーが訪ねてくる。
エミリー「絶好のおでかけ日和ね」
マイク「あぁ誘ってくれてありがとう」←わりと二人行動が多い。
アントニオ「いらっしゃい。俺のスペシャルニシンバーガー楽しんでいってくれ。特製ソースをたっぷりだ」
マイク「うまそうだな。何か手伝う?」
アントニオから見える位置にいた男性がいきなり固まる。
アントニオ「あの人何始めるんだ?」
またしても固まる人。
マイク「あれ? ヨガでもするのかな?」
エミリー「違う。何か起きたのよ」
そして、アントニオ、バルク、スパイクまで…。スイッチビーストが人間の魂をガラクタに入れ替えていた。
いつもの人物紹介オープニング。
変身してスイッチビーストの前に現れるマイクとエミリー。
マイク「みんなを助けるんだ。こいつは任せろ」
エミリー「了解。みんな同じだわ。魂が抜けたみたいになってる」
マイク「一体何をしたんだ? 元に戻せ!」
攻撃を受けているとき、ジェイデン、ケビン、ミアが駆け付ける。
ジェイデンは攻撃を受け、ノームの置物(老人のような容貌をした小人)にされてしまう。杖を持っている置物の再現だけど、招き猫っぽいポーズで固まるジェイデン。スイッチビーストはその置物を壊そうとするが、マイクがとっさに機転を利かせ、それを阻止する。
スイッチビーストはケビンとミアにも攻撃し、エミリーが反撃したところで水切れとなってしまう。
エミリー「大変! ミア、ケビン! 大丈夫?」
マイク「みんな固まってるぞ。あの人形を壊せばジェイデンを倒せるようなことを言ってたな。あれにジェイデンの魂を入れ替えたってことか? そんな、ジェイデン! わけわかんないよ」
シバハウス。ノームの置物を叩いてみるエミリー。
エミリー「この中で聞こえてるのかな?」
ジェイデン、ケビン、ミア「聞こえてる、聞こえてるよ!」
ジイ「そのナイロックが人間の魂を物に入れた?」
扇風機になったミア。首振り。
エミリー「そう、入った物の形に体が固まるの」
ケビンはオルゴールの中のバレリーナのように回り続ける。そして魚になったアントニオは横たわっている。
ジェイデン「聞こえないのか?」
アントニオ「なぁ固まった物同士は話せるぜ」
ミア「右を見て、左を見て、もうこの動き退屈すぎ」
ケビン「退屈? くるくる回るよりずっといいぞ。気持ち悪くなりそう。うぅ…」
エミリー「マイク、どうしたらいいんだろう?」
マイク「(モノローグ)そうだな、これを壊そうとしてたってことは…」
マイク「ジェイデンが固まってから、あいつは人形を壊そうとした。魂を入れた物が壊れると戻れないんだ」
エミリー「大勢がこうなってる。助けてあげなきゃ」
街では固まった人が運ばれる。その人の魂はコートかけやポスト、自転車などになっている。
マイク「でも、誰が何に入っちゃってるんだ?」
エミリー「何とかしなきゃ。私達しか助けられない」
ジイ「そのナイロックを倒せば、みんな元に戻るはずだ」
マイク「あぁ」
エミリー「あいつがまた来るまで特訓しましょ」
マイク「それがいいな」
再び街。バルクは空き缶、スパイクは新聞紙に。
六門船。ガラクタが回収され、人間が人間を処分するのを楽しみにするスイッチビースト。
ついに空き缶と新聞紙は回収されてしまう。
シバハウスの庭ではマイクが特訓中。素面アクションがすごい。そこにまだ稽古着にも着替えていないエミリーが家の中から出てくる。
エミリー「さっきからずっと一人で頑張ってるわね」
マイク「あぁ、みんなと一緒じゃなく戦うのは久々だからな」
エミリー「腕が伸びるナイロックと戦ったときすごかったじゃない」
マイク「全然すごくない。ジェイデンの援護がなかったら…絶対やられてた」
エミリー「でもちゃんと倒す方法を考えてた。それにね一人じゃないわよ」
マイク「でもみんなみたいに君までなったら?」
エミリー「私の心配しないで。一緒にナイロックを倒しましょう」
マイク「そうだな」
エミリー「でもいいの? ケビンにあんなことして。きっと元に戻ったらめちゃめちゃ怒られるよ」
↑このシーン。シンケンだと千明がことはを励ますシーンだったよなぁ。ことははひたすら妹キャラだったけど、エミリーのこういう部分ってミアとかぶってる気がするんだよね。女性陣の書き分けが少し気になる。
室内。固まったケビンはチュチュを履かされていた。
ケビン「元に戻ったらマイクに仕返ししてやる」
ミア「あら、いいじゃない。かわいいわよ」
ジェイデン、ミアが笑う。
ケビン「かわいい?」
ジイがケビンの姿にぎょっとし、異臭にも気付く。アントニオが入った魚が腐りかけている。慌てて冷蔵庫に入れようとするが、ギャップセンサーが鳴る。
庭にいたマイクとエミリーがジイに駆け寄る。
ジイ「マイク。この戦いにはこれが必要だろう」
マイク「ブラックボックス。使いこなせないよ」
ジイ「お前ならできる。大丈夫だ」
マイク「それならこうしよう。危険だけどすごい作戦だ」
エミリー「すごい作戦ってどんなの?」
マイク「OK。説明するよ」
ゴミ処理場に連れてこられた人間達。新聞紙にされたスパイクは鳥かごの下敷きにされ、バルクの空き缶もつぶされそうになる。
魚になったアントニオの前には一匹の茶トラ猫。
再び街に現れたスイッチビーストの前に、マイクとエミリー。マイクは攻撃を受けるが、もう一方の針をエミリーがスイッチビースト自身に刺し、入れ替わる。そして、スイッチビーストの魂をサッカーボールに入れ替え、エミリーのグリグリ攻撃。再びグリーンレンジャーに戻し、みんなを元に戻す方法を聞く。グリーンレンジャーになったスイッチビーストがスイッチビーストの体を斬り、みんな元に戻る。猫に襲われそうになったアントニオはパニック状態。キッチンで猫が魚を食べているのを見て失神。ケビンも自分の姿を見て、慌てて着替えに行く。
マイクはスーパーサムライモードになって戦う。
マイク「スーパーフォレストヴォルテックス!」←一の目撃破。たまに技名を書きたくなる(^^♪
ブラックボックスで全てのゾードを操作し、ロボ戦。二人だけで二の目も撃破。
六門船。荒れてるマスター・ザンドレッドが投げたススコダマ(あぁ英名忘れた)が人間界にいるダユウに拾われる。まださまよってるんだね。
シバハウス。今日も外で食事会。
ケビン「スイッチビーストと入れ替わったって? よくやったな」
マイク「そりゃやりたくなかったよ。キモかったし…でもやるしかなかった」
ミア「ホント、よく倒したわよね。あなた達二人だけで」
エミリー「ほとんどマイク一人よ」
マイク「違うよ、二人でだ」
ジェイデン「おかげで人形から戻れた」
笑顔になるマイクとエミリー。
ジェイデン「ありがとう」
ケビン「本当に助かったよ」
マイク「ホラ」
サムライザーで撮影したケビンのバレリーナの画像を見せる。それを見てみんなで笑う。
マイク「あのさ、これ怒ってないの?」
ケビン「あー! 写真撮ってたのか? よこせ。マイク、よこせって」
マイク「やだね」
珍しくケビンがオチになってる。ちょこちょこ違う部分もあるけど、ほぼそのまま。アヤカシの感じも似てた。