朝の食事風景(元々左利きの二人はよく見ると箸とか使い辛そう)。彦馬が舵木折神が見つかったと伝える。それを捕えに行ったのは流ノ介。でオープニング。
他の4人はアヤカシの元へ向かう。ヤミオロロは毒を吐くアヤカシで4人は毒を浴びて倒れてしまう。その毒は人間が苦しみ抜いて死んでしまうらしい。
一方、流ノ介は釣りを続けるが、モヂカラの使い過ぎで倒れてしまう。それを見ていたある男に助けられる。
男「もう少し休んでろ。モヂカラを使い過ぎたんだ」
流ノ介「どうしてモヂカラのことを?」
男「俺の知り合いがな…昔、侍と一緒に戦ってた」
流ノ介「え? 先代の殿の家臣? 私達の先輩ですか?」
男「そんな大したもんじゃない」
流ノ介「いや、大したことあります。その方は今どちらに?」
男「死んだ。前の殿様が死んだときにな」
流ノ介「そうでしたか」
男「全く侍だのなんだの偉そうにしてたくせに結局殿さまも守れなかったんだ。いったい何のために戦ったんだか…」
ショドウフォンが鳴って会話が中断。彦馬からヤミオロロの毒を解毒するには舵木の浄化作用が必要だと言われる。
流ノ介「大変お世話になりました。失礼します」
男「まだやるのか。やめといた方がいいと思うがな。戦いは勝つばかりじゃない」
流ノ介「ですが、侍なら勝つのは当然です」
男「なぜだ? なぜ侍は戦わなきゃいけない?」
流ノ介「それは…代々志葉家に仕える侍は殿とともに」
男「そんなの親に刷り込まれただけだ! 侍も殿もあんたが決めたことじゃない。教科書通りに生きてるとそれが崩れたときどうしようもなくなる。虚しさだけが残る」
流ノ介「…」(無言で去る)
再びヤミオロロ登場。調子が悪いのに丈瑠が無理に出かけようとする。
流ノ介「(電話越しに)殿! 無茶はおやめ下さい」
彦馬「このような体でまともに戦えるとお思いか」
丈瑠「まともじゃなくても少しは食い止められる」
彦馬「もうすぐ流ノ介が舵木折神を持ってまいります。それまでは(電話越しに)流ノ介、急げ! あとどれほどだ!」丈瑠が彦馬からショドウフォンを奪って
丈瑠「流ノ介。爺は大袈裟に言ってるんだ。余計なことは気にしないでお前は舵木だけに集中しろ」
流ノ介「しかし…殿!」
丈瑠「いいか。俺は適当にお前を選んで行かせたんじゃない。お前ならできると思ったからだ」
流ノ介「殿…」
丈瑠「それまで少しでも被害を減らしておく」奥座敷を出て行く。
流ノ介のモノローグ『殿、あんなに苦しそうな声なのに…』で、また釣りを再開…でAパート終了
茉子、千明、ことはは同室で苦しんでます。
再び現れたヤミオロロに丈瑠一人で応戦。
流ノ介はフラフラになりながら釣り。遠くで見ていた先程の男。
男「モヂカラの使い過ぎだ。もうやめろ」
流ノ介「いいえ。早く捕獲して殿の元へ」
男「だから殿と言ってもそんなのは」
流ノ介「確かに。親に教えられたことです。でも、さっきの殿の声を聞いてはっきり分かりました。戦っているのはそれが理由じゃなかったって。外道衆からこの世を護る。殿は命をかけてそれを実行してます。強い意志と力で。初めて会ったときも」
ヤミオロロの攻撃を受けて変身解除されてしまう丈瑠
流ノ介「あの殿なら命を預けて一緒に戦える。そう決めたのは自分です。親じゃない。その戦いがどんな結果でも虚しいはずなんてないです。絶対にないです!」
舵木が引っ掛かる。
流ノ介「もちろん勝つつもりでいますけどね。そのためにもこいつを…こいつを…!」
男「モヂカラに集中しろ!」
流ノ介「はい!」
男の協力もあって無事舵木を捕獲してディスクに収めることができた。
ヤミオロロと変身解除された状態で戦う丈瑠。そこに茉子、千明、ことはが現れる。そして流ノ介も。舵木のおかげで解毒され、5人で変身して戦うことに。流ノ介と二人で大筒モードで一の目撃破。
カジキシンケンオーってちょっと面白いなぁ←笑うとこじゃないよ。
ちらりと十臓がもう出てたんだ。
漁師小屋で手紙を見つける流ノ介。
『若い侍へ。
あんたのおかげで大切なものを思い出した。自分のするべきことをな。ありがとう』
流ノ介「お名前も聞けませんでしたが、私も自分の気持ちを見つめ直すことができました。ありがとうございました」
志葉家
彦馬「よく戻ってくれたなぁ。先代殿の死で何もかも捨ててしまったお前が」
男「もう一度負けることなど考えなかったあの頃に戻ってみようかという気になりました」
彦馬「ともに侍達の影の支えに」
男「はい。…日下部様、良い侍達ですな」
流ノ介と出会った漁師風の男は元々志葉家に仕えていた朔太郎という黒子だった。
十臓「シンケンジャーか」
私が初めて見た特撮。戦隊。シンケンジャー。この話ってシンケンジャーの中でも特にシリアスだよね。だからこそ、これ子供向け番組なの?と衝撃を受けたんです。この頃も日曜日も普通に早く起きてはいたんだけど、たまった録画を消費することに使っていて、リアルタイムでは見てませんでした(二十幕くらいまではそんな感じ)。
この話が後々繋がっていくとはねぇ…。
十臓は八幕からだと思ってたけど、七幕からだったんですね。