PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

第三十九幕「救急緊急大至急」(再)

ある島で火を焚きながら呪文を唱えているアクマロ。その灰が島の住人にかかり、その灰を浴びた者はケンカを始める。それはアクマロの術で、護摩壇の火を絶やさぬよう十臓と薄皮太夫に言う。

奥座敷。島の様子がおかしいので乗り込むことにした丈瑠達。…でオープニング。

島に乗り込む丈瑠達。服装が冬っぽくなってきてる。

千明「んー、別に普通って感じ?」

茉子「でもないでしょ。嫌な気配はあるよ」

流ノ介「まずは手分けして様子を探ってみますか」

丈瑠「あぁ」

千明が源太を誘い、流ノ介がことはと行動を共にし、丈瑠と茉子が歩き始める。家々を眺めて様子がおかしいことに勘付く2人。

源太「茉子ちゃんの言う通り、確かにいやーな気配はあるな」

千明「うん」

最初に石が投げられたことに気付くのは千明。大量の石を投げられ逃げる2人。

流ノ介「妙だな。島の人達どこへ?」

逃げる子供を追いかける。子供から話を聞く。

最初に灰を浴びて凶暴化しているカップルに出くわす丈瑠と茉子。このカップルの男性の顔を見たことあるなーと思ってオープニングのテロップ確認したらニックのスーアクさんだー! 顔出しでヒロムとインタビューしたの見たんだー。再放送ってこんな発見もあるんだな。

 

茉子「この人達普通じゃない」

丈瑠「操られてるのか」

襲いかかる2人をかわす。

軽トラで追いかけられる源太と千明。

流ノ介からの電話を源太と千明は軽トラに追いかけられながら、丈瑠と茉子はカップルを気絶させながら受ける。黒い灰を浴びた人達が自分以外の人間を敵だと思い込んで戦っているらしい。山で集合することにし、電話を切る。

流ノ介とことはの前に現れたのは薄皮太夫。源太と千明の前にはアクマロ。丈瑠とことはの前には十臓。源太と千明はアクマロに灰をかけられ戦う。流ノ介とことはは薄皮太夫と戦うが、川に落とされてしまう。十臓と戦う丈瑠と茉子。

十臓「シンケンレッド…お前なぜ弱くなった?」

丈瑠「何?」

十臓「お前は自分を惜しむようになった」

攻撃を受け変身解除する丈瑠

茉子「丈瑠!」

十臓「つまらん」

茉子「丈瑠! しっかりして! 丈瑠! 丈瑠!」

千明と源太はそれぞれ別の場所に隠れる。源太の狂気の表情がちょっと怖い。

彦馬に報告を入れる茉子。山小屋で丈瑠は上半身裸で包帯を巻かれている。

彦馬「それで流ノ介達は?」

茉子「それが全然連絡取れなくて」

彦馬「分かった。わしの方でも連絡を取ってみる。殿を頼むぞ」

茉子「はい」

浮かない表情の丈瑠

回想 十臓『シンケンレッド…お前なぜ弱くなった?』

丈瑠の様子をうかがう茉子

河原で倒れる流ノ介とことは。寒そう!…Aパート終わり。

六門船。アクマロのやることに地獄ごっこと嫌味を言うシタリ。

護摩壇の番をする十臓と薄皮太夫

太夫「お前、シンケンレッドにとどめも刺さずに来たようだな」

十臓「あれはもう面白くない」

太夫「?」

十臓「裏正が戻ってきたところであの正に骨の髄までバラバラになる戦い…望むべくもないとはなぁ」

山小屋。茉子がコップに水を入れて差し出す。

茉子「丈瑠」

丈瑠「あぁ…悪い」

茉子「気になってるの? 十臓が言ったこと。前の戦いで勝ったのは丈瑠の方じゃない。弱くなったとも思わないし」

丈瑠「腕じゃない。十臓が言ってた通りだ」

回想 十臓『お前は自分を惜しむようになった』

茉子「悪いこととは思えないけど」

丈瑠「少なくとも1人で戦っていたときとは違う」

茉子「うん、確かに最初の頃の丈瑠とは違うよね。特に最近はどんどん何ていうか…」

丈瑠「お前達と戦うのが普通になってる」

茉子「ていうかみんなと一緒にいるのが普通って感じかな。わたしもそんな感じかな。流ノ介達もそうだと思う。それっていいことじゃない? 昔の殿様と家臣とは違うかもしれないけどわたし達はこれが…」

丈瑠「違う!」

茉子「え? 丈瑠?」

丈瑠「俺は…違う!」

茉子「待って。どこ行くの?」

丈瑠「いつまでも島の人たちを放っておけないだろう。早く山へ…」

茉子「そんな怪我じゃ無理だよ。わたしが行くから丈瑠は…」

突き飛ばされ、はっとした表情になる丈瑠。驚く茉子。

茉子「丈瑠」

小屋を飛び出す丈瑠。追いかける茉子。

回想 茉子『ていうかみんなと一緒にいるのが普通って感じかな』

(丈瑠「俺はいつから…イヤ、分かってて目を逸らしたんだ」)

回想 十臓『なぜ弱くなったんだ?』

(丈瑠「よりによってあいつに見透かされた。俺に許されるはずなかった。もっと強く…!」)

(茉子「丈瑠どうしたの? 何を言おうとして…」)

十臓と薄皮太夫の元へ駆け付ける丈瑠。十臓はすっかりやる気をなくし、薄皮太夫に攻撃されそうな丈瑠をかばってケガをする茉子。

丈瑠「茉子…バカ…俺の事はいいから」

茉子「忘れたの? 約束でしょ。命を預けるし、命を預かるって。その約束が丈瑠を弱くするとは思わない。一緒にいて一緒に戦ってこの世を守る。丈瑠、私が今言えるのはそのぐらい…一筆奏上」

茉子が戦う様子を見て

丈瑠「茉子…今はこの世を守るために…一筆奏上」

丈瑠はスーパーシンケンレッドとなり、バズーカと刀の二刀流でナナシを斬りまくる。

薄皮太夫と戦う茉子

太夫「この世を守るか。それほどの価値があるとは思えんが」

茉子「それは価値を自分で手放したからでしょ」

心を閉ざした丈瑠が冷酷にナナシを倒していく。十臓と対峙。

十臓「撃っていいぞ。もうやりあってもつまらん」

丈瑠はモウギュウバズーカを十臓に向けたように見えて、十臓の背後の護摩壇を爆破する。島の住人達は元通りになる。

十臓「わずかだが残っているらしい。俺の肌を泡立たせるものが」

十臓と丈瑠の間にアクマロが入り、戦いは中断させられる。アクマロは切神とノサカマタを使って攻撃をし、丈瑠は有無を言わさぬ戦いぶりであっという間に倒してしまう。一本締めもしない丈瑠。

島を出るときも源太達がはしゃいでいるのに、丈瑠の様子がおかしい。

ことは「殿様?」

茉子「…」

回想 丈瑠『俺は…違う』

(茉子「何が…」)

ことは「茉子ちゃん。殿様、何かあったん?」

茉子「え? あぁ…うぅん。行こう」

六門船

ススコダマをひねりつぶすドウコク。

夏の映画はエンディングをカットしてたのに、今回はエンディングはまだ通常だったけど、その後のVSゴーオンの宣伝はそのまま流してました。普通これは再放送です。みたいなテロップ出すのにそのまんま。

いや~これもまた印象深い回です。桃李くん自身が初めて影武者だと聞かされた回だそうです。ここからしばらく桃李くん自身も秘密を持って暮らしてたんだなぁ。茉子は気を遣って山小屋でも距離を取って座ってるし、突き飛ばされたのに深く事情を尋ねることもしない。

丈瑠の事情を思うと、かわいそうだなと思うけど、この回あたりから数回、茉子は報われないよなぁと思って、次の回からちょっと見るのが辛いです。