PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第13話 ザンドレッドの帰還

The Master Returns(第四十幕 御大将出陣)

 

シバハウスの外・黒い稽古着に竹刀を持ったジェイデン

ジェイデン「デッカーの言う通りなのか…」

 

前回の回想

デッカー「仲間を頼って戦っているのか? 弱くなったな、レッドレンジャー」

レッド「何ぃ?」

デッカー「孤独なものほど強い。お前は腕が鈍った」

 

 

ジェイデン(そんなことはない!)

アントニオ以外の4人に四方から竹刀で攻められるけど、それをかわして攻撃するジェイデン。強い!

それを腕組みして見てるジイ…からのオープニング

 

 

マイク「おい! これ訓練なんだぞ」

ジェイデン「すまない、ここまでにしよう」

エミリー「マイク、ねぇ中に入りましょう」

 

アントニオ「遅れちゃった」

すごい殺気立った仲間たちに

アントニオ「タイミング悪い?」

ミア「ちょうど今中に入るところよ、一緒に来て」

 

ジェイデンをにらみつけながら

マイク「もうやってらんねーよ」

 

ジェイデン「ジイ、みんなにこんなことするなんて、俺どうしたんだろう」

ジイ「乗れ。少し走ろう」

ジェイデンをバイクに乗せて走り出すジイ

 

 

六文船

マスター「オクトロー! こいつら(ススコダマ)がダユウの音楽の真似をしているのを聞くと無性にイライラしてどうしようもない」

オクトロー「そうじゃなぁ」

マスター「頭がますます痛くなるだけだ」

オクトロー「ありゃまぁ、ダユウを追い出すからだ。あの音楽が必要なら呼び戻せばいいじゃろ」

マスター「この薬は絶対効かん」

 

 

森の中

フューリーワルト(ススコダマ)「この薬は絶対効かん」

ダユウ「あたしの音楽がないとダメなようね。頭の痛みに耐えるといいわ。フフフ…あの音楽あたしの耳には聴こえる。バカよね、あたしの楽器を壊すからよ」

 

 

海の見える道路を走るバイク

ジイ「いいか、ジェイデン。息抜きも必要だ。違う風景を見るだけでも気分転換になる」

 

大きな木の下

ジイ「なぜあんなことをした?」

ジェイデン「分からない」

ジイ「デッカーのせいか」

ジェイデン「俺の腕が鈍ったって、そうかな?」

ジイ「イヤ、チームのおかげでむしろ強くなった」

ジェイデン「そうは思えないんだ。なんか厳しさが消えたような。だからさっきはやりすぎてしまったのかな。ジイと二人だった時はこんなことはなかった。デッカーの言う通りだ」

ジイ「何が?」

ジェイデン「戦い方に鋭さが消えた。仲間に頼り過ぎているんだ」

ジイ「違う。お前がチームのリーダーだからこそこれまでナイロックを倒してこられた」

ジェイデン「でも…」

ジイ「お前はよくやっている。歴代のレッドレンジャーもそれを認めるだろう、間違いなく」

ジェイデン「…」

 

 

六文船

オクトロー「ところでマスター、あたしゃセラーターのやつがダユウの楽器について何か知ってる気がしてならないんじゃ」

セラーター「ほぉ、あの楽器のことを我輩が?」

オクトロー「知っとるんじゃろう? 白状しろ!」

セラーター「もし知っていたとして、なぜ今突然そんなことを…」

オクトロー「マスターがお望みなんじゃ。どこにある!」

セラーター「マスターが。ではお持ちしましょう。遠いところに隠してあるので」

オクトロー「待つんじゃ。お前は信用ならん。一緒に行って確認させてもらうぞ」

セラーター「まあ好きにすればよい」

マスター「さっさとしろ! 薬が全然効かん!」

 

 

森の中

ダユウ「考えてみたら、こんなに楽器を弾かなかったことはないわ。そろそろセラーターに楽器を返してもらわないと。あなたの刀も直ってもいい頃よ」

デッカー「俺は待っていてもかまわん。奴が約束を守るならな」

ダユウ「でもデッカー、待って」

 

海の見える崖

セラーター「ダユウが奏でる音楽がなければ、マスターの頭痛は直らないようだな」

オクトロー「ダユウはあの音楽でマスターの心を癒すためだけに船に乗っていたんじゃからなぁ」

セラーター「マスターも人間の嘆きをお好みになる。ダユウの音楽にはそれが込められている故、聴くほどにマスターは力を得る。我輩も同じ」

オクトロー「マスターは苦しんでおる」

セラーター「だが頭痛さえ治れば、我輩と変わらない力を得られる」

オクトロー「フン! お前と別格じゃ。それであの楽器は?」

セラーター「あれはこの中に。今取り出して見せよう」

呪文を唱え始めるセラーター

オクトロー「ありゃまぁ、どうするんじゃ」

 

 

ジェイデンをバイクに乗せたジイが駐車場で止まる

ジェイデン「なんでここに?」

ジイ「私がいないから、今夜はミアが食事を作ることになる。だから何か仕入れていかんと」

ジェイデン「…」

 

ジイは店内へ。ジェイデンはその場で待っている

ジェイデン(俺は変わった…デッカーの言う通り、腕が鈍った)

 

ジェイデン、しつこいぞ。バルクとスパイクがもめてると、店先でジイと会う

スパイク「あぁあんた、ミアの道場にいた」

ジイ「また道場に来たらどうだね?」

首を振る二人

ジイ「教官殿がやる気満々で君らを待っているぞ」

買い物が忙しくて…と断られる

 

ジェイデン「誰なんだい?」

ジイ「エミリーの知り合いさ」

 

 

セラーター「オクトロー、もうしばらく待て」

セラーターに背中を向けて立っているオクトロー

オクトロー(あぁ~ダユウに出会う前のマスターのことは忘れられん)

 

回想・六文船

オクトロー「マスターは荒くれものだが、ダユウが来る前はもっとひどかった。とにかく手が付けられん。じゃがある日、ダユウが奏でる音楽を聴いたら、ありゃまぁ、すっかりおとなしくなったんじゃ。ダユウの音楽には何百年もの悲しみが込められとる。どんな薬よりもマスターの痛みを癒したんじゃ。マスターはその音の出どころを探し、ダユウを見つけた。そして、ダユウはマスターの元に来た」←説明ながっ!

 

マスター「お前がこの音楽を奏でているのか?」

ダユウ「えぇ、そうよ」

マスター「これからは俺に仕えろ。その代わり、命は助けてやる。俺の手下になれ。一人悲しく弾いているより冥界に来た方がよっぽど役に立つぜ…ハハハ…」

ダユウ「分かりました」頭を下げる

 

オクトロー「ま、お前には関係のないことじゃ。早く渡せ」

セラーター「何とまぁ情けないマスターだなぁ。そんなものに仕えてるとは」

オクトロー「なんてことを言うんじゃ! 裏切るのか!」

セラーター「ハハハ…いい加減そのうどん頭でも分かっただろう。これを渡すつもりなどない。我輩の計画のカギだからな」

オクトローを攻撃し、かわしたオクトローは高い崖の上に

セラーター「本当はもう少し計画を進めてからにしたかったのだがなぁ。マスター・ザンドレッドに従うのももうここまでだ」

オクトロー「やはりお前はうそつきの腹黒いペテン師だったわけじゃな。マスターに伝えてやるわ。覚悟しておれ」

隙間に消える

 

 

シバハウス・外観

ギャップセンサーが鳴り、地図を確認

ケビン「海岸で何か起きてる。でも…」

 

ジイとジェイデンが部屋に入ってくる

ジイ「遅くなった」

ミア「ジェイデン。あなたがいなくてどうしようかと思った」

ジェイデン「大丈夫。ごめん、心配させて。頭の中がごちゃごちゃしてたんだ。俺、変だったんだ」

ケビン「…」

エミリー「ジェイデン、気にしないで」

ジェイデン「みんなと戦えるのは何より誇りだ」

マイク「そっか、分かった。いいよ、よく戻ったな。でも誇りとかやめろよ。気持ち悪い」

ジェイデンとマイク笑ってグータッチ

 

アントニオ「あのー、ちょっといい? 海岸がやばいことになってんじゃないの?」←そうだよ!

 

ジェイデン「行くぞ!」

 

 

海岸

セラーター笑いながら楽器を手に歩いている

 

 

ダユウ「あたしの楽器が近くにある。セラーターの奴!」

走っていったダユウに振り向くデッカー

 

 

セラーター「ようし、ここだ。我輩の作戦を完璧にできるのは、どうやらこの場所のようだ。あぁあったぞ、ここだ。ようし、悲しみの音を奏で、嘆きの楔を深く深く打ち込むがいい。この世を真っ二つにしてしまえ」

 

ジェイデン「セラーター!」

セラーター「レンジャーか」

ジェイデン「何をする気だ」

セラーター「おぉ、これはこれはよく来たな。見ての通りなにもしておらん。お前たちが心配するようなことはなぁ」

 

ケビン「あぁ、そうかよ!」

マイク「嘘つくな」

アントニオ「今度こそ倒してやる!」

変身

まずはナナシとバトル

 

そのバトルを崖の上から眺めながら

セラーター「さ~て始めるとしよう」

ダユウがセラーターに襲い掛かる

ダユウ「セラーター、どういうつもり? あたしの楽器を直す気なんかなかった、そうでしょ」

セラーター「我輩が本当に必要なのはデッカーとお前が奏でる悲しき音楽だけ。そなたなど言ってみればただの駒に過ぎない」

ダユウ「もう二度と騙されないわ。嘘つき!」

セラーター「おやおやおや、何百年もかかってやっと気づいたのか」

セラーターの顔の前に楽器

ダユウ「楽器をどけなさい。この手で倒してやる」

セラーター「馬鹿め!」

攻撃を受けて飛ばされるダユウ

 

イエロー「なんで? 仲間同士で戦ってる」

ピンク「ホント?!」

まだまだナナシとバトル中

 

ダユウ「セラーター、楽器を返しなさい! この大ウソつき。それはあたしのよ!」

セラーター「無駄なことはやめておけ!」

セラーターに攻撃を受け倒れるダユウ

セラーター「ダユウ、そなたの悲しみは我輩にとって何より甘い飴なのだ」

ダユウ「この悔しさ10倍にして返してやれればいいのに…」

セラーターがダユウを見下ろして笑っていると、マスター・ザンドレッドの声が聞こえてくる

 

 

マスター「セラーターは最初からだましていたというのか。この手でずたずたにしてやる」

オクトロー「マスター! 腹が立つのは分かるが人間界には行けんじゃろ。ここを離れたら干上がってしまう」

マスター「どけ!」

オクトロー「ダメじゃ!」

マスター「セラーター!」

オクトロー「いかん、マスター!」

 

 

???「空が変だ」←多分マイク(^^ゞ

???「どんどん暗くなってきた」←ケビン? さっきと同じ人?

 

 

マスター「我が敵共の顔を見るため、昼を夜に変え、その世界へと赴いてくれるわ!」

 

ジェイデン「ザンドレッド…」

 

セラーター「なに? そんな馬鹿な」

ダユウ「!」

 

マスター「待っていろ、今行くぞ」

 

ひびの入った岩から光

ピンク「!」

グリーン「なんだぁ?」

 

マスター・ザンドレッドのシルエット

イエロー「なに?」

ブルー「ジェイデン、あれは…」

 

レッド「マスター・ザンドレッド」

 

マスター「レッドレンジャー!!!」

 

ゴールド「言うほどのこともないんじゃないか。もう太陽が戻ってきてるぜ」

 

セラーター「太陽が顔を出した。それほど長くはいられまい」

マスターの体はすでに水切れし始めている

マスター「てめぇら全員倒してやる」

刀一振りですごい破壊力

マスター「セラーター! 次は貴様だ!」

セラーター「やられてたまるか」

攻撃をかわすうち、楽器を放り出してしまう

セラーター「しまった! まさかこちらの世界にまでやってくるとは。水切れになるまで逃げるとしよう」

逃げていくセラーター

マスター「逃げられると思うなよ」

レッドレンジャーがスピンソードで攻撃を仕掛けるが

マスター「この程度か。レッドレンジャー! 愚かなシバ一族の頭領さんよぉ!」

さらに水切れは酷くなるが、レッドレンジャーはダメージを受け、他のメンバーもダメージを受ける。レッドレンジャーは立ち上がり、イエローレンジャーのスピンソードを奪って、ブルディスクをセットして、ブルバズーカで攻撃しようとする

 

マスター「レッドレンジャー。お前の一族には借りがある。それを今お前に返してやろう」

 

仲間たちに反対される中、ブルバズーカを放つレッドレンジャー。空中戦。そしてダメージを受け、変身解除してしまうジェイデン

 

マスター「無様だ」

倒れるジェイデンに駆け寄る仲間たち

 

草むらで楽器を見つけたマスター・ザンドレッド

マスター「ダユウの楽器の音を聞かないと…うぅ」

オクトロー「マスター、水切れじゃ。早く戻るんじゃ」

マスター・ザンドレッド、ダユウの元へ

マスター「ダユウ、お前の楽器を直してやる。その代わり、船に戻り、俺だけに仕えると誓え!」

ダユウ「散々迷ったけど誓うわ」

マスター「約束だぞ」

自分の皮膚?をはがし、それを楽器に貼って直すマスター・ザンドレッド

ダユウ「あぁ、直ったのね?」

マスター「いいか、二度と俺に逆らおうなんて思うなよ」

ダユウ「分かった。約束する」

楽器を受け取り、愛おしそうに抱きしめるダユウ

マスター「俺のためにそいつを弾き続けろ、永遠にな」

オクトロー「じゃあマスター、早く三途の川に戻るのじゃ、早く! レンジャーのことは任せて。どうせ奴らボロボロじゃ」

ジャイアント・ギャロップ隊(巨大化したナナシ鉄砲隊)が出現、マスターとオクトローは隙間へ

 

ケビン「エミリー、ジェイデンを頼む」

エミリー「分かったわ」

ブルーレンジャーがブラックボックス(インロウマル)を借りて、指揮を執る。

 

ロボ戦・ブルーレンジャーがショーグンモードに!

 

エミリー「ジェイデン、しっかり」

マイクとケビンに肩を預けてジェイデンがシバハウスへ。ソファに寝かせる

ジイ「こっちだ。大丈夫だ」

ミア「水持ってくる」

マイク「頼む」

苦しんでいるジェイデン。エミリー泣いてる

 

 

三途の川に沈んでいくマスター・ザンドレッド

オクトロー「マスターが完全に水切れじゃ。どれだけ水につかれば戻ることやら」

セラーター「おー、大変だ」

オクトロー「セラーター!!」

セラーター「お主には何の力もないし、マスターは生死の境だ。我輩の作戦は誰にも止められん」

オクトロー「そんな」

セラーター「冥界も人間界も我輩のものとなるのだ…フハハハハハ…」

 

 

いつもエンディングでは、声優さんが一言いうんだけど、今回はマスター・ザンドレッドの声優さん。普段の声と全然ちがーう。びっくりだ。前回のミアの声優さんのケビンの上半身裸にドキドキ、ダユウの声優さんはマイクのお尻が好きとか、そういうトークも結構面白いですー。

 

それにしても、マイクとケビンの声がちょっと分からなくなるんだよなー。ジェイデンもアントニオもだんだん聞き分けができるようになったけど、このキャラならこの口調で話さないだろうっていうのが、マイクとケビンはあまり差がない感じ。

 

今回の話は、ジェイデンにモヤモヤ。丈瑠は茉子に何か言われても、その時点であんまり聞く耳持ってないというか、そんな感じだったからまだ次の話でまだ引きずってるのもわかる。でもジェイデンは前回、ミアに言われて「ありがとう」って返しておきながら、まだいつまでもいつまでもぐじぐじうだうだ…