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高梨臨ちゃんのファンです

結婚相手は抽選で #4

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これまでの臨ちゃん出演ドラマに比べると、普通にドラマ自体が面白くて見ています。ツイッターやドラマ評でも面白いという評価が多いのが嬉しいです。

今回はよりそれぞれの人物像が掘り下げられました。回数少ないんだから、ここからというかやっと来週から奈々と龍彦が動き出すのが遅過ぎる感じもしないでもないけど…。

奈々はまた嵐望(ていうか何て名前だよっ)に会って結婚を懇願するけど、こっぴどくフラれる。前回お見合いした春川は全然断ってくれない。しかしまぁ嵐望の見合い条件の「母性の強い人」ってまた抽象的な(^^; フラれて酒に酔った奈々はそのまま春川に会いに行き、春川が以前の見合い相手を整形だとバラしたのに腹を立て、自分の方から見合いを断った。

龍彦の過去についても触れられました。先生から生徒会長に推薦されるほど真面目な生徒だった龍彦だが、大差で落選。そこから潔癖症になってしまう。元々は正義感の強いタイプだったってことかな。

そして、新たなお見合いで奈々と龍彦、嵐望と好美が出会う。

来週の予告が面白そうだったなー。背水の陣の奈々は潔癖症の龍彦にもお構いなしな感じだったし、本音を言い合える感じになればお似合いかもしれない。

春川が以前の見合い相手の秘密をばらすのは唐突過ぎる感じもしたけど、どこかゲスい感じはあったよね(^^; やたら奈々を美人だと言ってたのもすでに調査済みだったからかもしれないし。奈々と整形女性(←失礼な)がそのあと話をしてたけど、奈々はあくまで自分のためにやったという感じで女性に励ましの言葉を言ったりしないのもよかった。

▲結構面白いドラマ評だと思いました。原作を読んでる人なのでその違いも分かって面白い。

2018.10.27

連載成馬零一「ドラマ探訪記」

フジ『結婚相手は抽選で』がおもしろい…「抽選見合い結婚法」で尊厳を傷つけられる男女の悲喜劇

文=成馬零一/ライター、ドラマ評論家

 ドラマ評論を生業にしているため、放送されているドラマは一通り見るようにしているのだが、いまだにどう評価していいのかわからないのが、フジテレビ系で土曜23時40分から放送されている「オトナの土ドラ」枠である。

 この枠はもともと、尖った若者向けのドラマを放送していたのだが、2016年4月から「オトナの土ドラ」という名称に変わった。

 ドラマ制作を担っているのは、フジテレビ系列の東海テレビ。最近では、『ヤクザと憲法』や『人生フルーツ』といったドキュメンタリーが高く評価されているテレビ局だが、かつては東海テレビといえば昼ドラで有名だった。

 特に00年代に放送された『真珠夫人』や『牡丹と薔薇』(共にフジテレビ系)といった、中島丈博が脚本を手がけた昼ドラは、エキセントリックな登場人物が骨肉の愛憎劇を繰り広げる姿が過剰すぎて笑えると評判を呼んだ。東海テレビは昼ドラブームを牽引したが、視聴率の低下により、16年にフジテレビの昼ドラ枠自体が終了してしまう。

 その後、この「オトナの土ドラ」に昼ドラ時代のテイストが受け継がれたのだが、明確な方向性が打ち出せず迷走しているというのが正直な感想だ。

 人間の中にあるドロドロとした愛憎を題材にしたドラマが多く、それ自体は昼ドラ的である。しかし、笑えるレベルまで昇華されていない。帯ドラマではないため、連ドラならではのダイナミズムが生まれず、泥臭くて安っぽい演出の古臭い作品が続いていて、正直、最終話まで楽しめた作品はほとんどない。

 だが、ときどき気になる作品が登場する。それは、地方都市で働く公務員を主人公にした『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』や、未来からやってきたタイムトラベラーを保護する法務省戸籍監理課の役人を主人公にした『リテイク 時をかける想い』だ。

 特に、後者はSFドラマである。遺伝子操作によるクローン技術を題材にした海外ドラマ『Orphan Black』をリメイクした『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』もこの枠でつくられたことがあるのだが、こういったSFテイストの作品は、東海テレビの泥臭い演出とのケミストリーによって「大人の土ドラ」でしかつくれない独自の路線になるのではないか、とひそかに期待していた。

現代の世相を反映する異色作

 そんななか、久々に現れたSFテイストの作品で、「ついに、この枠が当たりを引いた!」という手応えを感じるのが、現在放送中の『結婚相手は抽選で』である。

 物語の舞台は、「抽選見合い結婚法」という法律が制定された、もうひとつの日本。この制度は、独身で子どもがいない25~39歳までの男女を対象に、同じ地域で暮らす対象年齢プラスマイナス5歳の相手とのお見合いを抽選で行うというもの。相手を好きになれない場合は二度断ることができるが、三度断ると「テロ対策活動後方支援隊」(通称・テロ撲滅隊)に2年間従事しないといけなくなる。

 本作は、そんな「抽選お見合い制度」が社会に与える変化と、翻弄される男女の悲喜こもごもを描いた群像劇だ。

 原作は、10年に刊行された垣谷美雨の同名小説(双葉社)。文庫版に掲載されたジャーナリスト・白河桃子の解説によると、本作が連載された09年は婚活ブームの真っ只中で、もしも今の婚活ブームが続けばこんな未来が待っていてもおかしくないと、当時感じたという。

 原作とドラマ版では9年のタイムラグがあるのだが、おもしろいのは、この時差が作風の違いに表れていることで、ドラマ版には小説の設定を生かした上で現代的な問いかけが加えられている。

 特に大きく描かれるのが、抽選お見合い制度がいかに人の尊厳を傷つけているのかという「制度そのものに対する憤り」だ。第2話に登場した不動玲子(富山えり子)は、容姿に対するコンプレックスから勉強一筋で生きてきた。会社では若くして主任となり、そんな自分の生き方に誇りを持っていた。

 第3話で登場した花村早苗(平岩紙)は、子どもを産めない体であるがゆえに生涯結婚をしないつもりだった。2人は強制的に制度に参加させられたことで深く傷つき、自ら見合いを断り、テロ撲滅隊に入ろうとする。この2人の描き方は原作とは大きく違う。

 そんな女性たちとお見合いを通して話したことで、主人公の宮坂龍彦(野村周平)は制度に対し違和感を持ち始める。宮坂は、小説版ではシステムエンジニアのモテないオタク青年だったが、ドラマ版では潔癖症という要素が付け加えられており、対人恐怖症の青年になっている。

 正直、ドラマ版では演技面での演出が極端すぎて、ドラマとしてはつらいところがある。特に、この宮坂の場面がつらいのだが、10月27日放送の第4話で彼の過去が描かれるというので、そこでの巻き返しを期待したい。

 少子高齢化が進展する社会で結婚や出産を国家がコントロールすることの是非というテーマは、今世界中で反響を呼んでいる海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』にも通じる、極めて現代的なテーマだ。本作がどこまでこのテーマに迫れるのか、楽しみである。

(文=成馬零一/ライター、ドラマ評論家)


このライターの方は4話を見てどう思ったんだろう? この方の「オトナの土ドラ」枠の評価、分かります。私もこの枠は田中麗奈さん主演の「真昼の悪魔」しか完走してません。これも面白く見てはいたけど、一方で安っぽいなとも思ってたし。最近のこの枠はあらすじキャスト知っただけで録画すらしてなかった。

他にツイッターでも見かけたけど原作とはだいぶテイストが違うみたい。龍彦の潔癖症設定とかね。ということは今週の生徒会長の話もドラマオリジナル設定かな? 2話の不動さんは、原作だと結構話が盛り上がったのにあっさり断られたというのも見かけたし、誰もがタイトルから連想するみたいなライトな話だったみたいです。そこに東海テレビの昼ドラテイストが加わって暗くて重い話になってしまったんでしょうか。

こうなると逆に原作を読んでみたくなる気もする。サクサク読めるらしいし。でも原作のここ、なんで変えちゃったんだよーって不満は出そう。

そういえば「あいの結婚相談所」も原作とは全然違ってたな。あれは明るいテイストにしすぎたばかりに原作のシリアスな話が使えなかったのが惜しいなー。なぜ原作のその話をチョイスした?ってのが多かった。今年一番の話題作「おっさんずラブ」の脚本家の人がメインだったんだから、うまく転がれば本当に面白くなった気がするのに…ってやっぱり原作を知るのは善し悪しだなー。