PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第8話 ケビンの選択

Kevin's Choice(第三十五幕 十一折神全合体)

 

六文船

マスター「おい、なんだこの音は?」

オクトロー「ありゃまぁ何なんじゃろ?」

バリバリと船内を食べるナイロック

オクトロー「おい、お前いったい何をしとるんじゃ?」

スカーフ(フタガワラ)「仕事だよ。食って食って食いまくれってんで命令された」

オクトロー「船はダメじゃ」

スカーフとオクトローもみ合いに

 

 

セラーター「まあまあ落ち着いて。我輩が命じた。スカーフは人間どもを絶望へ突き落してくれる」

オクトロー「こいつが? 豚みたいに食べることしかできないじゃろ」

セラーター「時間が必要なのだ。スカーフの本当の力は間抜けであほなサムライレンジャー共が、こやつを倒したときに初めて発揮される」

オクトロー「はぁ? よく分からん」

マスター「分からんだろうなぁ。イカ頭には」

スカーフ「イカ?」オクトローの頭にかぶりつく

オクトロー「おい! 何するんじゃ」

スカーフ「シーフード大好き」

 

 

シバハウス

ジェイデン「ブルディスクですべてのゾードを合体させて、サムライギガゾード(サムライハオー)にできる」

マイク「でもブルゾードは暴れん坊だろ? だから300年間封印されてきたんだ」

ジェイデン「確かに危険はある。失敗した場合、ゾードたちは操縦不能になる」

ミアとエミリーが不安そうに顔を見合わせる

ジェイデン「だが、アントニオなら大丈夫」

アントニオ「わぁお。信頼してもらって嬉しいけどさ、メガゾードの合体についてはケビンの方がよく分かるだろ」←えっそうなの?

エミリー「ケビンはどこに行ったの?」

 

 

屋内プールの外観。ポスターを眺める

ケビン「地区大会か…僕も出たかった。みんな、すまない…」←ケビンは元水泳選手

立ち去ろうとするが男性とぶつかる

ケビン「失礼」

男「…」ケビンに気付いて建物の中へ入っていく

 

控室? ケビンが優勝トロフィーを持って笑っている写真を見ている

男「やっぱりだ」

 

別の男が入室してくる

男A「ケビンに会ったんだ」

男B「なんだよ」

男A「外でポスターを見てたんだよ」

男B「ホントか?」

慌てて外に飛び出す

男B「ホントにケビンだったのか」

男A「写真で見たことあるだけだから。応援しに来てくれたんじゃないの?」

男B「応援だって? 奴のせいで苦戦してるのに、俺たちは見捨てられたんだ。応援になんか来るはずがない」

男Aため息をつき、二人はまた屋内へ

その会話を陰で聞いていたケビン「…」

 

バルクとスパイクパート。ちょっとした笑いからのオープニング

 

街中を一人歩く

ケビン(ノア(男Bのことか?)に本当のことを言えれば…でもパワーレンジャーのことは誰にも話せない。僕はパワーレンジャーだ。一瞬でもみんなを巻き込んでしまう)

前回のミアの様子だと弟にはみんなのことを話してたけど、それはいいのか?

 

悲鳴

スカーフ「ベンチは全部俺のもの」ベンチ食べる

ケビン気付く

スカーフ「これじゃ全然足りん。腹減ったぞー」触手が車に伸びる

みんなが逃げ惑う中、ケビンが現場へ向かう

ケビン「ナイロック!」

目の前で自転車に乗った人が転ぶ

スカーフ「その自転車うまそうだな」

ケビン「おい、危ない!」

人を助けたが、自転車とサムライザー(ショドウフォン)は食べられてしまう

ケビン「あ、サムライザーが」

スカーフ「なんだ苦いぞ。俺様に何を食わせやがった」

自転車に乗っていた人を助け起こす

ケビン「逃げろ!」

スカーフ「せっかくおいしく食べてたのに!」

 

変身してる仲間たちが来た

スカーフ「なんだ? サムライレンジャーか?」

グリーン「ケビン、変身しろよ」

ケビン「できないんだ。ナイロックにサムライザーを食べられた!」

ピンク「食べられた?!」

ゴールド「おい、それって冗談だろ?!」

レッド「俺たちに任せるんだ。下がってろ」

スカーフ「人の食事を邪魔するとはなんて失礼な奴らなんだ」

 

攻撃を受け、いったん退散

スカーフ「こんなのたくさんだ。別の場所で食べてきてやる」

 

グリーン「逃げられた」

イエロー「ケビンのサムライザー、どうするの?」

 

変身解除

アントニオ「腹が減ったら戻ってくる。あの様子じゃすぐ戻るさ」

マイク「あぁ」

 

ミア「大丈夫?」

ケビン「あぁ…でもサムライザーをなくしてしまった」

アントニオ「心配するな。取り戻すさ」

ケビン「…」

アントニオ「うん」

ケビンの視線の先は地区大会のポスター

 

 

海。地面に刺さったウラマサを見つける

ダユウ「これは…デッカー(十臓)の刀。ここで最期の戦いに臨んだ。そして負けてしまった。デッカー…もう会えないの?」

セラーター「捨てるのはまだ早いのでは? もったいないぞ」

ダユウ「セラーター」

セラーター「その刀を作ったのは私だと知っているだろう。あれは忘れられない瞬間だ」

ダユウ「覚えているわ」

セラーター「我輩が選びに選び抜いてその刀を与えたのだ。その男がそんな簡単に倒されるものかな?」

ダユウ「!」

セラーター「そう…ダユウ。そろそろ戻ってきなさい。我輩のために働いてくれればその楽器も直してやろう」

ダユウ「うっ」

セラーター「それに一人で戦えとは言わん」

ダユウ「どういう意味?」

セラーター「これの持ち主と一緒に行動するのだ」

ダユウ「デッカーと?」

 

パワレンだとダユウとデッカーはしばらく出てなくて、この辺のやり取りはシンケン三十三幕で出てきたものでした。

 

 

地区大会のポスターの前を通り過ぎる

ケビン「もう一度だけ見ていこう」

???「それは絶対ない」

声を聞いて、あわてて隠れるケビン。建物から誰か出てくる。ジャージを着た男たち4人

ノア「リレーの記録が悪すぎる。あと5秒は早かったぞ」

男A「ケビンがいたころは…」

ノア「あいつはな、チームを捨てたんだ。しかも、何も言わずに姿を消して!」

 

またしても立ち聞きしているケビン「…」

 

 

夜。シバハウスに戻って来たケビン

エミリー「ケビン!」

マイク「おい、どこ行ってたんだ。どうやってサムライザーを取り戻すか考えてたんだぞ」

ケビン「あぁそうか。ありがとう」

 

ミア「サムライザーのことだけじゃない、別の悩みがあるみたい」

ジイ「その通り。街に貼ってあった。ケビンがいたチームが地区大会に出るらしい」

ジェイデン「みんな、どの道ケビンは今のところ戦えない。少し気持ちを整理してもらおう」

マイク「あぁそうだな。サムライザーは俺たちが捜すんだ」

 

山道を歩いている

ダユウ(セラーターは嘘をついてるに決まっている。信じたいけど…でもデッカーがこの森にいるなんてありえない…あ、デッカー!)

目の前にデッカー!

 

ダユウ「生きてたの? でもどうして? レッドレンジャーに倒されたはずなのに…」

デッカー「俺の刀、ウラマサが俺の攻撃を受けてくれた。だから死なずに済んだ。俺にかけられた呪いを解くためには最高の決闘が必要だった。だが決闘の結果に関係なくウラマサが折れてしまっては意味がない」

ダユウ「あたしたち、同じね。お互い大事なものを失ってしまった。あたしの楽器とあなたの刀。でも直せるわ。その力を持つナイロックと話した。ただ、見返りも必要だけど」

デッカー「…」

 

 

練習を見に行くケビン。プールの影から見守る。ひとりの選手の足がつった。上半身裸になってプールに飛び込み、助けるケビン。

ケビン「しっかりしろ」

 

ゴールしてそれを見た男A

 

??「ケビン、本当にお前か」←これがノア? 顔の区別がっ(^^ゞ

ケビン「しゃべるな。深呼吸しろ」

ケビンがプールサイドにあがり手を差し出す

ノア「放っておいてくれ。仲間に頼むから」

男A「やっぱりだ。伝説のケビンですよね」握手を求める

ケビン「イヤ…」

ノア「お前はこの辺じゃ負けなしだった! なのにどうして突然やめてしまったんだ」

ケビン「すまない。説明したいんだけど、でも…明日のレースがんばれよ。もう行くから。無事でよかった」

ケビン去る。ノア仲間から引き上げてもらう。

 

海の見えるベンチで何かを絞るケビン(服はちゃんと来てるし、タオル?)

 

ノア『お前はこの辺じゃ負けなしだった! なのにどうして突然やめてしまったんだ』

 

ケビン(分かって欲しいのに。僕は何よりチームワークを大事にしてるって)

海を眺める

ケビン「水泳のことは忘れなくちゃ」

 

本を広げる

ケビン(メガゾードコンビネーションの方に集中しないと!)

 

壁の隙間からスカーフ登場。建物の壁などを食べる

 

シバハウスのギャップセンサーが鳴る

ジイ「ナイロックが現れた。この場所だ」

日本版だと黒子さんが地図を広げるけど、パワレン版の机の上に水面のように浮かび上がる地図がかっこいい

 

エミリー「ねぇケビンは?」

ジェイデン「心配しなくて大丈夫。準備ができたら合流する」

 

別場所で連絡を受けるアントニオ

アントニオ「行くぞ、ライトゾード(ダイゴヨウ)」

 

スカーフ「上手そうな色したレンジャー共だ」

ケビン抜かしで変身

 

レッド「ケビンのサムライザーがどこにあるか調べないと」

グリーン「分かった!」

いったんスカーフから離れる

グリーン「呼び出してみりゃいいんだ」

 

呼び出し音が鳴る

スカーフ「この音どこから聞こえてくるんだ?」

ゴールド「サムライザーだよ」

イエロー「早く出ないと」

スカーフ「どこにある? おい! 俺の右腕から聞こえてくるぞ」

 

???「よし取り返すぞ」←変身後で引きの画だと誰の声か分からない

 

スカーフの前にデッカー登場

レッド「デッカー! まさか」

デッカー「悪いが邪魔させてもらう」

ダユウ「スカーフ、早くお食べ。お腹が破裂するくらい食べなさい」

 

スカーフ「いっただっきまーす!」

 

ジェイデンVSデッカー

デッカー「ウラマサが戦いの最中に折れたため、呪いは解けなかった」

 

デッカー「お前に負けたことを認める」

 

デッカー「ウラマサが直るまで命令に従うのみ」

レッド「もう一度倒すだけのことだ」

スーパー化

 

ゴールド「おい、こいつ、時間稼ぎしてるぞ」

レッド「何? 何のために?!」

 

スカーフ満腹状態

 

デッカー「ようしダユウ、セラーターの命令に従うぞ」

ダユウ「分かったわ」

二人でスカーフを斬る

 

レッド「何?」

ゴールド「仲間を斬った?!」

 

ダユウ「スカーフの本当のパワーは倒されて初めて発揮されるのよ」

デッカー「これでいい」

二人いなくなる

 

ピンク「本当のパワー?!」

イエロー「ケビンのサムライザーを取り戻さなきゃ」

レッド「そうだ」

レッドレンジャーがスカーフを斬って、一の目撃破&サムライザー取り戻す

 

レッド「ケビンのサムライザーは正常に動いている」

 

スカーフ二の目になる

 

ケビンが走ってくる

ケビン「ジェイデン! サムライザーがなくたって一緒に戦う!」

イエロー「ケビン!」

レッド「ちゃんとあるぞ、ケビン」

ケビン「取り戻してくれたのか?」

レッド「あぁ」

 

ケビン一人変身…そしてロボ戦へ

苦戦

 

ブルー「ブルゾードを使わないと勝てっこないぞ。サムライギガゾードだ」

グリーン「だけどあれは危険なんだぞ」

ピンク「もし失敗したら」

ゴールド「もう最悪だぁ」

ブルー「そんなのやってみなきゃわからない! みんなのゾードを呼び出すんだ。ジェイデン、迷ってる暇はない!」

レッド「そうだ、ケビン。やってみよう」

 

ブルディスクをセット

レッド「ブルディスク! ケビン、頼むぞ。研究の成果を発揮してくれ」

ブルー「ああギガゾードになればすべてのゾードのパワーを引き出せる!」

 

全合体ってやつね。あの流ノ介特製の説明書みたいなの出てこなかったー。ブルーレンジャーが一人、本は見てたけど。うわぁそしてショーグンモードに。ごついー。

 

ジェイデン「いいチームワークだった。ケビン、ありがとう」

ケビン「いいんだ。ちょっと別のチームを助けてくる」

 

 

プールで遊んでるバルクとスパイク。

 

 

地区大会。ケビンが見に行っている。足をさするノア。

ケビン(まずい。ノアの足がつってる。あのままじゃ勝てない。このまま友達を放っておいていいのか)

 

ケビン「ノア、待て。痛いんだろ」

さっきまで客席にいたのに、もう水着に着替えてるぅ

ノア「あぁ…」

ケビン「大丈夫。僕に任せろ」

ノア「本当か?」

ケビン「あぁ! 仲間だろ」

ノア「あぁ」

ケビンが飛び込んだところでシバハウス外観へ

 

ジイ「じゃ成功したのか」

ジェイデン「そうかなりのものだよ。アントニオも一緒に戦えるし」

ジイ「そうか…」

二人が外のテーブルで話してるところにケビンが来る

 

ジイ「ケビン、大会はどうだった?」

ケビン「あぁ、無事に優勝できた」

ジイとジェイデン顔を見合わせる

ケビン「みんなとちゃんとお別れできてよかったよ。いろいろ心配かけたと思う。だけど今はこのチームが一番だから」

ジェイデン「ちゃんとわかってるよ」

3人でにこやかエンド。なんで3人だけなんだっ!

 

 

まず水泳仲間の顔が白人でジャージだったり水着になったりするともう顔がよく分からなくなる。あと、声優さん基本的にみんなかっこいい声だけど口調に特徴があるわけじゃないから似て聞こえて、特に変身後に遠目の感じだと誰がしゃべってるのか分からなくなるんだよね。

 

この話は水泳選手と歌舞伎役者の違いだけでほぼそのままというか。シンケンだと三十三幕で再登場した十臓が三十四幕にも出てたけど、パワレン版はこの回にまとめて登場させた感じ。ケビンは流ノ介みたいなテンションにならないから只々まじめ。