The Blue and the Gold(第十九幕 侍心手習中)
外で遊んでいる子供達。ボールが転がった先にナイロックの姿。他にも子供のおもちゃが盗まれて、ベタベタした液状のものが残されていた…こんな話だっけ?と思ったら、シンケンだと女性が攫われる話だったっけ。
シバハウス
アントニオ「見てくれ」
マイク「マジ?」
アントニオ「これは俺達の新しい友達のクロウゾード(海老折神)だ」
ジェイデン「どこから持ってきた?」
ジイ「数年前の戦いで破損したのをしまっておいたんだ」
アントニオ「で、メンターに『こいつに魔法をかけてくれ』って言われたんだ」
ジェイデン「え?」
ジイ「試してみたんだよ。直せるかどうか」
アントニオ「簡単だったよ。サムライパワーを司るシンボルをプログラムし直せばクロウゾードは戦える」
エミリー「すごいわ」
アントニオ「だろ」
ミア「あなたって電子シンボル使えるの?」
アントニオ「時代の最先端だろ?」
ケビン「すごいけどコンピューターオタクだな。サムライじゃない」
エミリー「え…」
アントニオ「あのさ、俺はあんた達と違ってサムライ一族じゃない。でも俺なりに役に立ちたい」
ミア「ケビン、あなたもアントニオを認めたでしょ。忘れたの?」
ケビン「チャンスをやっただけだ。本物のサムライってのはそうやって機械をいじるだけじゃない」
アントニオ「だよね。サムライには心が大切だ」
ジェイデン「ケビンが認めるかはお前次第だ」
シンケンだと流ノ介と源太が言い争いになって茉子が止めて…って感じだけど、ケビンは部屋を出ていき、アントニオはしょぼーんとしてる。一方的に言われててアントニオがちょっとかわいそうに見えてしまう。
港で釣竿を使って稽古しているアントニオの元にミア、マイク、エミリーがやってくる。
エミリー「いい動き」
ミア「アントニオ、元気?」
アントニオ「ケビンは忙しいんだな。本物のサムライをマジで目指してるからか」
ミア「小さい頃から伝統を守って育って来たの」
アントニオ「俺は伝統を学んでないからダメってこと? でもさ、戦えるって証明したろ」
エミリー「それにクロウゾードも直したもんね」
ミア「あなたに真剣に取り組んで欲しいだけだと思うのよ」
マイク「『食べる』、『飲む』、『寝る』が基本だよ。やって見せなよ」←なにそれ
人物紹介オープニング
六門船
ザンドレッド「オクトロー! フューリーワルトを黙らせろ」←フューリーワルトって何だっけ?ってススコダマだ。ダユウの話によると、オクトローは三途の川を抜け出す作戦を考えているらしい。
オクトローは森の中で井戸を覗いている。子供たちのおもちゃを持ったムーガーを引き連れたナイロックがその井戸へ向かう。
夜のシバハウス
こっそり忍び込んだアントニオが鎧に小型カメラを仕掛ける←源太が黒子になったのをどうするのかと思ったらそう来たか。
アントニオ「このカメラでケビンの修行を全部見せてもらうからな。シーッ」いろんな場所に小型カメラをつける。
アントニオ「サムライなるための『食べ方』、『飲み方』、『寝方』ケビンスタイルを勉強だ」
三途の川
倒れているデッカーに話かけるダユウ
ダユウ「あぁデッカー。とどめは刺されてなかったのね。運命は残酷だわ。完全に負けていれば呪いも解けて安らかな最期を迎えられたはずよ。でもそう簡単にはいかない。どうして私を助けたの?」
回想 6話でダユウを助けるデッカー
ダユウ「もしかして私を覚えてるの?」
デッカー「うぅ…」
シバハウス
PM8:00 ひとり室内で稽古しているケビン。すぐそば(廊下だけど)でそれをタブレット(?)で見ているアントニオ←覗いた方が早くないか?
PM11:00 書の練習
PM11:30 ウトウトするアントニオ。ケビンは書を読んでいる。
アントニオ「これがサムライの生活か」
AM0:00 就寝
バルクとスパイクが寝ている部屋にもナイロックが入り込み、ぬいぐるみを盗んでいく。
早朝、走り込みに出かけたケビンをアントニオも追いかける。
翌朝目覚めたバルクとスパイクはぬいぐるみが盗まれたことを知る。盗まれた場所はまたしても透明のベタベタ。
走るケビン。
アントニオ「修行してさらに修行か。しかも全部時間が決まってる」
ケビンが森に入ると、不審な笑い声が聞こえてくる。
ケビン「聞いたか、アントニオ」
アントニオ「あぁ聞いた。何だよ。はぁ…気付いてたのか。」
ケビン「ゆうべからな。行くぞ。あの笑い声の正体を突き止める」
アントニオ「カメラを見つけたのか? どうやって? サムライの生活を見たかったんだ」
ケビン「分かってないな。スパイ映画みたいにはいかないんだよ。遊びじゃないんだ」
アントニオ「違う、俺だって本気で学ぼうとしてるんだってば」
ケビン「(呆れて首を振る)」
アントニオ「ケビン、待って」
井戸の前
気に入ったおもちゃを30個も捨てられたら子供がワンワン泣くだろうなーって話にしたんだね。その涙で三途の川がいっぱいになって、井戸に流れ込む。三途の川で出来ている斧でおもちゃを壊す、と。
アントニオ「子供を泣かせるためにおもちゃを盗んだのか」
ケビン「あぁあの井戸が使えるようになったら大変だ。ジェイデンに連絡する…つながらない」
アントニオ「妨害されてるな」
岩の陰に隠れていることがオクトローにバレ、変身するケビンとアントニオ。
アントニオ「結界? だから通じなかったんだ」
ケビン「何者だ? 他のナイロックとは違うな」
今回のナイロックはアントベリー(オイノガレ)、ヌルヌルしたものを吐きだして、ケビンもアントニオも思うように武器を手にできなくなる。素手で戦うが苦戦し、オクトローに飛ばされてしまう。オクトローにおもちゃを壊すよう言われたアントベリーだが、自ら吐き出したヌルヌルのために斧が使えなくなってしまっていた。
六門船
三味線の音が乱れて、何かを隠しているとザンドレッドに詰め寄られるダユウ
回想
デッカーを助け起こすダユウ
デッカー「すまない」
ダユウ「大したことじゃない。サムライレンジャーから助けてもらったからそのお返し」
デッカー「そうか」
ダユウ「なぜレッドレンジャーと戦いたいの?」
デッカー「最高の戦いをしてみたい。ただそれだけだ。気がついた時からずっと」
ダユウ「過去のことは覚えてないの?」
デッカー「あぁ何も。このウラマサが訴えかけてくる。戦いたいとな。だから最高の戦いを用意してやらねばならん」
ダユウ「なるほど。だけど他に大切なものはないの?」
デッカー「呪われた俺には戦いを求めるしかない。ただそれだけだ」
この辺はこちらのオリジナル展開だねー。続きを弾くようダユウに求めるザンドレッド。
シバハウス。朝食中。ボウルにいっぱい入ったフルーツとオレンジジュース。
ジェイデン「ケビンは?」
ミア「朝の修行から帰ってるはず」
マイク「いっつも時間通り。時計代わりになるぜ」
ジェイデン「嫌な予感がする」
ムーガー達が森でケビン達を探す。ケビンとアントニオは岩陰にいる。
ケビン「ダメだ、やっぱり通じない」
アントニオ「早く奴らを止めないと」
ケビン「その怪我じゃ戦えない。僕が行く」
アントニオ「ひとりじゃ無理だ」
ケビン「僕なら心配ない。いいか、奴らがいなくなったら助けを呼べ」
アントニオ「ケビン、待て」
ひとり素面で敵陣に乗り込むケビン。そしてアントニオ。
ケビン「アントニオ、どうして来た?」
アントニオ「他のみんななら一緒に戦うだろ。サムライと思ってないんだろうけど、俺は弱虫でもない。サムライって伝統に従うだけじゃないはずだ。戦士なんだから。世界を守るんだろ」
ケビン「アントニオ」
アントニオ「みんなが困ってたらサムライは戦うだろ。どんな状況でもサムライは逃げたりしない」
ケビン「そうだな。それこそ真のサムライ魂だ。やれるか?」
アントニオ「任せろ。俺達なら奴らを倒せる」
ケビン「ジェイデン達が来るまで何とか耐えるんだ」
アントニオ「連絡出来た?」
ケビン「いや、だが僕が時間通りに現れなきゃ何かあったと思うはず。頼りにしてるぞ、行こう」
アントニオ「修行に遅れるだけで気付くかな?」
ケビン「僕がサボるなんてこと絶対にないからな」
アントニオ「自信があるんだな」
ケビン「僕らはひとつのチームだからね。しっかりかみ合ってるんだ。今僕がやるべきことは全力で戦うことさ」
シバハウスの時計が午前8時を指す
ジェイデン「こんなに帰って来ないなんてありえない。いつも8時にはここにいるはず。しかも連絡もないなんて。よし、捜しに行こう。何かあったんだ」
森を歩くケビンとアントニオ。崖を登る。
ケビン「捕まれ」
ガッチリ手を掴んで崖を登ると、そこにはムーガー達が待ち構えていた。
アントニオ「準備はいいか? まとめて倒してやろう」
腕を吊っていた手ぬぐいを裂く
アントニオ「これで剣を手に縛れ。あのヌルヌルがかかっても落とさずに済む」
ケビン「なるほどな」
二人は変身して戦う
アントニオ「雑魚は片付けた」
ケビン「そうだな」
アントニオ「さあ行こう」
ケビン「ああ」←あーダメだ、変身後だと途端にどっちがどっちの声か分からなくなる(-_-;)
まだ斧を研いでいるアントベリー。おもちゃをいよいよ壊そうとした時にケビンが龍折神を飛ばして斧を井戸に落としてしまう。
アントベリーと戦うケビンとアントニオだが、やはりヌルヌルに苦戦。そこに現れたのはジェイデン達。オクトローはレッドレンジャーが現れたので逃げていく。ケビンとアントニオで一の目撃破。井戸毎壊す。そして二の目も撃破(今週も簡素)。
「サムライレンジャー、勝利は我らに」
シバハウス。座敷でおもちゃを整理するケビン、マイク、アントニオ。
マイク「子供から盗むなんて奴ら最低だよな」
ケビン「ちゃんと返さないと。それでこそサムライだ。だろ? アントニオ」
笑顔で返すアントニオ
部屋に入ってくるジェイデン、ミア、エミリー。
ジェイデン「こっそり返すべきだろうな。下手に注目されたくない」
エミリー「なんだかサンタみたいね」
ミア「ホーホーホーって」←何かのモノマネ? アメリカ人ならわかること?
アントニオ「よーし」ケビンとグータッチ
おもちゃをこっそり返し、気付いた子供やスパイクが喜んでいる。
シンケンだとまた言い争いで終わってたけど、そうじゃないんだね。なーんかそういうとこがつまらないんだよなー。ケビンが真面目すぎるー。ケビンとアントニオ以外出番少なっ。