PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第三幕「腕退治腕比」(再)

冒頭の志葉家のカットが懐かしい。というわけで今週も始まりました。

朝稽古…千明は寝坊、流ノ介も寝過してパジャマのズボンで稽古をしています(次の回のホームシックの伏線?)。

丈瑠「千明、お前の腕が俺達より一段落ちるのは分かるよな? 剣もモヂカラも侍の心得も全部だ」

千明「何? もう一回言ってみろよ」

丈瑠「文句は強くなってから言え」

千明が今の生活にかなり不満な様子…からのオープニング。

六門船。今週のアヤカシはロクロネリ。太夫と小競り合いになったときにナナシを投げて止めるドウコクさん、かっけー。太夫をさりげなくかばってるのね。さりげなくないか。

千明は高校時代の友達に会って遊んでいます。高校の卒業式にも出ず、急にいなくなったことを友達に指摘されますが、千明もシンケンジャーになったことは納得している様子。気に入らないのは丈瑠の態度。そこへロクロネリが現れて、逃げ遅れた友達にけがをさせてしまう。

流ノ介「千明、お前のせいだぞ」

千明「分かってる。俺の力が足りないから」

丈瑠「違う。お前が友達と会ったせいだ。いいか、過去を捨てるのは家族とか友達を巻き込まないためだ。俺達と関わらせないためなんだよ。そんなことも分からないでお前は友達を危険にさらしたんだ。千明、明日までにあのアヤカシの技を破れるようになれ。出来なきゃショドウフォン返せ。俺達より一段落ちるくらいなら我慢できるけどなぁ数段落ちてるんじゃ話にならないんだよ。侍やめろ」

殿って終始寡黙な印象があったけど、結構しゃべってるね。…むしろ初期は女の子たちのセリフ少ない。少なすぎる。千明が出て行き、友達の入院した病院を外から眺める。Bパートへ。

千明と丈瑠でそれぞれロクロネリ対策を考え、稽古。夜の志葉家で稽古着姿の殿っていいわ。夜が明けて、再ロクロネリ戦。千明いないから殿茉子隣だーってアホか!←結構そういう意味じゃ貴重な回だね。一筆奏上はやったけど、1人1人の名乗りはやってません。1人で戦うと宣言した千明だけが「シンケングリーン、谷千明」と言いました。千明はチョロチョロ動き回り、ロクロネリの腕を絡ませて一の目撃破。

二の目も1人で戦うと熊折神で戦い始めた千明ですが、丈瑠が無理矢理合体して、シンケンオーで撃破。

流ノ介「殿、ちょっとお待ちを」

ことは「千明は…」

千明「丈瑠! イヤ、殿…これからも一緒に戦わせてくれ」頭を下げる。

丈瑠「誰もやめさせるなんて言ってない」

流ノ介「千明、よく言った。分かってくれたんだな、オイ! お前も一つ成長したぞ。よし、行くぞ。殿ー!」

千明のモノローグ

「俺のは一か八かの強引な作戦だった。けど、あいつにあったのはアヤカシの技を見切る自信だ。あのときにもうあいつは攻撃を読んでたし、俺の一か八かが成功したのはあのときアヤカシの気が一瞬それたから。俺一人で勝ったんじゃなかった。絶対あいつを超えてやる。絶対」

千明の目標ができた回。そして千明のツンツンが終わった回。唯一『殿』と言った回。ずっと様子見だったせいか茉子は、ほとんどセリフがありません。友達や家族と関わらないように生きることになった家臣達。でも殿って幼いころからそんな暮らしをしてたんだと思うと泣けますね。

小林さんの書く戦隊はなりたくてなるんじゃなく宿命でやらざるを得ないところが悲壮感もあって、シリアス度が増すんだなー。