Team Spirit(第二十幕 海老折神変化)
シバハウス。誰もいないリビング。
エミリー「ねー。んー? みんなどこ行ったの? 私だけお留守番?」
こっそり部屋に入ってくるケビン
ケビン「バレないようにって大変」
ミア「あら頑張ってよ。準備してるとこ見つかったら台無しじゃない」
マイク「明日が楽しみ。お姉ちゃんがいない初めての誕生日。楽しい日にしてやりたいもんね」←優しいなぁ
ノックの音にハッとするケビンとミア。入って来たのはジェイデン
マイク「今のふたりの顔、ザンドレッドが来たのかと思ったぜ」
ケビン「だってエミリーに見つかりたくないから」
ジェイデン「エミリーなら出掛けたよ。ケーキは?」
ミア「材料は厳選したわ。後はエミリーに気付かれないように焼くだけなの」
男子一同「やめろ!」
ケビン「あ、ほらバレるとまずい。アントニオが予約してくれたし」
ミア「あ、そっか」
何となく気まずい4人。
人物紹介オープニング
六門船
マスター・ザンドレッドがデッカーを助けたことを知ってるんだぞ、とダユウに言うオクトロー。ダユウにうどん頭って言われてるよ。
川で釣り糸を垂れるアントニオ
アントニオ「どうした? ほら食えってば。何だよ、今日はかくれんぼか? (後ろのクーラーボックスに向かって)エミリーの好物さ。彼女いい子だろ。最初から俺のこと仲間に入れてくれた。だから明日の誕生日には最高のプレゼントをあげたいんだ。あぁ心配するなって。ちゃんとお前のこともばっちり動かしてやるから。お前も誕生会には出てもらうからな」←ずーっと海老折神…クロウゾードに話かけるアントニオ。シュールだなー。
三途の川が荒れている。そこにやって来たのはスプリットフェイス(ウタカサネ)。
森を歩いていたデッカーと釣りを終えたアントニオが遭遇。
アントニオ「なぁ、あんたが持ってるそれ、釣竿だろう? そっちかなりいいよ。朝は全然だったけど今になってガンガン釣れた」
デッカー「釣りなどせん」
アントニオ「そう。腹減ってるだろ。ランチどう? 今、特別な魚料理を開発中なんだ。あんた、そいつにチャレンジしてみないか?」
デッカー「また今度な」去っていく
サムライモーファーが鳴る
アントニオ「はい」
ジェイデン「すぐ戻ってくれ。ナイロックが現れた」
スプリットフェイスが街に現れて魂を食べまくる。そこに現れたジェイデン達。しかし、エミリーの魂が食べられてしまう。スプリットフェイスは24時間したら食べてしまった魂は永遠に俺のものになる、と言い残し、三途の川へ戻っていく。
夜のシバハウス
ベッドに寝かされているエミリー。
ジイ「エミリーを含め、多くの人々が魂を奪われた」
病院でも混乱が起きている
ジイ「被害者は皆、眠ったままの状態だそうだ。何とかしないと」
ケビン「明日の夜になったらみんな永遠に眠り続けることになる。その前にあのナイロックを倒さなきゃ」
ミア「だけど冥界に逃げられちゃったわ。どうすればいい?」
マイク「分からない。でも…どんなことをしても救ってみせる」
森を歩くアントニオ
アントニオ「絶対エミリーを助けるんだ」
クロウゾードにモヂカラ(…シンボルパワーだっけ)を送る。
六門船
余裕のスプリットフェイス
シバハウス。看病するミア。
ミア「エミリー」
マイク「エミリー? エミリーが起きた」
エミリー「ごめんなさい。やられちゃって」
マイク「いいんだよ。無事でよかった」
エミリー「そうやって無理に励まさなくてもいいわ。自分でも分かってるの。空っぽだって」
ミア「心配ない。何とかするから」
ジェイデン「俺達に任せろ。君の魂は絶対取り戻す」
ミア「そんな。また眠っちゃった」
マイク「エミリー」出て行ってしまうマイク
ケビン「マイク!」追いかけるケビンとミア
ジェイデン「(ジイに)エミリーを頼む」
ナイロックが消えた隙間の前←よくあんな同じようなコンクリートの柱作ったなー
マイク「ナイロック。出て来い、弱虫。エミリーの魂を返せ。返すんだ!」
ケビン「やめろ」
ミア「落ちついて。そんなことしても無駄よ」
マイク「じゃあどうする? なぁミアどうすりゃいいんだ」
ケビンもミアも何も返せない
ジェイデン「マイク」と駆け付けたところにデッカー
ジェイデン「お前…」
デッカー「タイミングが悪かったな。一騎打ちをしようにもお前はそれどころではないようだ」
ジェイデン「分かってるなら消えろ。遊んでる暇はないんだ」
デッカー「冥界に行く方法を教えてやろう」
マイク「ホントに?」
デッカー「人間であることを捨て、ナイロックになるのさ。そうすれば隙間を通り抜けられる」
ジェイデン「お前、自分でそうなったのか」
デッカー「なぜそうなったのかは分からん。だがこの俺が証拠。お前もなってみろ。そうすれば人間を超えた戦いができる。俺との戦いもより素晴らしくなるだろう」変身したもののそのまま去っていく
ミア「ナイロックになる?」
シバハウス。眠っているエミリー。
ジイ「エミリー、頑張るんだ」
マイク「俺やるよ」
ジェイデン「待て。世界を救わなきゃならないんだぞ。なのにそんな…」
マイク「俺だけでやるよ。エミリーは最高だ。誰より優しい魂をナイロックに渡すもんか」
ケビン「マイク、その気持ちはよく分かる。みんな同じだ。でももっと多くの人を救わなきゃ」
マイク「今救わなきゃならないのはエミリーだ。どんなことをしてもね」
ミア「エミリーも入院している人達もみんな救わなきゃ。私も行くわ」
ジェイデン「待て。俺達はチームだ。全員で行く」
アントニオ「ちょっと待って。メンターが行くなって」
ジェイデン「アントニオ?」
アントニオ「この俺が奴を隙間から釣り上げてやるから」
ケビン「釣るってマジで?」
アントニオ「強力なシンボルパワーが必要だ。それとクロウゾードも」
六門船
まだまだ余裕のスプリットフェイス
ジェイデン達はクロウゾードにシンボルパワーを送り続ける。
「シンボルパワー復活」
この前の戦いでアントニオがつけたシンボルが磁石のようにスプリットフェイスを冥界から釣り上げた。今度の戦いではちゃんと攻撃ができるようになり、一の目を倒す。
エミリーがいなくて合体はできないが、クロウゾードがクロウバトルゾードになり戦う。ジェイデン達もサムライバトルウィングとなり応戦。二の目も撃破。
シバハウスに光が差し込み、エミリーの魂が戻る。
夜のシバハウス
廊下をミアがエミリーの手を引っ張って歩いてくる。
ミア「こっち」
エミリー「ミア、どうしたの? 私もう大丈夫よ」
ミア「分かってる。でももっと気分がよくなるわ」
エミリー「何これすごい」
男子一同「サプラーイズ。ハッピーバースデー」
ケビン「驚いた?」
エミリー「うん」
マイク「お姉さんから」バースデーカードが届いていた
アントニオ「誕生日って言ったらさ、やっぱこれだよね。ケーキ」黄色くて大きなケーキ。クロウゾードも一緒にお祝い。
エミリー「みんな最高だわ」
ジェイデン「違うよ。マイクが言ってた。君が最高だ。無事でよかった」
ミア「そうよ」
ジェイデン「今日の勝利は特別だな」
ミア「ケーキ食べる?」
エミリー「あ…これミアが焼いてくれたの?」
ミア「違うの、ごめん。お店に頼んじゃった」
エミリー「忙しかったもんね(嬉しそう)。じゃあ食べよう」←こっちはエミリーも男子と同じ味覚です
ケビン「ロウソク消して」
ミア「お願いしてから」
ふーっと消したロウソクは2本。二十歳くらいなのかなぁ?
マイク「はいこれプレゼント」
アントニオ「クロウゾードの分も」
ミア「ちょっと待って順番よ」などとパーティーは続いてます。
シンケンより、エミリーのお姉さん、アントニオはサムライではない、ミアは料理が下手…が強調されてるような気がする。ここにエミリーのお姉さんネタを持ってくるのはほのぼのしていいな。マイクがいちいちエミリーに優しい。
エンディングに毎回声優さんが一人ずつ短いトークをするのですが、今回はメンター・ジイ。ですが、途中でマスター・ザンドレッドの声に! かけもちだったんだ! ザンドレッドはクレジットなしだったけど、そういうことだったのか。