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高梨臨ちゃんのファンです

「恋ヘタ」主演・高梨臨の新たな冒険「かなりふざけてます(笑)」

インタビューも長め、写真も多いです。

「恋ヘタ」主演・高梨臨の新たな冒険「かなりふざけてます(笑)」 

2017/4/6 17:10

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高梨臨、“恋ヘタ”なキャリアウーマンに 4年ぶり主演での「冒険」

4月6日(木)より放送される日本テレビ系・新ドラマ「恋がヘタでも生きてます」(毎週木曜午後11時59分放送)。同ドラマで、主演を務める女優・高梨臨さんにインタビューを行い、自身の役への思いや今作の見どころ、恋愛観まで広く語っていただきました。

8年ぶりドラマで復活!「恋がヘタでも生きてます」見どころは

同作は、小学館プチコミック」で連載されていた藤原晶さんの同名漫画が原作。

恋がヘタな主人公たちの不器用すぎる恋愛模様を、恋愛ドラマならではの”胸キュン”シーンに、性生活にまつわる赤裸々なガールズトークを交え、「女性の本音と建前が入り乱れるラブコメディ」として描きます。

4年ぶりの連ドラ主演となる高梨さんが演じるのは、スマホゲーム会社で働くキャリアウーマンの主人公・茅ヶ崎美沙。最長2か月しか恋が続かない“恋ヘタ女子”という役どころに挑戦します。美沙だけでなく登場人物全員が恋に不器用というところも今作の特徴。共演には田中圭さん、土村芳さん、淵上泰史さんらを迎え、個性的な面々が登場します。

連載終了から8年の時を経て実写ドラマ化される本作。幅広い層に共感できる内容へとストーリーが現代風に書き換えられており、原作との違いにも注目が集まります。

今作で、自身が演じる美沙について「冒険してる」と語る高梨さん。コミカルなタッチで展開される赤裸々な恋愛模様と、美沙を中心に展開される個性的なキャラクターたちによる”恋ヘタ”劇は、高梨さんにとっても新しい挑戦とも言えそうです。

「恋ヘタ」主演で感じた、嬉しさとプレッシャー

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ーー主演が決定した時の素直な心境は?

高梨 臨 (以下、高梨)ちょうど連ドラは4年ぶりで、その時も4月クールだったんです。最初は半々でしたね。嬉しい気持ちと頑張らなきゃというプレッシャーと。

ーー主人公・茅ヶ崎美沙と共通点を感じることはありますか?

高梨 美沙はオンとオフの差が激しいんです。仕事に関してはプライドがめちゃくちゃ高いキャリアウーマンだけど、自宅ではぐだ〜って。

私もオンオフの差が激しいので、仕事じゃない時は、自宅でかなりゆっくり過ごしてますよ。そういう意味で、切り替えの感じはとても似ているのかなって。

ドラマ「恋ヘタ」舞台裏、クリエイティブなキャストと制作チーム

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ーー撮影現場の様子はいかがですか?

高梨 スタッフさんが若い方が多く、年下、同世代なので居心地が良いんです。コミュニケーションが取りやすい現場なんです。だから、みんなでクリエイティブにできてるのかなって思います。

Twitterに投稿されてる写真もなんですけど、すごくって。AP(アシスタント・プロデューサー)さんがグイグイくる(笑)撮影してるのに、すっごい入ってくるっていう。それでみんなで楽しんでたりします(笑)

ーーキスマークだらけのポスタービジュアルがとってもセクシーで素敵でした。あの”意味深キスマーク”はどのように作られたんですか?

高梨 あれ、クランクインする前に撮ったので、わけもわからずやってたんです、実は。いきなり「はぁ?」っていう顔してくださいって言われて(笑)

普通の表情も撮ってたんですけど、結局は、美沙のキャラクターが出ているあの表情が採用されたみたい。「はぁ?」については美沙の口癖でもあるんですよね。バリエーションがあって、いろんな「はぁ?」があるので、お楽しみに。

ーー2月の下旬からの撮影。ドラマの撮影はいかがですか?

高梨 忙しいのはそうなんですけど、1ヶ月あっという間に感じます。みんな本当に仲が良いんですよ。キャストさんもスタッフさんも、お酒好きな人が多いので、みんなでご飯や飲みにいったりするぐらい。もうナカウチにもいったりしてます。

精神的に楽ですね、居心地が良いというか。

ーーNY帰りの経営のプロでハイスペックな男性・雄島佳介役を演じる田中圭さんの印象を教えてください。

高梨 テレビで見る田中圭さんは王子様のようなイメージがありますよね。以前共演した時はあまり絡みがなかったのでわからなかったんですけど、役とのギャップがすごい激しいです。普段は、全然ゆる〜り。朝の寝ぐせもやばいですし、ぼけ〜として現場に来るし、テストもふざけるし(笑)でも、本番バチッと決めてくるんですよ!またそれが憎いっていう。

実際の田中さんは、ギャップ男子ですね。

女優・高梨臨の恋愛とプライベート

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ーー登場人物全員が恋に不器用ですが、恋愛における理想像を教えてください。

高梨 理想〜?この中のキャラクターだったら全員ちょっとヘタすぎるので(笑)美沙と千尋の中間ぐらいが丁度良いですよね。ふたりとも両極端!やってることはわかるけどなっていう。

美沙みたいに、お仕事もバリバリやりたいし。千尋みたいに、毎日料理を作って、きれいにアイロンかける女性になりたい願望もあります。2つがちょうど良くこなせれば完璧女子になれるかなって。お仕事も女性的な面も、バランスが大事ですね。

ーー恋愛ヘタという役柄ですが、高梨さんご自身は特技がたくさんありますよね。最近ハマっていることはありますか?

高梨 得意なこと、とりわけないんですけどね。暇つぶしが得意かな(笑)、一人でできますし。

スマホのパズルゲームは何年もずっとやってます。単純作業なのに、なんでこんなに面白いんだろうっていうぐらい夢中になれる(笑)それこそイラストや、将棋、お料理もそうなんですけど、一人が結構好きなんですよ。だから、一人で時間潰すの得意です。

セリフとかも覚えないといけないので、頭の中を空っぽにしたいというか。別のことで頭をいっぱいにしてリフレッシュすると、作品に戻った時に覚えさせる気になれるというか。作品から一度パって離れて、もう一度向き合う時により集中できる気がするんです。

4年ぶり主演での新境地、恋ヘタで「冒険してます」

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ーー女優デビューからまもなく10年のキャリア。表現者として、演じることで大事にしていることは?

高梨 現場に入っていると役者でありながら、やっぱり人と仕事をしている意識が強くあります。人との関わりを大事にしたいなっていうことは感じます。やってることはお芝居ですけど、みんなで作ってるから、関わっている人とのつながりは大事にしたいっていう意識が強いです。また、この人たちとお仕事できるように頑張ろうって、毎回思ってお仕事しています。

10年くらいやってると、また同じスタッフさんにお世話になることが多くなるんです。その時は、毎回幸せだなぁって思います。そういう関係性をずっと築いていきたいなって思いますね。お芝居に関してもまだまだ、不安で現場に入ることも多いですし、新しい発見ばかりなので、前向きに吸収していこうって。その度に成長していけたら良いなって思います。

ーー16年9月23日放送の「アナザースカイ」出演時に「高梨臨として、冒険しても良いのかな」と話していました。あれから、新しい試みは?

高梨 美沙に関しては、振り幅のある役なのでかなり冒険してると思います。コメディな部分は特に。

そういう役にめぐり合えることもなかなか無いのですごくうれしいですし。その枠に収まらず、一回やってみよっかな、っていう挑戦する気持ちで今回も臨んでいます。

ーー今後チャレンジしたいこと、目標はありますか?

高梨 私何もしたくないんです、基本的に(笑)だから、今年はアクティブにいきたいなと思ってます。

ジョギングは美沙と同じように普段やってるんですけど、アナザースカイで挑戦したマラソンも、大会に出たり、改めて挑戦したいですね。あとは、テニススクールに通いたいかな。

ーー最後に、ドラマの見どころについて。原作との違いに注目される方も多いと思うのですが、原作との違いや、実写ドラマの面白さは?

高梨 原作の連載終了から8年経ってのドラマ化なので、時代もちょっと違っていたり。ドラマでは、舞台がゲーム会社になってたりと、現在に馴染みやすように設定がちょっと変わっています。 原作、キャラクターの良さを残しつつも、初めてご覧になるみなさんにも共感してもらえるようになっています。幅広い層の方に見やすくなってたら良いなって。

現代風なキャッチーでポップな感じかな。あと、美沙のモノローグ(劇中での心の中のセリフ)もいっぱい入ってるんですけど、かなりふざけてます(笑)ゲーム会社が舞台なので、美沙の頭の中の妄想シーンはゲーム風の演出だったり。すごいコミカル。

男女の登場人物みんなが恋がヘタでそれぞれ極端なキャラクターなんですけど、それがまた滑稽で面白いんです。「さすがにここまでは......」と思いながら、こういう人いるよなって。誰かのどこかしらに感情移入できたり。アラサー女子に関しては、恋も仕事も、不器用ながらみんなが本当に一生懸命。そういう姿から、前向きな気持ちになれる作品かなって思います。

(取材・構成:佐々木 鮎美/撮影:溝口 匠)

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高梨臨(たかなし・りん)プロフィール

生年月日:1988年12月17日

血液型:A型

出身地:千葉県

趣味:バドミントン、読書、音楽鑑賞、将棋

特技:書道、歌

2009年にテレビ朝日系「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンピンク役で人気となり、2014年にはNHK連続テレビ小説花子とアン」出演で話題に。多数のドラマ出演ほか、アッバス・キアロスタミ監督の映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」など海外作品にも出演。