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高梨臨ちゃんのファンです

「大物&旬の主演が集結!“秋ドラマ”徹底批評」

この番組、関東ローカルの番組で見たいなと思ってたので配信されてて嬉しい。「結婚相手は抽選で」は4人が挙げてくれたので、わりとしっかりこのドラマを紹介してくれてます。イケイケの野村くんがオタクを演じてることを褒められてますが、それぞれの演技力というよりとにかく話が面白いという感じでした。

木村隆志(ドラマ解説者)

結婚相手は抽選で(毎週土曜夜11:40/フジテレビ系)

忘却のサチコ(毎週金曜深夜0:12/テレビ東京系)

ハラスメントゲーム(毎週月曜夜10:00ほか/テレビ東京系ほか)

梅田恵子(日刊スポーツ芸能記者

ハラスメントゲーム(毎週月曜夜10:00ほか/テレビ東京系ほか)

結婚相手は抽選で(毎週土曜夜11:40/フジテレビ系)

中学聖日記(毎週火曜夜10:00/TBS系で放送)

吉田潮(ライター・イラストレーター)

結婚相手は抽選で(毎週土曜夜11:40/フジテレビ系)

中学聖日記(毎週火曜夜10:00/TBS系で放送)

獣になれない私たち(毎週水曜夜10:00/日本テレビ系)

久代萌美(フジテレビアナウンサー)

SUITS/スーツ(毎週月曜夜9:00/フジテレビ系)

大恋愛〜僕を忘れる君と(毎週金曜夜10:00/TBS系)

結婚相手は抽選で(毎週土曜夜11:40/フジテレビ系)

臨ちゃん出演のドラマが内容の面白さで話題になることが今まであまりなかったので単純に嬉しい。月9でやればよかったのに~なんて話もありました。

いろんなドラマの話が聞けて面白かった。これは前半なので、「結婚相手は抽選で」と「ハラスメントゲーム」と「中学聖日記」「SUITS/スーツ」くらいしか話題が出てません。来週はもう少し他のドラマの話題も出ると思います。今週の話の中で「中学聖日記」のタイトル変えなくていいの?と言ってた方がいたけどそれは同意。タイトルで引いてしまってました。どっちにしても前に原作漫画のお試しを読んだときに嫌悪感しかなかった。男女逆でも教師と生徒という設定がそもそも苦手。

前クールのドラマ批評も見たけど、こういうドラマ語り面白いです。1年配信してるみたいなので、ちょっともう少し振り返ってみようかな。

吉田潮さんのコラムもdマガジンで読みました。内容絶賛。

今期は、

まんぷく(毎週月曜〜土曜朝8:00/NHK総合)

昭和元禄落語心中(毎週金曜夜10:00/NHK総合)

ぬけまいる〜女三人伊勢参り(毎週土曜夜6:05/NHK総合)

結婚相手は抽選で(毎週土曜夜11:40/フジテレビ系)

くらいしか見てないです。1話、2話でやめたのも多数。ガッキーの「けもなれ」とかね。1話でモヤモヤ感はあったものの、2話見たら変わるかな~と思ったけど、ダメだった。あんなに大変なのに仕事辞めずに頑張る、でも恋人もちゃんといるし、行きつけの店もある。私自身は仕事忙しいときはホントに家と職場の往復だったので、なーんだ、結局リア充じゃねーか、みたいな。

朝ドラはそろそろいいかなとも思う。長谷川博己さんはかっこいいし、福ちゃんもかわいいと思うのに夫婦萌え案外しない。

それと、1話はそれほど面白く感じなかったけど、結構好きなのは「昭和元禄落語心中」。山崎育三郎さんが出ていて、臨ちゃんに似ていると度々言われる大政絢さんが出ていて、大政さんと岡田将生さんのラブシーンがあって…臨ちゃんで見たいなとちょっと思っちゃったりして。年取った八雲は岡田将生さんじゃなくてよかったんじゃないかなぁ。2話以降の若い頃の岡田将生さんはホントにホントに美しいから、老け役じゃなくちゃんとその年齢くらいの俳優さんで見たかった。

それにしてもまぁ、もう臨ちゃん離れしようかと思ってるとこにこの「結婚相手は抽選で」。番宣バラエティは全く見ませんでしたが、今後は面白そうなドラマに出演することがあればチェックしたいと思います。結婚してからよくなったとか言われるのもなんか複雑。

それと最近気になってるのは「西郷どん」。ツイッターやインスタをたまにチェックするんだけど(既にドラマ自体は挫折)、ふきのクランクアップ写真が未だにないのはなぜ? 中園作品パターンでいう「花子とアン」の醍醐さんみたいな農家ラストなのか(ヒ―様に暇を出されて、薩摩に帰り、地元の人と結婚してるとか)、「Dr.倫太郎」の川上葉子みたいなフェードアウトなのか…フェードアウトは悲しいけど、ファンタジーな存在だからどうとでもなるもんね。つい最近も「西郷どん」のバラエティーにも出てるので、何かあればいいなとは思います。今度はシッカリ老け役やってるとかね。

結婚しないと人間失格!? 野村周平が人権無視の国家と闘う今期イチオシ社会派ドラマ「結婚相手は抽選で」

芸能週刊新潮 2018年11月15日掲載

「今期イチオシは?」と聞かれることが増えた。既に話題のドラマだと話は早い。が、いつ、どの局で、誰が出ているかも知られていないドラマになると、一から解説が必要。設定を話すと全員が「面白そう」と言ってくれるのが「結婚相手は抽選で」だ。先月から3週連続でフジテレビ系ドラマを揶揄してきたが、これだけは全力で絶賛したい。多くの人が抱える「横暴な権力につけられた心の傷」を描く、社会派ドラマなのだ。

 まず、戦慄の設定を。首相の収賄疑惑から国民の関心を逸らすために、トンデモ法案が可決された。その名も「抽選見合い結婚法」。

 25~39歳の独身男女が無作為に選ばれ、強制的に見合いさせられるという。会って気に入らない相手なら断ることもできるが、3回断ると「テロ対策活動後方支援隊」に2年間従事しなければいけない(除隊後の職場復帰は政府が保障というが眉唾)。参加者は相手に望む条件をひとつだけ挙げられる。条件に合わないと事務局に認められれば、断ってもノーカウントに。ただし、前科者、子供がいる人、離婚歴がある人、在日外国人は初めから除外。少子化対策という大義の陰に明白な人権侵害が存在する。現内閣ならやりかねないと思わせるクソ法律だ。

 主人公は本来は優しくて正義感が強いのに、思春期の躓(つまず)きが原因で潔癖症を抱える男性。2次元に走り、キモオタ扱いされる野村周平だ(持ち前のヤンチャ臭を消去して好演)。当初は「モテない自分が女性と出会えるなら」と期待して参加したものの、野村がコミュ障で潔癖症と知った相手から毛嫌いされたり罵倒されたりする。めちゃ傷つく。毎回ズタボロ満身創痍。

 ところが出会った女性たちの中には、この法律自体に傷つき、苦しみ、テロ対策支援隊に従事する覚悟を決める人がいた。仕事に打ち込んできたキャリア女性の富山えり子は「結婚しないと、国に人として認められないなんてどうかしてる」と悔し涙を流す。子宮頸がんで子宮全摘した平岩紙は「産めないのに強制参加させられる、人権無視の欠陥だらけの法律」と憤る。野村は国家に傷つけられた人たちの存在を見過ごせなくなり、ブログを立ち上げて声を拾い始める。反対派のジャーナリスト・大西礼芳とも繋がっていく。

 産めよ殖やせよ、それが嫌なら戦力として犠牲になれって、どう考えても戦前ニッポンの悪夢。ところが軽い気持ちで乗っかる人もいれば、現状打破を期待する人もいる。諦観する人も。

 自分にべったり依存してくる母に悩む佐津川愛美。高飛車な令嬢だが、ボンボン彼氏(平坦が売りの大谷亮平)に「母性がない」とフラれて焦る高梨臨。野村の友人でゲイの松本享恭は、わざと相手に断られるよう仕向けて乗り切る策を選ぶ。

 私腹を肥やして国民を爪楊枝程度にしか考えていない政治家、思考停止で翻弄される人、涙と覚悟で茨の道を歩む人、声を上げて闘うかどうか迷う人。今の日本そのまんま。縮図。こんなこと滅多に書かないが、「ぜひ若者に観てほしい」。

吉田潮(よしだ・うしお)

テレビ評論家、ライター、イラストレーター。1972年生まれの千葉県人。編集プロダクション勤務を経て、2001年よりフリーランスに。2010年より「週刊新潮」にて「TV ふうーん録」の連載を開始(※連載中)。主要なテレビ番組はほぼすべて視聴している。