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高梨臨ちゃんのファンです

アンのゆりかご

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
(2011/08/28)
村岡 恵理

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近くの本屋で見つけることができず、結局はネットで購入。昨日今日と読んでいました。お孫さんが書かれたそうですが、とても読みやすいです。

臨ちゃんが出演すると知って、俄然興味が湧いたのですが、そうでもなくても観るな、これは。ネタばれというか何というか…ドラマを純粋に楽しみたい人は読まない方がいいかも。

とにかく波乱万丈。花子自体の人生もそうだけど、震災とか戦争とか激動の時代。ただ、この間発表されたキャストを見ると、多少オリジナル要素強いのかなーとも思います。特に男性キャスト。

花子は、5歳まで山梨で育ち、その後一家で東京に移り住み、10歳でミッションスクールに編入。一家は貧しく、花子は特別優秀だったために父が高等教育を受けさせようと奔走。給費生として編入。給費生とは特待生みたいなもので学業優秀でなければ即退学。ここで学園生活が10年。

そこから初恋があって、山梨で先生として働き、東京に戻って編集者となりのちに結婚する人と出会い、関東大震災があって、戦争があって、空襲を受けながらも「赤毛のアン」の翻訳をする…かなりはしょってしまいましたがこんな感じ。10代から50代までということでかなり詰め込む感じになりそう。

賀来賢人くんの役が一つ上の兄となってるけど、実際は弟。窪田正孝くんの幼なじみ役というのは完全にオリジナルっぽい。朝ドラって異性の幼なじみという存在、好きだよなー。大体いるもん。両親や祖父役も発表されてるけど、この原案本を読む限り、小さいうちに親元を離れたし、一緒に暮らしてもないからそんなに描写はない。

仲間さんが生涯の友ということですが、仲間さんのモデルとなった人もまたすごくドラマチックで、離れてる期間も長く、手紙のやり取りでの付き合い時間が長いけど、最初から最後まで出るんだろうな。

臨ちゃんの役は、多分花子との対比として良家の子女役で、いろんな同級生の要素を含んでいるのかなと思います。良家の出でありながら、それを鼻にかけない上品なお嬢様で、お屋敷からも通えるのにお父様に頼み込んで寄宿舎生活をする上級生も登場するし、ミッションスクールと関わりの深い牧師の親族で出版社で働き始めた時に「すごく優秀な給費生だったんですって?」と嫌味をいう人も出てくるし…臨ちゃん演じる醍醐亜矢子は、友人だからそんな嫌味を言うタイプに描かないとは思うけど、上級生のお嬢様は早くに結婚しちゃうしなぁ。恋のライバルっつーのもねぇ。

学校で最初に出会うのが10歳だとすると子役かな。この学園生活は少し長くやって欲しい。ここ、楽しい要素が詰まってる←個人的にこの時代が好きなせいもあるし、上品なお嬢様達の乙女な生活も興味あるわぁ。

花子と結婚する人は出会ったときは結婚してて、病身の妻と息子がいて、それでも結婚するというのは朝ドラを見る主婦層の人には受けが悪いだろうなー。そこをどう描くんだろうな。臨ちゃんが出るとしたら、この辺までなんだろうなぁ。

花子と知りあう人が当時の政治や文壇やとにかくすごい人ばっかりでそれもどう絡めるんだとか気になる。

それと、朝ドラのキャストって「あまちゃん」は4年くらいの出来事だからキャストは最初から最後までほぼ変わりないけど、この作品は途中でガラッと変わりそうだなぁ。「あまちゃん」のまめりんも「ゲゲゲの女房」でヒロインの姉役で出演してるけど、ヒロインの幼少期の姉役だから1週目しか出てないけど、ガイドブックにはまあまあ大きく扱われてたりするんだよなぁ~。

朝ドラだとガイドブックとドラマの脚本を基にしたノベライズも出るはず。「あまちゃん」みたいに関連本やグッズなどがたくさん出る作品もあるけど、そういう作品ではないだろうな。実在の人物を使ってる分、下手にいじれないし。ゲゲゲもカーネもテレビでは結構取り上げられた方だと思うけど、メモリアルブックみたいなのもなかったし、普通の雑誌で特集みたいなのもないし…でもこういう時代ものは朝ドラ好きにはたまらんね。

次の「ごちそうさん」も時代背景などちょっと期待はしています。あと、BSでこのドラマの前にやる「ちりとてちん」も現代ものだけど、とても人気のある作品だったみたいなのでこれも見る。