前回の続き。突然殿の役目を終えることになった丈瑠は十臓と刀を交えることになった…ここでオープニング。
この回は殺陣が見どころ。丈瑠はショドウフォンを持ってるから、変身して戦うことも可能なのね。
源太はダイゴヨウと丈瑠を探す。
志葉邸。
(彦馬「殿が行かれるとすれば、あそこしか…」)
茉子達が奥座敷に来る。
茉子「彦馬さん、丈瑠探しに行くならわたし達も」
彦馬「お前達」
ことは「殿様がいてへんなんて、うちやっぱり」
流ノ介「このままでは納得できません」
千明「とにかく丈瑠と話したいんだよ」
彦馬「すまん。外道衆を倒すためにもお前達を欺き通せと殿を叱咤して来たのはわしだ。詫びて済むことではない。しかしここは殿の言うように」
丹波「日下部、いつまで殿殿と言っておる。今侍達が護り、共に戦うべきは志葉薫様のみ」
彦馬「確かに。侍達は姫のおそばにあるべき。しかし…この日下部彦馬、殿をお預かりした時より17年。誠の殿と心に決めて、お育てしお仕えしてまいりました。そう決めなければ私も殿も…ご無礼を。では私は」
千明「爺さん…」
丹波「誠の殿とは何事」扇子が飛んでくる
薫「丹波、影がいてくれたからこそ私は無事でいられ、封印の文字を習得する時間が稼げた、ということを忘れるな」
丹波「はぁ…しかし影も役目を終えてホッとしているのでは。偽りの暮らしも楽ではございますまい。何もかもぜーんぶ嘘ですからなぁ」
ことは「全部…嘘」
薫「丹波、お前はしばらく口を閉じろ」黒子に猿ぐつわをされる
つり橋の上で戦う丈瑠と十臓
十臓「存在するのはただ剣のみ。するべきことはただ戦いのみ」
丈瑠「確かに。これだけは本物だ。一切嘘がない」
六門船ではシタリがオボロジメに命を注入していた。生きていたいから命を半分あげるってなんだかすごい。
奥座敷には家臣達がいる。
千明「ったく丈瑠も爺さんもこの世を護るためって言えば、俺達が動けないと思って」
流ノ介「実際その通りだ。我々はその一点だけはどうあっても揺るがせるわけにはいかない」
千明「でも! このままでいいのかよ。本物の姫だからって姫を護ってればいいのか」
流ノ介「侍としてはそれが…そうできればどんなに」
茉子「丈瑠はさ、ずっとこうやって抱えてきたんだよね。わたし達に嘘ついてるからわざと距離置こうとして…もっと早く気付けてたら」
千明「言ってくれりゃあよかったんだよ」
ことは「殿様、しんどかったやろな。うちが殿様殿様って言うたんびに辛い思いしてはったんかな」
テンゲン寺に到着した彦馬。丈瑠達を発見し、戦いを止めようとする。その彦馬をかばって崖下に落ちていく丈瑠と彦馬。
再び志葉邸。
ことは「嘘があったら全部嘘なんかな。今までのこと。殿様と一緒にいた間のこと。全部。」
茉子「ことは…」ことはの手を握る。
流ノ介「嘘かもしれないな。そう思えば迷うことはない」
千明「流ノ介…」
スキマセンサーが鳴る。街ではオボロジメが暴れていた。源太が発見し、変身。この回は柴崎監督だからCGが面白いんだよなー。
流ノ介達が場所を確認している遠くから薫が。
薫「皆思うところはあるだろうが、私と一緒に戦って欲しい。頼む」
源太が一人応戦しているところに、姫が率いるシンケンジャー登場。変身解除され、複雑な表情で名乗りを見つめる源太。千明が助けるが
源太「なぁお前ら本当にあのお姫様と一緒に」
千明「もっと憎たらしいお姫様なら簡単だったのにな」
彦馬を介抱する丈瑠
彦馬「殿、お許しを」
丈瑠を探し回る十臓…Aパート終わり。
オボロジメと戦うシンケンジャー。姫のモウギュウバズーカで一の目を倒す。シタリに命をもらったオボロジメは二の目が倒されても、三の目まであった。
彦馬「ジイは殿が幼い頃より、ただひたすら志葉家十八代目を背負うことのみ厳しく」
回想
泣きながらモヂカラの稽古をする幼き丈瑠
彦馬「当主としてお育てし、血の滲む努力で火のモヂカラも覚えていただきました。全てはあの日の約束を守るために」
回想 丈瑠の家?
丈瑠の父「決して逃げるな。落ちずに飛び続けろ。日下部殿、この子はまだこんなに小さいがきっと…」
彦馬「安心してくれ。今日より命を懸けて支え続ける。落ちぬように。我が殿として」
丈瑠の父「決して逃げるな。外道衆からこの世を護れ」
彦馬「殿は当主としては完璧に成長された。しかしそれはこのような局面で仇になるとは」
丈瑠「ジイ…」
執念深く追ってくる十臓。
姫率いるシンケンジャーで三の目も撃破。
源太は屋敷で手当てを受けていた。そこに戻ってくる流ノ介達。流ノ介の胸倉を掴んで語りかける源太。
源太「なぁお前、頼む。丈ちゃんが何もないって言うんだよ。そんなことねぇよな」
そこに彦馬が黒子に支えられて帰って来た。
茉子「彦馬さん、どうしたんですか?」
彦馬「殿が…殿が」
丈瑠と十臓の乗馬アクション…すげー。
丈瑠の元へ向かおうとする茉子と千明とことは。流ノ介は動けずにいた。
千明「流ノ介、行かないのかよ」
流ノ介「私は侍として!」茉子がそっと流ノ介の肩に手をかけ、3人で丈瑠の元へ向かう。
彦馬「偽りの殿と家臣であっても流ノ介達と心を通じ合っていく様子が…それは嘘だけではないはず。嘘だけでは」
だが戦いに身を投じる丈瑠。
流ノ介「殿ー!」
何だかいちいち茉子の言葉、行動がいいなぁ。アクション中心の回かと思ってたんだけど、当たり前だけどそればっかりじゃない。姫も性格悪いわけじゃないし。後からやって来た姫を悪人として描かないというのがまたうまいよなぁと思う。