PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

レッドクロス〜女たちの赤紙〜

去年放送のドラマを今頃見るという…(^^ゞ

去年、まとめて見ようと録画しておいたものの、後編の録画に失敗してしまい、何となく見る気がなくなってしまい、今に至る。しかし、「代償」視聴のため、Huluを契約したら、その中に「レッドクロス」もあったので、これを機会に見ることにしました。

このドラマは、「Dr.倫太郎」放送中に臨ちゃんも撮影に参加することが分かり、急な形で「Dr.倫太郎」からいなくなったのが今でも謎です。あらかじめ「レッドクロス」の撮影に入ることが分かっていたから、途中で留学として抜けることが決まっていたのか、その割に、「Dr.倫太郎」はその後、川上葉子が最初からいなかったかのような扱いで最終回だったので、なんとなく後味の悪さを感じるのです。それは置いといて、ドラマの感想を。今更ネタバレもないけど、長いので。

全体のあらすじというより臨ちゃん演じる馬渕ハル中心です。

前編、臨ちゃんが出てきたのは、松嶋菜々子さん演じる天野希代が従軍看護婦として戦地に赴くときに駅に見送りに来たのが最初のシーンでした。おさげにセーラー服。当時二十歳の希代の見送りに来たくらいだから、大して歳は変わらない設定なんだろうね?

壮絶をした経験をした希代たち従軍看護婦は帰国して地元の人に歓迎されるが理想とは大きく違う仕事に複雑な面持ち。その中にいたのが、臨ちゃん演じる馬渕ハル。快活でまっすぐで、「先輩、先輩」と希代に自分も従軍看護婦として働くということ目を輝かせて語る。多少空気読めない感じ? 臨ちゃんってそういう役多いような気がするんだけど(醍醐さんとか)、あてがきなんだろうか。脚本家の中園ミホさんによると、「花子とアン」キャストは確実にあてがきらしいんだけどね(^^;

後編。たまたま感想を目にしてしまったときにハルがソ連兵に連れていかれたあとに、着衣の乱れもなくリアリティがない、みたいなのを見てしまったけど、実際見たら十分に恐ろしい映像だったのに、あれをリアリティがないなんて感想しか持てない人を悲しく思いました。あれだけで辛くなりました。

ハルたちは生きるために中国共産党員と行動を共にするようになり、ハルはその活動にのめり込むようになる。冷静さを失わない希代に比べると、ハルは少し流されやすいような…(^-^; ま、優しくて好意を持ってた共産党幹部の王がいたから余計そうだったのかもしれませんが。ハルはそのまま中国に残り、王と結婚することになった。ていうか、王役の方って日本人なんですね。もともと日本で芸能活動してたけど、中国語を勉強して中国で活躍してるらしい。カタコト日本語が上手い。そして美男美女カップル[emoji:e-420] 馬渕ハルの出番はドラマが残り30分くらいあるあたりで終了。

去年、「レッドクロス」は見ませんでしたが、このドラマが放送された8月に放送されたNHK「女たちの太平洋戦争~従軍看護婦 激戦地の記録~」は見ていました。今、90代になられた当時の従軍看護婦の貴重な証言が聞けました。しかしこれを最初に見たせいでドラマは嘘っぽく見えるんじゃないだろうかとも思い、ますます見られなくなっていたことを思い出しました。

まー、思った以上に骨太ドラマでした。さすがジャイさん! 演出の福澤さんは、「半沢直樹」「下町ロケット」など話題になる高視聴率ドラマを連発してる方で、臨ちゃんはなぜか去年一緒に学園祭にも行ってるし(福澤さんの講演会)、また福澤演出のドラマに出る機会があったらいいのになと思ってるんですけどね。

しかし不思議なキャスティング。希代、多美、ハルってはっきりと年齢は出てないけど、設定は同世代なんだと思う。松嶋さんより実年齢10歳下の柴本さん、さらに5歳下の臨ちゃん。イヤ、なんかね松嶋さんと臨ちゃん並ぶとさすがに臨ちゃんの肌ピカピカで幼く見えたんだよねぇ(^^ゞ 先輩格の中島ひろ子さんの方が松嶋さんと同世代だし。しかし臨ちゃんにとっては先輩たちに囲まれて芝居するというのはとてもいい機会だったね。

そういえば関係ないけど、このドラマで希代やハルの同僚役の柴本幸さん、先週、「家政夫のミタゾノ」に出ていたのに気づきました。家政婦紹介所の派遣家政婦の今のところ、その他大勢扱いなのにびっくり。同じく松岡昌宏さん主演の「高校生レストラン」じゃヒロインポジっぽい感じじゃなかった? これから見せ場があるのかな。

それと、希代の子供・博人の少年時代、この間観に行った「少女」の昴だった―。と自分的メモ。1年でめちゃくちゃ成長してる。