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高梨臨ちゃんのファンです

高梨臨、あふれ出す“ザ・ノンフィクション愛” ナレーターで「夢がかなった」

関東ローカルなので見られません(-_-;)

 

 

高梨臨、あふれ出す“ザ・ノンフィクション愛” ナレーターで「夢がかなった」

2020/03/14 11:00

 

サンサーラにテンション上昇

 

女優の高梨臨が、あす15日に放送されるフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)でナレーションを担当する。

 

実は、毎週録画もして欠かさず視聴するという“ザ・ノンフィクション大好き女優”の高梨。「夢がかなった」という念願のナレーション収録を終えた彼女に、興奮さめやらぬ中でインタビューすると、番組への愛があふれ出てきた――。

 

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■きっかけは有村藍里の話題の回

 

『ザ・ノンフィクション』の大ファンになった理由を聞くと、「私は結構現実的なところがあって、ウソがないものがわりと好きなので、本もエッセイばかり読むんです。『ザ・ノンフィクション』は、結末が作られているわけでもなく、登場人物の日常を本当に切り取っているじゃないですか。そのままを見させてもらってる感じがして本当にリアルなので、大好きですね」と熱弁する高梨。

 

今では録画もして毎週必ず視聴するそうだが、そのきっかけになったのは、有村藍里の美容整形に密着して話題となった『あなたの顔、治します。』(19年3月3日放送)だという。

 

「友人に『見たほうがいいよ』と言われて見たんですけど、それまでは『ザ・ノンフィクション』に対して、ちょっと企画っぽい内容もやってるイメージがあったんです。でも、有村さんの回は、心情の部分でのリアルさで、ものすごく心打たれるものがあったし、『こんなところまで映すんだ』というシーンが多くて、そこにすごく衝撃を受けました。坂口杏里さんの回(『ワケあって…坂口杏里』19年6月30日放送)もそうですけど、本人とスタッフさんとの間に信頼関係が生まれていないと、撮れない映像だと思うんです。こうやってお話しするだけでは伝えきれないものが見られるので、もうどっぷりハマってますね」

 

ほかにも、親元で暮らせなくなった子供たちを救う熱血和尚を取材した『モモコと熱血和尚 ~おじさん、ありがとう~』(20年2月2日放送)にも「あんな方がいるんだと知って、大号泣で! あれを見たときは、本当に“神回キタ!!”という感じになりました」と回想。

 

さらに、「症候性多発性骨髄腫」と闘う宮川花子と夫・大助に密着した『花子と大助 ~余命宣告から夫婦の700日~』(20年2月23日、3月1日)についても、「病気で大変な状況なのに、ずっと支え合って“恋愛”をしてるじゃないですか。今回、私がナレーションを読ませてもらった回に登場される夫婦もそうなんですけど、お互い大変なはずなのに思い合っているのが伝わってくると、温かい気持ちになりますね。苦しい状況なのに、すごくうらやましいなという気持ちも出てきます」と、“ザ・ノンフィクション愛”が止まらない。

 

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■“ザ・ノンフィクション大好き芸人”に「全然入っていける」

 

そんな大好きな番組でナレーションができたことに、「夢がかないましたね」と興奮。「昨日、映像を見ながら練習していたんですが、それには音が全く入ってなかったんですよ。でも、今日ブースに入って映像が流れたら、(テーマ曲の)『サンサーラ』が流れてきたじゃないですか! 『サンサーラ』の上に、自分の声が乗せられるなんて、『あの“ザ・ノンフィクション”の中に、私が入ってる!』と思って、この上ない喜びでした。みんなに自慢したいと思います(笑)」と目を輝かせた。

 

こうしてインタビューに応える間も、『ザ・ノンフィクション』への愛があふれ出す高梨。先月20日には、テレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』で、同じように大好きな芸人たちが集結した「ザ・ノンフィクション大好き芸人」が放送されたが、「もちろん見ました! あの中にも全然入っていけるので、第2弾があったらぜひ呼んでほしいです」とアピールした。

 

 

病気と闘う女性の姿に「もっと頑張らなきゃ」

 

そんな高梨が、今回ナレーションを担当するのは『3つの病と闘う怜奈 ~結婚5年目のさざ波~』。脳脊髄液減少症、反応性低血糖症、難治性重症便秘症という3つの病気と闘いながら仕事に奮闘する福田怜奈さん(33)と、彼女を支える夫・竜平さん(38)の物語で、「年齢的にも、結婚してまだ子供がいないという部分でも、怜奈さんと自分がリンクするところがあるなというのが第一印象でした」と語る。

 

仕事にまい進する怜奈さんと、それを心配する竜平さんとの間に、徐々に見えない溝が生まれていく姿も描かれるが、「怜奈さんは、自分と同じ病気の人を助けたいという気持ちで仕事をしているから、それがお金にならなかったとしても、彼女自身の生きがいや、つらい病気を乗り越える希望にもなってると感じるので、仕事を奪ってはいけないと思うんです」と共感。

 

病気と闘う彼女を見て、「普通に生きているだけでも毎日すごく大変な思いをされているのに、仕事に打ち込むパワーが本当にどこから来るんだろうと驚くくらい、活発に動いてらっしゃるから、そこは尊敬しますね」と感心しながら、「健康な自分は、もっと頑張らなきゃって思いました」と、気を引き締めたようだ。

 

一方、不満を漏らしながらも彼女を支える竜平さんについては、「あの“出来すぎ具合”が本当に優しいなと思いました!」と絶賛。「なんだかんだ言っても、包み込んで許して協力されているので、本当に怜奈さんのことが好きなんだなと伝わってきて、いいなと思いました」と、うらやましがった。

 

■1つの夫婦の形が感じられる

 

あらためて見どころを聞くと、「病気が大変な中、夫婦の絆とか葛藤がすごく繊細に描かれていると思ったので、1つの夫婦の形というものを感じていただけるのではないかなと思います」と紹介。

 

「皆さんに共感できる部分がたくさんあると思うので、放送を見ていろんな人の意見を聞いてみたいですね」と思いを巡らせた上で、「奮闘している怜奈さんを見て、すごく応援したい気持ちになるし、自分も頑張らなきゃと背中を押される気持ちにもなります。本当に面白い回だと思うので、それを自分がナレーションできるのはすごくうれしかったです」と、喜びを噛み締めていた。

 

●高梨 臨

1988年生まれ、千葉県出身。『花子とアン』(NHK)、『恋がヘタでも生きてます』(読売テレビ)、『西郷どん』(NHK)、『結婚相手は抽選で』(東海テレビ)などのドラマに出演し、主演映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』は第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされる。4月からはドラマ『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』(NHK)に出演。