六門船の見える川辺を歩くシタリ。太夫はいないし、アクマロは出しゃばりで昔からいるような態度で気に入らない。そんなとき、川の泡からある一族の存在を確認する。
病院。子供は竜也くん(←タイムレッド?!)、看護師さんはこの間ゴーバスに出ていたヒロムの中学の担任の先生。お医者さんはリュウタロスのスーアクさん。病室にナナシが現れて襲われる。
源太の屋台。
源太「さぁーて、今日も張り切って握るか」
ダイゴヨウ「てぇーへんだ、てぇーへんだ。親分、きれいな女の人がこっちに来ますぜ」
源太「はぁ? バカ野郎。そんなことで大騒ぎすんな」
ダイゴヨウ「でも…」
彩「あの…」
源太「(かっこつけて)いらっしゃいませ。何、いたしましょう」
彩「シンケンジャーを探してるんですけど」
源太「はい、シンケンジャー一丁。え?」
彩、ふらつく。
源太「おいおい、どうした? 何かあったのか? 大丈夫か? おい」
彩「お願いします、シンケンジャーに!」
源太「?」…ここでオープニング。
オープニングから七並べのシーンだと思ってたけど、あぁ勘違い。
丈瑠「お前達…全員で俺をつぶそうとしているのか?」
ことはの深刻そうな表情、流ノ介の後ろ姿、笑顔の千明、同じく笑顔の茉子がトランプを置く。丈瑠は顔に落書きされてます。
丈瑠「何で俺だけ1枚も出せないんだ…パス」
千明「こういう作戦もあるの。丈瑠慣れてきちゃったし、本気出してかないとね」
流ノ介「申し訳ございません。私、これ以上負けてしまうと…えーい」1枚出す。
彦馬「なぁに、遠慮はいらん。勝負に殿も家臣もないからな」
ことは「うち、ホンマにこれしか…殿様、ごめんなさい」
茉子「丈瑠もこういうのに慣れないと」
丈瑠「…! 分かった、負けだ」
喜ぶ家臣達。流ノ介も口では「申し訳ございません」と言いつつ、嬉しそうに丈瑠の顔に落書きしに行く。
彩を連れてやって来る源太
源太「まぁ大船に乗った気でいてくれよ。みんなすっげぇ頼りになるし。さっき言った殿様ってのがまた…」
顔に落書きされてる丈瑠。茉子ちゃんはチーク担当? なぜか招き猫になってる丈瑠。
流ノ介「にゃー」
源太「殿様?」
丈瑠「源太」
源太「何じゃ、そりゃ」
茉子「どちら様?」
源太「こちらこそどちら様、だよ。もーう、この人、山崎彩さん。外道衆に襲われて助けてくれって来たんだよ」
丈瑠達を見て驚いてる彩。
六門船
シタリは脂目マンプクの手下であるアゼミドロを連れてくる。アクマロは調べものがあると言って出掛けて行く。
流ノ介「何? 外道衆が病院を?」
源太「あぁいきなり襲ってきて居座っているらしい。子供が捕まってるって」
彩「その子、定期的に薬を飲まなきゃいけないんです。早く助けないと…竜也くん、せっかくよくなってきたのに」
茉子「そんな子まで巻き込むなんて」
ことは「ひどすぎるわ、なんでそんなこと」
千明「とにかく行こうぜ」
流ノ介「あぁ。だが下手に乗り込むと人質が危ないぞ」
源太「そう、そこでこれだ。彩さんが脱出した地下道を教えてくれたんだ。これを使えば病院のど真ん中まで抜けられるらしい」
彦馬「ほぉーお。よく一人でそんな場所を」
彩「お願いします! 早く竜也くんを」
丈瑠「必ず助ける」
彩「…」
病室
アゼミドロとクサレ外道衆に取り囲まれている竜也。
病院の地下道入り口
丈瑠達とダイゴヨウは地下道へ。彩と源太はその場に待機。
外にいる彩は何となく様子がおかしい。缶ジュースを差し出す源太。
源太「心配すんなって。ホラ、これでも飲んで。さ、どうぞどうぞ」
彩「源太さん、みなさんを止めて」
源太「なーに言ってんだよ」
彩「止めてください、早く! わたし、大変なことを」
地下道
クサレ外道衆に襲われる丈瑠達。
病院の外
彩「罠なんです。最初からわざとわたしを逃がして」
回想
アゼミドロ「こいつを助けたければシンケンジャーをおびき出せ」
彩「でもだからってわたし…ごめんなさい。止めなきゃ」
源太「待てって。あんたが行っても意味ねぇ」
彩「でも」
源太「その可能性は俺もあいつらも考えてた」
彩「え?」
地下道
変身して戦う丈瑠達
病院の外
源太「あの外道衆から逃げられて、俺んとこシンケンジャー探しに来るなんて都合良すぎるだろ。抜け道ってのもよ」
彩「でもじゃあ何で」
源太「あんた見てりゃ人質の話が嘘じゃねぇのは分かる。つまり時間がねぇ。下手に裏かこうとして危険にさらすより罠だって分かってるルートの方がましだ。それだけの話。ま、俺が一応残って保険はかけといたけどな」
源太達の目の前に竜也を抱えたアゼミドロが現れる。源太のスシチェンジャーをアゼミドロに渡す。…ここまでがAパート。
斬っても斬っても現れるクサレ外道衆。ダイゴヨウからディスクを受け取り、ハイパーシンケンレッドになる丈瑠。クサレ外道衆を倒して病室に向かうと壁に「邪智之谷」の文字。
場所が変わり、源太と彩と竜也が人質になっている。
彩「竜也くん、大丈夫? 気分悪い?」
竜也「(首を振り)…怖い」
源太「大丈夫だって。絶対助けが来るからな」
彩「でもわたしのせいで…ごめんなさい」
源太「彩さんのせいじゃねぇって。誰だってああするしかねぇ。それに罠だって言ってくれたろ? 俺達の心配までしてくれて…ありがとな」
彩「そんな…ただみなさんがあんまり普通だったから」
源太「え?」
彩「あんな化け物と戦う人たちだからもっと…それが…わたしと同じくらいだし普通にふざけたり」
源太「いやぁいつもはああじゃないんだけどな。いや、やっぱ同じか。彩さんも俺達も。彩さんも竜也くんを助けるために辛いのに頑張って嘘ついた。シンケンジャーも一緒だ。誰かを助けるためなら絶対あきらめないし負けない。絶対な」
アゼミドロが源太を挑発してるいるとダイテンクウで空からクサレ外道衆を攻撃し、混乱させる。そこに現れたのはシンケンピンク。
茉子「ぴったりのプレゼントでしょ。卑怯なクサレ外道さん」
源太達を縛っている縄を切って茉子から名乗り。千明→流ノ介→ことは→スシチェンジャーを取り返して変身しながら源太→丈瑠の順。今回も円形名乗りだね。
ハイパーってほとんど出番がないのが、もったいないね。ダイゴヨウのディスク攻撃と恐竜折神で一の目撃破。シンケンオーとダイカイオーで攻撃するも、ダイカイオーを人質にとられ、恐竜折神で攻撃。キョウリュウシンケンオーとダイカイオーで二の目も撃破。
竜也をおぶった彩が丈瑠達を探すが見つからず。誰もいない河原でお礼を言う彩と竜也。
歩いている丈瑠達。
千明「なぁなぁ帰ったら源ちゃんもゲームやんねぇ?」
源太「え? ゲーム?」
ことは「うちらで最近いろいろ流行ってんねんけど嫌い?」
源太「もう大好き。丈ちゃん勝負だ勝負だ」
流ノ介「待て。殿もお疲れなんだし今日は」
丈瑠「イヤ…やる」
茉子「負けん気強いよねー」
笑顔の6人
久々に見たから思い違いしているところがいろいろありました。冒頭もそうなんだけど、ちょうどこの話を撮影してる頃に(放送は9月下旬ですが撮影自体は約1ヶ月くらい前らしいので)役者さん達がインフルエンザに罹って映画の大ヒット舞台挨拶が中止になって、撮影にも影響があって、特にこの話なんて意味もなく変身後のシーンが多いんだって何となく思ってたけど、全然そんなことなかった(-_-;) 何を思って今までそんなこと思ってたんだかって感じでした。
三十幕以降はゲストのいる回が続きますね。