奥座敷で自由時間。千明はモヂカラの練習。ことははそれを見ていて、茉子は雑誌を読んでます。そんな中、悩み事がないか聞きまくる流ノ介。千明、ことはに聞いた後、
流ノ介「茉子、お前何にも言わないけど我慢したりしてないか? 私で相談に乗れることならいつでも言ってくれ」
茉子「あのさ…ウザい」
流ノ介「あぁ…え?」
離れて見ている丈瑠、彦馬さん、千明。
千明「うわぁ、さすが姐さん」初姐さん呼び
二人無言でうなずく。
流ノ介「でも茉子!」
茉子に雑誌で叩かれる。
流ノ介「すいません」…でオープニング。
六門船。100人の人間の涙より、たった1人が流す深い悲しみの涙1滴の方が重い。…で呼ばれたナミアヤシ。
奥座敷でまだ黒子さんにまで悩み事を聞いている流ノ介。ウザいと言ってた茉子もまだ近くで雑誌を読んでいます。何だかんだいって心配してたりしてね。そこにスキマセンサーの反応が!
何やら子供に話しかけているナミアヤシを発見。だけど三途の川に逃げられてしまう。
ピンク「気になるなぁ…それにさっきの子供も」
レッド「あぁ手分けして探してみよう」
流ノ介と茉子が子供を探し出し、事情を聴きだそうとするが話を渋る。2人で様子を見ることに。
野球の練習を終えた子供が家に帰りつくが、すぐ家から出て素振りを始める。
茉子「練習してきたばっかりなのに…何か変じゃない? 外道衆になんか言われたのかなぁ」
流ノ介「イヤ…俺には分かる。練習せずにはいられないんだ」←俺って言った!
茉子「でも今日は休めって言われ…」
流ノ介「(泣いてる)」
茉子「ちょっとどうしたの?」
流ノ介「す、すまん。ちょっと思い出してしまった。私もああやって歌舞伎の稽古に励んでいたんだ。舞台の前の日は緊張と不安で一晩中練習した。あの頃の自分が急に重なって見えてしまって」
茉子「あぁ…そう」
流ノ介「しかしこんなときにどうして…不思議だな…ハハ」
茉子「あぁホームシックか」
流ノ介「何をバカな! 侍がそんな情けないものになるか」
茉子「そっか~なるほどね。それでみんなの悩みを聞きまくってたんだ。いるよね~自分が凹むと逆の行動に出る人」
流ノ介「違う。私はただ…ただ…! 情けない。…その通りだ。投げ出した舞台のことが頭を離れず、歌舞伎を捨て切れず…」
茉子「ちょっと流ノ介…」
流ノ介「茉子はきっぱり夢を捨ててきたと言ったな。それに比べて私はなんて未練がましい」
茉子「やだ…やめてよ。わたし、そういう弱ってる奴ダメなのよ」
流ノ介「分かってる。思いっきり罵ってくれ…イヤ殴ってくれ」
茉子「だから…ん~! もうバカ。そういうの助けたくなっちゃうじゃない」
茉子にギュッとされて流ノ介固まる。
志葉家の台所。茉子が流ノ介と子供の見張りをするための夜食作りをしています。
ことは「茉子ちゃん優しいねん。家庭的なことが好きやって言ってはったし。夢は普通のお嫁さんになることやねんて」
丈瑠・千明「えぇぇ~!」←驚きすぎだよ
シンケンマルを使って調理中。
ことは「すごいな~。料理できる人ってえぇなぁ~」
丈瑠「あれ、食うのか? 流ノ介、死なないだろうな」
千明「さぁ~」…でAパート終了。いきなり仲良くなったように見える丈瑠と千明。
Bパート。夜の公園。茉子の手作りマフラー(ホッカイロをつなげたもの)。夜食のお弁当を食べる流ノ介。
茉子「ごめん…まずい?」
流ノ介「イヤ、そんなことはない」←優しいなぁ~。
茉子「あのさ、言葉が足りなかったんだけど、夢を捨てたって言っても諦めたんじゃないから。今は捨てても後でまた拾う。外道衆倒したらね」
流ノ介「…」
茉子「歌舞伎だって待っててくれるんじゃないの?」
笑って頷く流ノ介。お弁当食べてるよ。
夜明けの二人。茉子の寝顔、可愛い。神社に出かけていく子供。野球道具を捨て、高いところから飛び降りてケガをしてしまう。
ナミアヤシ「よーくやったなぁ小僧。けどな、あれは嘘」
子供「え?」
ナミアヤシ「嘘だ」
子供「そんな…言ったじゃないか。大切なものを捨てればその代わりにもっと大切なものが戻るって。約束だろ」
流ノ介「どういうことだ。大切なものが戻るって一体…?!」
子供「去年、死んだおじいちゃん」
茉子「え…?」
子供「野球ができなくなればおじいちゃんが戻ってくるって」
ナミアヤシ「ばぁ~か。死んだ人間が生き返るかよぉ。お前はどぶに捨てたんだ。野球も試合もそしてじいさんも生き返らない」←外道だぁ~。
変身して戦います。
ピンク「二人で同時に攻撃するのよ!」
ブルー「おぉ!」
二人の協力攻撃で一の目撃破。二の目も流ノ介のアイディアで撃破。
丈瑠のモヂカラ『思』で子供におじいさんの幻を見せる。
丈瑠「思いをイメージにしたんだ。一瞬だけどな」
流ノ介「さすが殿。しかし今回の件で外道衆の非道さを改めて知りました。めそめそしていたことが恥ずかしいです。…茉子、茉子。大切なものを捨てるのはわたしたちだけで十分だ。必ず外道衆を倒そう」←手を握ってます
茉子「そういうのウザいから」
流ノ介「茉子! なんで? あの優しさは?」
千明「立ち直った男には興味ないんじゃない?」
ことは「茉子ちゃんは困った人の天使なんやわ」
流ノ介「そんなぁ~」
茉子の笑顔で〆。
イヤ~濃いなぁ~。捨てた夢をまた拾う。それにしても全回通して一番外道なアヤカシなんじゃないかな^_^; 流ノ介が『俺』って言ったのは、本音が出たのかアドリブが出ちゃったのか…同じ家臣でも同性同士より力関係の近い流ノ介と茉子、千明とことはの方が本音が出やすい感じがしないでもない。流ノ介と茉子、やっぱり芝居が安定してて面白いぞ!←ちょっと茉子の声が上ずりがちではあるんだけどね。この回以降も流ノ介はひそかに茉子を想い続けている設定にしました。私の中で(勝手にしろ)。