PeachRedRum

高梨臨ちゃんのファンです

帰ってきた侍戦隊シンケンジャー特別幕

帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 超全集版 (初回生産限定) [DVD]帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 超全集版 (初回生産限定) [DVD]
(2010/06/21)
松坂桃李相葉弘樹

商品詳細を見る

物語はいきなり始まります。時代劇、西部劇、刑事ドラマ、学園ラブストーリー…とどんどん場面が切り替わりながらドラマが進んでいき、徐々にシンケンジャーもその世界に矛盾を感じながら、さらに動物もの、アイドルコンサート、スペースオペラと外道衆に幻を見せられていたことに気付き、デメバクトを倒していくというストーリー。

今までお遊び回がほとんどなかったシンケンジャーには珍しくコスプレ祭りでもあります。それぞれの世界はそれぞれが見た幻でもあり、殿様評判記(時代劇)=殿、荒野の握り(西部劇)=源ちゃん、情熱系(刑事ドラマ)=千明、ハイスクール(学園ラブストーリー)=ことは、ジャングル(動物もの)=流さん、歌声(アイドルコンサート)=茉子がメインになっています…が、今回の話は茉子好きには絶対見てもらいたいです!

殿様評判記は時代劇ということで、それぞれ着流しな殿などなど本物の時代劇の着物とはまた違った感じなのですが、茉子は肩出しさらし姿で殺陣にも挑戦しています。まさに姐御という感じ。西部劇では金髪縦ロール(似合う)、刑事ドラマでは新人刑事である千明を殴っちゃう刑事長・茉子。学園ラブストーリーでは男性陣が女装、女性陣が男装、他アイドルにふんする茉子、スペースオペラで不思議な髪型をした茉子…などなど多分本編で一番遊びの少なかった茉子へのご褒美のような茉子祭りでした。

ka014.jpg

ka016.jpg

特にお気に入りは学園ラブです! 元々学園モノ好きですし、三十幕も流さん、ことはだけじゃなく全員で学園に潜入してもいいのに~と思っていたくらいなので、念願叶ったりという気分だったのです。まぁ男装、女装じゃなくてフツーの学園モノも見たかったですけどね。

まぁでも茉子の男装はかっこよかった~。ことはの脳内では『うちが大好きな茉子ちゃんはみんなも大好きなはず』という感じで、モテモテ茉子が見られたし。あの殿でさえ、女装してたとはいえ、ことはに対して『斬るわよ!』って。女装姿になってベタベタ茉子の顔を触りまくる流さんや抱きついちゃう殿など本編で本来の姿で見たかったな~。

ka023.jpg

ka030.jpg

全体的にことはが茉子を好きすぎだろうって感じもあります。刑事長・茉子が千明を殴ったときも千明を心配するでもなく茉子に対して『…かっこいい』ですもん。学園ラブは言わずもがな、スペースオペラもちょっと弱気になる茉子を励ましちゃったりして。

それぞれがそれぞれをどう思っていたかが分かる感じがツボでした。殿様評判記ではそれぞれにキャッチコピーみたいなものがついていたのですが、殿様丈瑠、かぶき流ノ介、姐ご茉子、遊び人千明、笛吹ことは、寿司屋の源太と殿は姐御として慕ってたんだわ~などと妄想しちゃいますね。

刑事ドラマが千明が見た幻と思うと、誘拐された殿を救う刑事長が茉子って面白いな。シンケンジャーの実力ナンバー2の流ノ介が犯人に呼び掛ける役だし、二十一幕の親子熊を見たときも思ったのですが、意外と千明の中では流ノ介の評価は低いのか?とか思ってしまうのです。

そういえば散々予告で流されていたスペースオペラでの『りゅーのすけー』はカットされちゃったの?

惜しむらくは流さんメインの動物ものと茉子がメインのアイドルコンサートが変身後だったために、イマイチそれぞれの思いが分からなかったところかな。特にアイドルは茉子だけが変身前であとは変身後の姿でダンスしているだけなんですよね。

最後に元の世界に戻って、まるでいつもの本編みたいなエンディングを迎えたとき、彦馬が幻の世界について尋ねます。丈瑠はちょっと拗ね気味。それはそれぞれの幻の世界で丈瑠が見せた時代劇の世界以外はあぐらしてどんと座っていることが多かったため。それを『いつも通りです』と答えた茉子に『茉子ー!』と追いかける丈瑠なんてなんだかラブコメみたいで楽しかった~。

ka054.jpg

本編で見たかったな~と思う部分がかなりカバーされていて、殿と年少組がかなり茉子を頼りにしてたんだと分かったし茉子好きとしては嬉しい作品でした。